今回はノルマンディーOC2023年2次募集の全頭分析記事です。
募集馬検討にお役立ていただければ幸いです。
※成績を保証するものではありません、出資は自己責任でお願いします。
No48 タニノジュレップの22
一口:5万円
父:キタサンブラック
母父:コロナドズクエスト
体高:154
胸囲:178
管囲:20.0
体重:428
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キタサンブラック牝馬の勝ち上がり率は40%と牡馬には劣るものの、優秀な数字です。
一方母父フォーティーナイナー系との相性は2頭出走で勝ち馬なしとサンプル不足ではあるものの強調できるものではありません。
また、ブラックタイドと母父フォーティーナイナー系の組み合わせで見ても水準以下となっていて、あまりこの組み合わせはプラスには現状読み取れないように思います。
母タニノジュレップはダート短距離で3勝。降級制度を用いているので1勝クラスを2度勝っているような形ですが、ダートとは言え短距離で中央実績があるのは頼もしいですね。
半兄ローズジュレップは地方重賞馬ですし、半姉グルアーブは中央芝マイル以下で
3勝していますから母の活力は相当なものです。
3代母タニノクリスタルですから、岡田スタッドのエース牝系の血脈ですし、サイズを見ると小さいのでおそらく外に出したり、1次に出したりしなかったのだと思いますが、牝馬なので内輪で抱えておきたかった牝馬なのだと考えることもできます。
現時点でサイズはやや小さめではありますが、5月生まれなのでまだ成長の余地はあるでしょう。
これが450kgを超えてレースに出られるようであればなかなか面白い1頭になると思います。
馬体を見ても、流石キタサンブラック産駒と言いますか、馬体のバランスが素晴らしく筋肉もしっかりついているように見えます。
歩様を見ても、今回の募集馬で1・2を争う良さいじゃないですか?良血馬らしいバランスの良さや立体感を感じます。
もう少しキビキビ動いてほしいのが本音ではありますが、このサイズの割にはしっかり筋肉がついていて、大腿筋膜張筋もしっかり見えていて好印象ですね。
ただ、飛節は割とゆるっゆるなので、ここは心配なポイント。左はまだいいですが右はかなりブレていて左右差もありそうです。
本格化するまで時間がかかりそうなので未勝利間に合うかな?と言う心配は必要に思います。
サイズがデカくなれば地方出ても戻って来れそうな気はしますけどね。母系的にダートも行けそうですし。
むしろ適性迷子系にならないかが心配です。芝種牡馬にダート母系なので。
埋まらないなら様子見して馬体がサイズアップするか、かっちりしてくるかを見守りたいですね、場合によっては出資も考えていい馬だと思いますが、多分様子見する余地はなく埋まってしまうんでしょうね。
No49 ハッピーセーラーの22
一口:3.2万円
父:ゴールドシップ
母父:ダンスインザダーク
体高:156
胸囲:183
管囲:19.5
体重:424
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血統については僕よりゴルシ専門のエムイシさんの方がどう考えても詳しいし的確だと思うのでエムイシさんの記事をご覧ください。
私からは馬体歩様についてコメントさせていただきます。
馬体を見るとサイズは小さいはずですがトモはしっかりと発達していて、動かしてみても大腿筋膜張筋がしっかり浮かび上がっていてなかなかいい雰囲気です。
ナチュラルスピードはゆったりしていますが、可動域の柔らかさもありますね。ゆっくり歩いていてバネ感はあまり感じられませんが、トップラインの連動性は悪くなさそうです。
前捌きも柔らかさを感じます。
母系はダート色強めですが、この馬は芝っぽいですね。この可動域を使いこなせるくらいの筋力がついてくるとかなり面白いかもしれません。
ゴルシ産駒らしい柔らかさと緩さが出ているのかな?と思ったのですが、飛節を見ると割と安定していて、少し驚きました。左は少しブレますがこのくらいは許容範囲内だと思います。
前脚はほんの少しだけ内内な感じですかね?
これは歩かせ方かもしれません。大型馬ではないですし、過度に気にしなくてもいいかもしれません。血統的に好みであれば、馬体面で大きく減点する要素はないのかなと思いました。
もう1パンチあれば私も出資候補に上がっていたかもしれませんが、小柄な牝馬でまったり歩いていると、ややギャンブル要素も高いかな?と思ってしまいました。
エムイシさんは出資されるようなので動向は注視しようと思います。
近親の活躍馬ウッドシップ一族からの活躍馬は大型馬中心ですが、440kg台で勝ち上がった牡馬のツインシップもいます。
No50 レアドロップの22
一口:3.4万円
父:ゴールドシップ
母父:キンシャサノキセキ
体高:153
胸囲:180
管囲:19.5
体重:426
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同上なので、馬体・歩様だけコメントします。
立ち姿を見ると、やや前腕の筋肉がのっぺりしているように見えます。トモのサイズ感は普通くらいでしょうか?
やや腰回りや線が細く見えますかね。胸の深さの割に後ろが大きくないような気がします。
歩様を見ると、ゴールドシップ産駒らしく柔らかさがありますね、先ほどのハッピーセーラーの22よりこちらの馬の方が筋肉や可動域の柔らかさはありそうな印象を受けます。
むしろ小柄な牝馬でこれだけ可動域が広いと、長くいい脚を使うけどキレる脚が使えず、善戦マンになってしまう危険性はありそうな気がしました。
ゴールドシップ産駒はこういった薄い馬が走るとエムイシさんが話していたような記憶があるのでこれでいいのかもしれませんが、ゴリっとした筋肉を持つ馬が好きな筆者からするとやや手を出しづらい存在です。
あまりトップラインの連動性も良くないというか、バネ感やリズム感は感じられませんでした。
ナチュラルスピードがゆっくりなのでそう見える部分もあると思いますが。
飛節はなかなか安定しています、左後ろが外弧気味で右後ろがきれいなのでやや気になりますが、後ろ脚は前脚ほどトラブルが多い箇所ではないのでこれはこれで、OKだと思います。
前脚はそこまで気になるポイントはないですかね?
現状まだ非力そうに見えるのですが、これでゴルシ牝馬はOKなのか?というところかと思います。
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