【現地応援】G1級の器!?DMMの出資馬ミスティックロアがレパードS2023に1番人気で出走した結果…!?

重賞出走後の復帰戦　

ミスティックロアは夏に新潟競馬場でG3レパードSに人気を背負って出走したものの、気性の悪さが出てしまいカーブで大きく膨れてしまうなど、まともに競馬にならず大敗して放牧に出ていました。

チャンピオンヒルズでかなり調整を行い、気性の良化が図られていました。

直前追い切りは体調面のアクシデントがあったこともあり軽めでしたし、テンション的にもむしろおとなしくなりすぎていて心配になるほどでしたが、無事久しぶりの出走が決まりましたので、好走を期待していました。

しかし、復帰戦の舞台は阪神ではなく中山競馬場のダート1800mのレース。

過去に初遠征となった新潟のレパードSで大敗していますし、今回も輸送があるのは少し心配なポイントでした。

また、トビが大きい走りをする馬で小回りというより大箱が合いそうな馬だと思っています。

中山のような直線が短く、小回りになってしまうコースは本質的には合わないと考えているのでその点も心配なポイントではありました。

川田騎手には見限られてしまったのか真相はわかりませんが、今回から坂井騎手が騎乗するようです。

彼とはかなり前のことですが直接お話しさせていただいたこともあり、大変勉強熱心でオーストラリア競馬で武者修行をされていた方なので個人的には好意的に見ています。

特に厩舎所属なので、調教から継続的に見られるのはこの難しい馬にとってはプラスなのではないかと思います。

そういった期待と不安が入り混じった久しぶりのレースとなりました。

レース結果は？　

ミスティックロアは2023年12月28日に行われた中山9R立志賞に1番人気で出走しました。

正直、なんで1番人気なんだ？と思っていました。不安要素かなり多いですよと（笑）

また5番ゲートからの出走になってしまいました。

スタートに課題があり、気性的に馬群の中で揉まれたくない本馬にとっては厳しい枠でした。

アロゲート産駒は全体的にそういうタイプの馬が多いようで、外枠からの出走時の成績がいいそうです。ミスティックロアもモロそのタイプなのでできれば外枠が欲しかったですね。

それでも1番人気に支持されていたのは素直に驚きました。

パドックでも返し馬でもかなり暴れていて、これはやばいな〜と思って中継を見ていましたが、スタートは案の定というか、ちょっと飛び上がるようなスタートになってしまい中団後方からの競馬になります。

本来は前目につけたかったと思うのでこの時点で想定通りの展開ではありません。

ただ、後ろに下がったことでスッと外目のポジションは確保できました。

未勝利戦や1勝Cを勝った時と同じような感じで、外目からじわじわと上がっていきます。

手応えはそこそこありそうだったので、これはまたワンチャンあるか？と期待してみていました。

大外をぶん回して最後の直線に入ります。

ミスティックロアは外から末脚を伸ばしましたが、前をいくアクションプランが完全に抜け出し楽勝ムードに。

最後の直線で口向きが悪い場面もあり、ミスティックロアも上がり最速の脚を使っていたのですが2着まででした。

このチグハグな競馬で2着はすごいのですが、勝ちきれなかったのは残念です。

今後について

2着になってしまいクラスを上ることはできませんでしたが、輸送＋小回りという前回やられた部分を一部克服したのかな？とも思い悲観する内容ではなかったと思います。

やはり地力は相当なものがありますね、普通に競馬ができないのがこの馬のネックとなるところですが、頭が成長してちゃんと競馬できるようになれば少なくとも条件戦レベルにとどまっている馬ではないのは間違い無いでしょう。

今回は仕上げ切っていなかったようなので（追い切りタイム的にもわかっていましたが）続戦で京都を使うことも検討されているようです。

次は近距離輸送となりますし、1度使ったことでガス抜きができて、いい競馬をしてくれればいいなと思います。

今年たくさん活躍して、来年の春には中東に挑戦してくれているといいんですけどね。

---

---