私も会員のキャロットC2024年募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見であり、出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
No21ディーパワンサの23
二世代目種牡馬ナダル産駒です。
ナダルは大型のダートを基本とする種牡馬だと思っています。6月のスタートダッシュこそ良かったもののその後はやや伸び悩んでおりイマイチ掴みきれないところがありますが、産駒が小型に出てしまう繁殖には重宝しそうです。
本馬はまさにそのタイプで、産駒サイズが上の子達は小さかったのでナダルをつけてしっかりしたサイズの子が出るか、要注目です。
初仔は残念ながら競馬まだ辿り着けなかったので体質、脚元系も気をつけておきたいところです。
それにしても産駒の結果が出ていない母に父ナダルでこの値段はなかなか強気に感じます、相当馬がいいのでしょうか?
【NEW】
でぃーぱさん(フォロワーさん)の影響によりちょっとYouTube界隈でネタキャラ扱いになって人気が打ち上げられたりしていますが、これは本当に母の最高傑作が出たなと思います。
初子から見ていますがディーパワンサの産駒は小型な馬が多く見栄えしませんでしたが、この子はナダルをつけてしっかりサイズが出ましたね。
母産駒に現状実績がないナダル産駒にしては強気な値段だと思いますが、馬体のバランスの良さやトモの筋肉などを見ていると、妥当なのかな?とも思います。
アバラがうっすら浮き、皮膚感の薄さがありながら、サイズ中型でしっかりしています。
去年からそうでしたが,ナダル産駒は歩きがいい子多いですよね。
この馬も可動域が広くものすごくバネがある感じではないですが、背中の連動性が素晴らしいです。
ここまで見てきた馬の中でもトップラインの使い方の綺麗さはトップクラスだと思います。
手先の軽さもありそうなのでまずは芝デビュー系かもしれませんね。
前脚は過度に気にならず、飛節安定感もまずまず良いです。
母優ありの馬なので一般では流石に無理な気がしますが、人気を度外視すれば★普通に出資したい1頭です。高額で避ける人が多いといいのですが。
国枝厩舎に入れるということは仕上がりは早いと踏んでいるのでしょう。
No22ランスエッジの23
二世代目種牡馬ナダル産駒です。
ナダルは大型のダートを基本とする種牡馬だと思っています。6月のスタートダッシュこそ良かったもののその後はやや伸び悩んでおりイマイチ掴みきれないところがありますが、産駒が小型に出てしまう繁殖には重宝しそうです。
母ランスエッジからはロカ、エッジースタイルのファミリーからアーバンシック、ブルークランズのファミリーからステレンボッシユと、大活躍馬が多数出ているボトムラインです。
ただ、母は高齢になってきており、18産を最後に中央勝ちが出ておらず馬の出来をしっかり見る必要があるのだろうと思います。
個人的にはこちらの方がディーパワンサの23よりも安いのは違和感があります。
【NEW】
サイズの割に胸が浅い気もしますが、高さがありますからこれからついてくるでしょう。
前後のバランスもよく腰もしっかりして見えてよく見えます。
歩きはキビキビ系というよりはゆったり歩く感じ。
遅生まれもあると思いますが緩さは目立ちます。
可動域は広く柔らかさはあるので今後の成長に期待ですね。
ナダル産駒は綺麗に歩く子が多いですしサイズも大きいし、いいですね。
前脚は過度に気にならず、飛節は左が弱いでしょうか、若干左右差は感じられました。
遅生まれですしフレーム大きいのでこれからぐっと伸びてくる余地がありそうです。
No23ライフフォーセールの23
サトノダイヤモンド産駒の牡馬勝ち上がり率は41%と優秀です。
重賞馬出現率が低く繁殖の割にはアウトプットが微妙な気がしますが、それでも芝中心ながらまずまずの打率を誇っています。
母父Not for saleで出走した産駒はいませんが、ディープインパクトとはニックス的な組み合わせで、本馬の半兄ダノンファンタジーやサトノフラッグ、サトノレイナスなど出走馬6頭中3頭がブラックタイプと素晴らしい成績です。
サトノダイヤモンド産駒の高額馬なので過度な人気にはならないことが予想されますし、馬が良ければ母系買いしても面白いかもしれませんね。
ただ、サトダイ産駒は馬体詐欺系も多いのでなかなか判断が難しいです。
【NEW】
サイズしっかりしています、やや父らしい伸びはあるものの,同産駒としてはトモなどガッチリしている方かなと思います。
踏み込みを見るとやや硬めに見えますが、普通に悪くないんですよね。
ただ、厳しい目で見るとナチュラルスピード若干遅めと言うかバネ感不足というか、この動画だと返しが少し弱く見えました。
トップラインの使い方も、めちゃくちゃ悪いわけではないのですが、これはいいな!と言うほどでもない気がします。
前足はやや左前が内に入って見えますがこのくらいはセーフでしょう。
飛節安定感もまずまず。
父産駒の長くいい脚系の馬が多い傾向を考えても、スピードやバネ不足は心配ですが、そこがクリアできれば面白いかもしれませんね。
No24ピースエンブレムの23
サトノダイヤモンド産駒の牝馬勝ち上がり率は30%と平均的です。
重賞馬出現率が低く繁殖の割にはアウトプットが微妙な気がしますが、それでも芝中心ながらそこそこの打率を誇っています。
とはいえ牡馬に比べれば高くない数値ですし、可動域や雄大な馬体を牝馬の場合は使いこなせず、掲示板内くらいには来るけど勝ちきれないという馬が多い気がします。
母父ウォーエンブレムでは全姉含む2頭出走し2頭とも勝ち上がり。
全姉は1勝クラスで2着に来たこともあります。
この姉を見て再度サトノダイヤモンドをつけたと推察されるので配合的には狙っているのでしょう。
全姉と同等の戦績でも、この募集額ならそこそこ楽しめるかもしれませんね。
【NEW】
安いので小さいのかと思っていましたがそんなことなかったですね、むしろデカくなりそうです。
ただ歩様は緩慢な感じがありトモも緩そうで幼さを感じます。
上に背が高く幅がないので、非力そうに見えますね。手先もあまり軽さを感じません。
父らしいステイヤー体型であると言えばそうなのですが…。
背中とクビの連動性はあまりよく見えませんでした。
お値段なりかなぁ?と思いますね。
ぐっと成長の中で幅が出てきたら面白いかもしれませんがね。
No25シャンブルドットの23
アルアイン産駒の牡馬勝ち上がり率は21%と低調です。
繁殖レベルを考えると、物足りない数字ですね。
母父ジャマーダル系で出走した産駒はいませんが、欧州系とはいえスピード豊かな血ではあるので、頼もしさはあるのではないでしょうか。
母産駒はデビュー済み2頭で初子のキズナ産駒の半姉が中央で2勝しています。
アルアインという種牡馬にまだまだ期待する、という形であれば候補になる1頭かと思いますが、フィエールマンーアルアインと試すような種牡馬を連続でつけているところから、そこまで大きな期待は寄せられていないような気もします。
【NEW】
サイズ感の割に胸が浅く腰もほっそりとして見えるのは気になりますが、フレームは大きそうなので肉がついてきたらもっと見栄えする馬体になるかもしれません。
左前脚はややX脚気味でしょうか?
歩様はちょっと前後のリズムがバラバラな感じがして、リズム感があまりよく見えません。
トップラインの連動性も僕はあまりよく見えませんでした。
背中もやや垂れ気味に見えますし背中自体も長く見えます。
左前は外弧が盾から見るときつめですね、右後ろもそれに対応して外弧強めです。
現状のあるアイン産駒の戦績も鑑みると、やや手を出しづらい1頭かもしれません。
たまにこういう馬でも、ロードアクアのように活躍する馬が出てくるんですけどね。
No26ピンクアリエスの23
アルアイン産駒の牡馬勝ち上がり率は21%と低調です。
繁殖レベルを考えると、物足りない数字ですね。
母父キングカメハメハでは9頭サンプルで11%勝ち上がりと苦戦気味。
キングマンボ系に拡大しても勝ち上がり率9%となかなか厳しい数字です。
母ピンクアリエスは高齢、2年連続アルアインをつけているので狙っているのでしょうが、全姉はデビュー戦9着と現状厳しい戦績になっており、血統スタッツ的には狙いにくい1頭です。
ポジティブなポイントとしては母産駒から複数の中央勝ち馬が出ており、ディープブリランテやトーセンホマレボシなどの産駒から3勝馬や2勝馬も出ているのでボトムラインの活力は評価できると思います。
【NEW】
こちらはややサイズ小さめです。
全体的にフレームがこぢんまりとしていて、体高もないですね。
ただ、トモの筋肉はしっかりしていて立体的に見え、小さなりに身の詰まっている感じは立ち姿からは受けますね。
歩様で見るとやや右トモが非力で流れ気味に見えましたが、左トモはなかなかいいですね。推進力を感じますし、全身を上手に使って歩けている印象を受けます。
可動域は広く、まだ筋肉がないので持て余している感じがしますが、サイズがあと50kgくらい増えて、かつ左トモくらいのパワーが右にもついてきたらなかなか面白いかもしれません。
小さいなりに横からの見栄えはいい馬だと思います。
5月生まれの馬ですからここから一皮剥けたら値段も安いですし面白いかもしれません。
前脚はどちらもややX脚気味で外に流れる感じを受けましたが歩きを見るとそうでもなさそう。後脚は左後ろがちょっと中に入ってきているような気がしてここは気になりますが、飛節安定感はまずまずいいです。
安価枠で1つ勝ち上がって条件戦で走ってくれれば、という方であればひょっとしたらこの馬は面白いかもしれません。成長せずこのままのサイズ感だったらごめんなさいですが、5月生まれなので期待は持てそうですよね。
No27セレナズヴォイスの23
新種牡馬クリソベリル産駒です。
キャロット出身の種牡馬ですから、出来のいい馬がラインナップされていると信じたいところです。
本馬は3番仔で、3歳になるオルフェ産駒の初仔は大井とはいえ地方デビューで未勝利。
1つ上の半姉はデビュー戦7着と、やや母の繁殖能力には現時点では疑問符がつくところ。
血統スタッツ的には狙いにくい1頭かもしれません。
あとは馬体にどれだけ魅力があるかでしょうか。
【NEW】
サイズしっかりあり良いですね、胸の深さはもう一押しと欲しいところではありますが、体高がありますしダート想定だと思うのでこのくらいのサイズ感があると安心できますね。
歩様を見ると前が結構柔らかいですね、若干前輪駆動感も感じる歩様です。
逆にトモはちょっとまだ弱そうというか、しっかり力が伝わっている感じというより前についてきているような感じも受けました、印象論ですけどね。
前脚は縦から見るとかなり外弧ですね、軸線を外れるくらいの動きなのでここまでになると僕は基本手を出さないです。こういったタイプからでも活躍馬が出るのは事実ですがその確率は普通の馬より低くなると感じているからです。
右後も軸線外れるくらい外に出ていて、左後はそれに釣られて中に入ってきてしまっているように見えます。
横からの歩きより、縦からの動きで色々目につくところがありますね…。
No28カイカヨソウの23
新種牡馬クリソベリル産駒です。
キャロット出身の種牡馬ですから、出来のいい馬がラインナップされていると信じたいところです。
母カイカヨソウはG3で2度3着になったダート馬で、産駒には函館2歳Sで2着になったカイカノキセキや、レッドファルクス産駒で中央3勝をあげているペンティメントなど、産駒成績は比較的優秀です。
2代母〜3代母とものすごく活力があるファミリーというわけではないような気もするのですが母の子だしがいいのは強調ポイントでしょう。
わかりやすくダート血統の方が適性迷子になる心配もないですし、母優先があるので一般での出資は難しそうですが、コツコツ条件戦で楽しませてくれる系を求めているコスパ勢には面白い1頭かもしれません。
【NEW】
サイズやや小さめで、胸も浅いのはマイナスですね。
ダート系バリバリの血統ですからやはりサイズは欲しいところ。
歩様を見ても非力さが目につきます、筋肉量が足りない感じがしますね。
可動域自体はダート馬としては十分だと思いますがもう少し成長してくれないと…という感じでしょうか。
前脚もあまり綺麗な感じではないですし後脚も内に入ってきていますね。
4月下旬と遅生まれなのでこれからの成長に期待でしょうか。
ダート牝馬で小型馬となるとなかなか上級路線は厳しそうな気がします。
No29ランウェイデビューの23
シルバーステート産駒牝馬の勝ち上がり率は27%と低調です。
母父ストロングリターンで出走したのは1頭でその馬は勝ち上がっています。
ただ、母父ボリクリ系に拡大すると勝ち上がり率は33%と平均的で現状なんとも言えないところです。
ダートっぽい母系で半兄のサトダイ産駒もダートで走っていますし、本馬もダート要素強めになるかもしれません。
それでシルバーステートの牝馬というのは、ややチグハグ感を感じますね。
3歳の初子半兄も数使えておらず未勝利、一つ上の子は登録されていないようなので体質面は心配ですね。
シルステ産駒は前脚が怖い子が多い気がしますので、コンフォメーションはしっかり確認したい馬ですね。
【NEW】
安価だなと思いましたが、小さいですね。
管囲18cm台なので結構細いですね。
歩様のスムーズさは悪くないと思いますが、トモ乗り期間が足りない感じがしますね。
後輪駆動というよりは前輪駆動でそれに後ろがついてきているような、そんな印象を受けます。
シルバーステート産駒は基本前脚が大きく外弧になる子が多いのですが本馬もそのパターン。軸を大きく外れて外に出ており、個人的にはここまでになると候補からは外れますかね。
後脚も右後がかなり内側に入るような歩き方になっていて個人的には好みではないですね。
こういった前脚の子からも活躍馬はでますが、僕はなかなか手が出ないです。
No30ウルクラフトの23
去年の募集馬6頭が全頭勝ち上がったニューイヤーズデイ産駒の牡馬です。
ニューイヤーズデイ産駒の牡馬は勝ち上がり率49%と高めの数値となっており、打率は非常に優秀です。
母父ディープインパクトの組み合わせで出走した産駒は8頭で半分が勝ち上がっており相性は悪くなさそうですね。
母は中央2勝馬で本馬は初仔。
二代母の子出しは種牡馬の割には…。ドイツ系のファミリー出身ですがやや重すぎたのか?ダート寄りに行くのは正解なのかもしれませんが、大物感というよりはコツコツ系かもしれませんね。
【NEW】
小さいですね、体高が147.5cmはかなり小さめに見えます。
若干トモが流れ気味ですが、踏み込みの感じはニューイヤーズデイ産駒らしくいい感じにも見えます。
もう少し筋肉がついてきたら結構いい歩きができるんじゃないか?という可能性は感じますね。
人気クラブでなければこういった馬は成長を見守り、芯が入ってきたところで改めて考えたいものなのですがキャロットはそれができないのが歯痒いところです。
前脚はそこまで気になりませんでしたが、左後ろが外弧でちょっと軸から外れるような感じ。
無理に狙わなくてもいいかもしれないなと思います。ニューイヤーズデイは安価で打率の高い種牡馬で、横からの歩きもストライドが広くいい子が多いですから、コスパ面では結構優れていると思うんですけどね。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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