今回は元キャロットクラブ所属馬ブラックルチル号について記事にしていきます、よろしくお願いします。サムネ写真はフォロワー様提供です、ありがとうございます。
サラオクに出たブラックルチルをRSSが落札
キャロットクラブ所属馬だったエピファネイア産駒の牡馬・ブラックルチルは6戦未勝利2着2回と能力を見せながらも勝ち上がれず、ファンド解散となりサラオクに出品されました。
募集時は人気馬の1頭でしたね。
https://db.netkeiba.com/horse/result/2021105530
競走能力を評価され、税込み落札額は400万円と高額に。
最終的に落札したのはRSS2020。
これは私も共有馬を2頭持っているオーストラリアの競走馬シンジケート会社であるRisingSunSyndicate(ライジングサンシンジケート)のアカウントですね。
https://auction.keiba.rakuten.co.jp/item/12890
サラオクの情報によると
・左前管内側骨瘤・両前ソエ 反応あり
と記載されていますので、まずは放牧に出し脚元のトラブルをケアしてから豪州での競走馬生活をスタートさせていくものと思われます。
私もキャロット会員なので、本馬の更新コメントをさかのぼったところ今年2月ごろからソエを発症してしまっていたようで、それからは脚元の状態と戦いながらの調整だったように見受けられ、脚部トラブルにより最後は実力を発揮しきれなかったのではないかと推察されます。
ここがしっかり治って力を発揮できるようになれば、面白そうな1頭ですね。
ブラックルチルと豪州での活躍可能性
ブラックルチルとは、サトノオニキスの21として1口12.5万円(総額5000万円)で募集されたエピファネイア産駒の牡馬でした。
募集時は見栄えする漆黒の馬体で、大変毛艶がよく、トモの容量もあり歩様も良かったので私も注目していた1頭です。
募集時の歩様はエピファネイア産駒らしい硬さは内包しているものの、前捌きに柔らかさもありますし、可動域も十分あるように見受けられます。
レース結果では、仕上がり途上で臨んだとみられるデビュー戦こそ4着だったものの、2戦目は他の馬から不利を受けながらも着差の無い2着。
このレースは正直、不利がなければ勝てていたのではないかと思う内容でした。
このあと、ダート等はさみ若干迷走している感じはあるものの、5戦目の芝2000mのレースでは再び着差がほとんどない2着に来ており、やはり勝ち上がりに近い能力は示しています。
ソエなどの影響によりダートを挟んだようですが、ここが結果的には不要だったかもしれませんね。結果論ではありますが。
最後は0.8秒差9着と沈んでしまっていますが、ソエの影響などが大きかったと考えられますので、この問題をクリアにすれば十分日本の1勝Cでも通用したと思いますし、豪州でも通用するのではないかと思います。
海外競馬と聞くと、凱旋門賞を想起し日本馬が高い壁に跳ね返される、適性的に活躍できないというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、オーストラリアは比較的、日本馬も力を発揮しやすい競馬場が多く感じます。
イギリスや一部のフランスの競馬場のようにアップダウンが激しくタフな競馬場がそこまで多いわけではありません。
平坦でスピード能力が問われる舞台も多いですから、日本馬が遠征で結果を出せるのにも納得できます。
本馬はサイズがしっかりあり、パワー感があるエピファネイア産駒で、ボトムラインはドイツ系のファミリー。
ダートでは敗戦したものの、それなりの着差ではおさめてきていることなども踏まえて考えると、本馬はこれまで洋芝経験はありませんが、オーストラリアの馬場でも十分力を発揮できるのではないかと思います。
またギリギリ未勝利であることが実は重要で、日本で未勝利だと、オーストラリアの未勝利戦から出走することができます。
既に日本で勝っていると条件戦等からスタートせねばならず、未勝利馬は相手関係に恵まれると言えます。
また、オーストラリアでは未勝利戦が3歳で終わる、などタイムリミットがないので、4歳でも5歳でも未勝利戦に出走できます。
そのため、ゆっくりケガを直してからスタートしても全く問題はありません。
所属予定厩舎はヘンリードワイヤー厩舎となっており、期待値の高さが伺えます。
RSSが提携している厩舎の中では最も預託料は高い厩舎になりますが、その分成績は良いですし、最新設備を備えた一流厩舎です。
RSSの過去の輸入馬の実績
RSSの所属馬でいま最も活躍していると言えるのが今回のブラックルチルのように日本から入した未勝利馬です。
具体的に見ていきましょう。
・マイネルレガシー
元ラフィアン所属馬で日本の中央で2着未勝利馬です。
移籍後オーストラリアで5勝しており、総賞金13万豪ドル(1着賞金7万ドル)のレースでも勝利しています。
https://www.racing.com/horses/meiner-legacy-jpn
・モズマーカッシン
中央で2着3回とこちらも似たような戦績の未勝利馬です。
移籍後オーストラリアで4戦し、直近連勝で2勝しています。
勝利したのは総賞金2.7万ドルのレースです。
https://www.racing.com/horses/mozu-marcassin-jpn
・ニシノクレセント
中央で2着2回の未勝利馬です。
移籍後オーストラリアで2勝しています。
勝利したのは総賞金3.5万ドルのレースなどですが、総賞金15万ドルのレースで4着に入るなど力を示しており、今後の飛躍が期待されます。
https://www.racing.com/horses/nishino-crescent
元出資者よりコメント
エピファ×ディープで早熟かと思いきや、成長力がありそうなのでもう少し長い目で見てくれればってクラブには願っていました。
上のオランジーはシルクでダート走ってますが、あちらはドレフォン産駒なので父の特徴を産駒を出す母かもしれません。
2戦目での致命的な不利が、ホントに悔やまれます。 日本で走った結果だけみると直線長いよりは短い方がいいかも知れないと思います。
オーストラリアの小回りの競馬場で力を発揮できるのではないかと思いますね。
紹介制度のご紹介
ライジングサンシンジケートには、友人紹介制度があります。
私の紹介で入会すると特別クレジットが付与されるというものです。
今回この記事を見て新たに入会を検討している、入会に興味がある方はぜひXのDM等でジェイまでお問い合わせください。
ジェイのアカウントは @j_keibayoutube2 です。
新たにオーストラリア馬主を始めるという方は、わからないことも多いかと思いますので、基本的な内容でも、とりあえず聞いてみたいということでも大丈夫です。
お気軽にご連絡をお待ちしております。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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