今回は新規入会が可能なキャロットクラブ2次募集について検討する記事を書いていきます、よろしくお願いします。
2次募集概要
キャロットクラブ2次募集は受付期間9月25日(月)〜27日(水)午後5時までです。
すべての既存会員と新規入会希望者が対象となり、抽選は既存・新規関係なく公平な抽選になります。
もちろん、既存会員さんで参加される方もいらっしゃるでしょうが、この募集で出資申し込みをする方は多くが新規入会チャレンジをする方だと思います。
去年は5頭が残口ありでしたが、今年は3頭と少ないですね。
特に中央馬が1頭しかおらず、残口も
・アヴェンチュラの22 22口
・パーフェクトジョイの22 46口
・レーデンボーゲンの22 47口
と全て足し合わせても100口強になっており大変狭き門です。
1.5次募集には多くの馬が残りましたが、レイデオロ産駒の先週末の激走などが影響してか、一気に口数が減りましたね。
それでは募集される3頭の評価を振り返っていきましょう。
2次募集馬3頭の評価
No5 アヴェンチュラの22
基本情報
一口:15万円
父:ロードカナロア
母父:ジャングルポケット
母優先:有
コメント
父ロードカナロアと母父ジャングルポケットの勝ち上がり率は33%と水準以下です。
ボトムラインは豪華なのですが、母系的に体質面は心配です。怪我や頓挫が多いファミリーです。
サイズは489kgとしっかりしているのはいいですね。
立ち姿を見るとアンバランスなほどトモがキュッと上がる特徴的な馬体をしています。
まだまだ成長途上でバランスが崩れているタイミングなのでしょうか?
後脚の可動域はかなり広いですね、トモがすごく上がっているのが気になりますがその分脚も長く見えて、ロードカナロア産駒っぽいずんぐりむっくり感はないです、母が出ているのでしょうか。
芝中距離ですかね?
前脚は内内に入ってくる形なので、体質が不安なファミリーの馬であることを考えると結構気になりますね。
飛節は右がブレが大きく左右差を感じました。
ローカナ産駒は晩成で緩い子が多いのでここは過度に気にしなくてもいいように思います。
→2次募集に向けて追記(主に新規向け)
高額馬+体質が弱いファミリーということから2次募集まで回ったのではないかと思います。トモ高なのは成長途中の可能性もあるので、過度に気にしなくても良いかもしれません。
2次募集に回っているとはいえ、母G1馬は伊達じゃないですしボトムラインは豪華。
新規入会この馬でできたら超万歳だと思います。
最も厳しい抽選になると思いますが、新規入会したい方はとりあえずこの馬はマストで書くことをお勧めします。
No93 パーフェクトジョイの22
基本情報
一口:18万円
父:ミスターメロディ
母父:ステイゴールド
母優先:無
コメント
前提として1800万の地方馬は超高額なので、基本的に僕はスルーです。
地方馬に一口で行くなら、地方オーナーズで共有したいです。
新規入会時にマリンノートに出資して味わいましたが、わずか数戦で見限られるので、コツコツ戦って長く楽しませてくれる系の運用はキャロットではされません。
金額的にもシビアに重賞を目指せないとなったら切られると思ったほうがいいでしょう。この方針に合うかも考えたほうがいいと思います。
維持費も100口ですしミッドウェーにずっと置かれるので正直かなり高額なので、オペレーションとしては僕はありだと思います。
ミスターメロディ産駒は出来がいいんじゃないか?的な評判も小耳にはさむのでどんな馬か気になりましたが、405kgという馬体重を見て…となりました。
キャロットでどうしても地方馬に出資したい、ミスターメロディ産駒を持ちたいという熱い思いがある方以外はスルーが妥当かと思います。
→2次募集に向けて追記(主に新規向け)
サイズが小さい地方馬というのはやはり手を出しにくいところです。
しかし、それは皆思っているわけなので、新規入会を貪欲に目指すのであればこの馬は絶対に書いておくべき1頭でしょう。
もう1頭の地方馬よりサイズが小さいですしボトムラインももう1頭の方が豪華だと私は思うので、レッドファルクス産駒の方が地方馬の中では人気になるのではないかと思います。
一口のお値段は高いですし維持費も重いですが、新規入会のためのお布施と割り切る必要はあると思います。
またここから、劇的に成長して大活躍する可能性も当然あります。ミスターメロディ産駒は馬産地での評判も良いと聞きますから、この父産駒の今後は僕も興味はあります。
No94 レーゲンボーゲンの22
基本情報
一口:18万円
父:レッドファルクス
母父:フレンチデピュティ
母優先:有
コメント
上に同じです。
1800万円の地方馬は超高額なので、それに見合った馬かはよく考えたほうがいいと思います。
重賞勝たないと、基本ペイできないです。
維持費もキャロットの場合ミッドウェーを使うので高いです。
コツコツプラス収支型のYGG的な運用はされませんから、それは肝に銘じて出資しましょう。
私の新規入会馬マリンノートは数戦で即引退になりました。
母高齢ですがボトムラインはすごいですね、半兄レインボーラインのレッドファルクス産駒の牡馬、普通に中央馬でもおかしくないです。
なぜ地方馬なんでしょうね?
4月生まれとはいえ、この馬もサイズが426kgしかないので厳しいですね。
地方馬で短い距離を戦うとなればサイズはマストで必要です。
よほどの思い入れがある方以外はスルーが妥当かと思います。
→2次募集に向けて追記(主に新規向け)
サイズが小さい地方馬、特にこの馬は血統的にも短距離をイメージしますから、426kgと一見特筆するほどの小ささには思わないようにも感じますが、地方のダート短距離馬なら500kg前後欲しいくらいなので、やはり活躍舞台を考えるとサイズ不足は否めないと思います。
ただ、記載したようにこの馬は4月生まれと遅生まれなのでここからぐっと伸びて460-70kgで出走できるようであれば、十分勝負になると思いますしボトムラインから考えれば南関東で複数勝利を挙げていてもなんら不思議ではありません。
地方馬OKだけど予算的にどちらか1頭しか書けない、少しでも走る可能性が高そうな馬を選びたいということであれば、私ならこちらを選びます。
ただ、皆そう考えると思うので倍率はこの馬の方が厳しいと思います。当然中央馬よりはまだ楽だと思いますがね。
新規入会チャレンジへの助言
最後に新規入会チャレンジをするみなさんにメッセージです。
今のキャロットに本気で入りたいなら、1年目は入会用と割り切ることが大切です。
残った中でも少しでも可能性が高そうな馬を…と皆考えますから、それをしていると確率的にはかなり厳しいところに突っ込んで行かざるを得なくなります。
今年のラインナップでは口数も頭数も少ないですから、本気で入会したいなら全頭1口ずつ書いて祈る以外の選択肢はないと思います。
全部書いても、全落ちって人も全然いるんじゃないでしょうかね?
ただ、それではあまりにも…ですし、予算的に全部当たったら困ると言う人もいるでしょう。
そんな方に1頭だけで入会チャレンジするとしたら…地方馬1頭入魂ですね。
私ならパーフェクトジョイの22をオススメします。
理由は簡単で、1番倍率が低くなる可能性が高いからです。
キャロットクラブの地方馬は正直めちゃくちゃ維持費も初期費用も高いです。
地方重賞取らないと回収できないような馬ばかりです。
なので、基本的には皆敬遠気味です。そこを狙いましょう。
維持費は確かに100口募集なので高いですが、箸にも棒にもかからない場合はキャロットの見切りは結構早いです。私が入会した時のマリンノートも3歳のうちにわずか数戦で見切られました。
維持費も稼げないような馬の場合、ずるずると会費だけ払わされ続けると言う運用はキャロットではあまりないようなのでそこは安心できそうです。
もちろん、勝ち負けできる能力があり賞金を稼げそうなら、そのまま付き合って楽しめば良いと思いますし、残り物には福があるではありませんが、不人気馬から重賞馬やG1馬が出ることも当然ありますからね。
新規入会チャレンジされる皆様の幸運を祈っております。
来年、一緒にキャロットの募集馬検討しましょう。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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