私も会員のDMMバヌーシー2024年募集馬分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
血統(ジェイ)
父ノーネイネヴァーは種付け料15万ユーロ(2000万円越え)の欧州のトップ種牡馬の1頭。
ウートンバセットなど、エリート揃いのクールモアアイルランドで種牡馬生活を送っています。
欧州では主に短距離馬で活躍馬を出しており、短距離〜マイルレースで複数のG1を勝利したアルコールフリーを筆頭に2歳から活躍する馬が多く非常に優秀な成績を収めています。
ちなみに昨年度となる2023年度の欧州リーディングでは12位。
日本での中央出走馬を見ると11頭が出走し中央で6頭が勝ち上がりと半数以上が勝ち上がっている他、重賞馬ユニコーンライオンが出ており日本への適応能力は高そうだしスピードも問題ないと思います。
フリードは小倉2歳Sで5着に入っており、中央2勝。
現在1勝しているだけの血統構成が似ているアンドアイラヴハーは1勝Cで連続2着と複数勝利目前の他、私の出資馬ベストミーエヴァーもまだ1勝C馬とはなっていますが、リステッドレースであるスイートピーSで3着に入るなど力を見せており今後複数勝利が期待されます。
ワールドシリーズもケガ療養中となっているが1勝Cで馬券内に来た実績があり、6頭の勝ち上がり馬を見ても内容はとても優秀だと言えるでしょう。
本馬は持ち込み馬のため海外産馬の出走制限を受けないですし、種付け料を考えればセリ価格や募集価格は妥当だと言えます。
ノルマンディーは一番出来がいい馬は競りや個人オーナーに回すため、本馬がセリに出されたことは過度に悲観しなくていいと思います。
母は未出走馬ですが、2代母で英オークス馬Imagineからは活躍馬多数で種牡馬入りしているヴァンゴッホが出ており非常に価値のあるボトムライン。
3~4代から種牡馬が出ている馬はたまに目にしますが、2代母から種牡馬が出ている馬がこの値段でラインナップされるのはなかなか珍しいです。
全姉CamiraT(3歳)は北米で5戦1勝。デビュー戦を逃げ切って圧勝。その後G2とステークスレースに出走しています。
初仔Irish Crush(牝,Zoffany)はアメリカ芝で2戦未勝利、2番仔Caravan Jet(牡,Caravaggio)はロシアで9戦1勝となっています。
母の繁殖能力は2代母と見比べると現状物足りないですが、まだまだこれからの期待値もあると思います。
父母共に大物感もある非常に優秀な血統だと思いますし、この父と母父で日本で勝ち上がっている馬が出ているのも大きく、勝ち上がりへの期待値も高そうです。
正直母系の活力がすごいので繁殖目当て感も否めませんが、現役でも十分楽しめる1頭だと思います。
血統(エムイシ)
父No Nay Neverは今をときめくスキャットダディ産駒で、日本ではユニコーンライオンが代表産駒。
父系は代々2歳戦で抜群の強さを見せる一族で、短距離早熟が特徴。
一方で3代母Likeable Styleがニジンスキー×スワップスというステイヤー血統で、配合によっては距離が持ち、息の長い馬も出せる。
母ジャストマジニングは超名牝系に属し、その母Imagine自身も英オークスを勝ち、産駒から重賞馬が6頭も出ている超名牝。
血統は父War Frontこそアメリカ血統であるものの母系は非常に重量感のあるステイヤー要素が多い。
全体を見ると、ストームキャット・ゴーンウエスト・エクセラー・ウォーフロントの並びはブリックスアンドモルタルやデクラレーションオブウォーをほんのり感じる。
ただ、この2頭と比べると芝適性と日本適性を格段に上げるラーイが含まれていない点は大きいので、全く参考になるわけではないが、日本競馬で考えるとやや不器用なニュアンスは伝わるか。
No Nay Never産駒のユニコーンライオンを見てもわかるように、Vaguely Nobleのオリオール魂が注入されているので逃げれば強い。
母父War Frontと合わせ技でダッシュ力を武器に逃げ切る競馬が向いていそう。
全体的に早熟感も強いので、2歳短距離戦から楽しめるのでは。
一方で、ForliやNijinskyのクロスを持ち、牝系のステイヤー要素も強くある。
馬体はスプリンター寄りの雰囲気はあるが、意外と距離は持つかもしれない。
というかビックリする好馬体で、ジェイさんに「阪神JF狙えますかね」といわれ牝馬と気がつきました。
特に前肢の発達が強く、血統の前に行ききって粘り混む特性にもあっている。
ダート一辺倒の雰囲気もなく、芝ダート兼用の印象を持つ。
今、イギリスではカツカレーが流行しているようだが、この馬はまるで帝国ホテルの野菜カレー(3200円)にイベリコ豚の極厚カツを載せたような豪華さ。
見た目の圧力も、味の深みも、一味違う。
特に口に入れた瞬間の奥深すぎるスパイスは脳に直接語りかけるような衝撃であろう。
あえてケチをつけるなら、インフレで喘ぐの日本では1食3200円に極厚とんかつトッピングは敷居が高すぎる。
また、日本の一番身近なカレーチェーンと言えばCoCo壱番屋…ではなく松屋のカレーであろう。すき家でも可。
つまり、早い!安い!馬い!の3拍子が揃った日本競馬とは趣が違う。
ロイヤルな帝国ホテルの敷居の高さが逆にネックになる可能性はある。
どうなるかはわからないが、芝とダート、2つマルをつけてちょっぴりオトナさ。
馬体・歩様(ジェイ)
サイズばっちりで、牝馬離れした素晴らしい馬体です。
トモの容量もありますし前後のバランスもよく、個人的には理想の馬体にかなり近いです。
歩様を見ても推進力があり、ストライドもしっかり伸びていて背中の連動性も良さそう。
後脚の可動域もしっかりしていますし、後輪駆動でしっかりと力を込めて踏み込めているように見えます。
左を向いて歩いている時は特にいいですね、何で400口なんでしょう、マジでやめて欲しいです。
前脚はそこまで気になるところはないですし飛節安定感も大型馬ながら良く、さすが早く仕上がる血統馬だなという印象。来年夏には頓挫がなければデビューしているのではないでしょうか?
それこそ、今年のキングスコール路線を歩める馬なのではないかと思います。
2000口なら確定にこの時点で出資を決めるほどでした。400口だとちょっと1口あたりが高いので悩みますが、血統も馬体も歩様もいい馬なので出資してもいいかなと思います、とりあえず10万円DMMの口座に入金しておきました。
ノルマンディー会員なのになんでDMMで岡田スタッド馬買ってるんだ感はありますが(笑)
総評(ジェイ)
国枝厩舎なので3歳序盤で転厩確定。クラシック路線に乗れていればここはマイナスに思いますが、逆にそんなことは百も承知でこの厩舎に預けるのですから、引退前のタイミング、つまり2歳重賞を狙える馬だと考えているのではないでしょうか?
阪神JF、この馬で狙えたら嬉しいですね。
先行募集に謎に出してきて、初の400口募集。
そもそも1口の初期費用が高額な馬が売れにくいDMMの会員層にこの馬とこの価格設定がウケるのか正直微妙な気もしますが、中級者にはすごく好まれる馬なのではないかと思います。
ここは、1口勝負に行きたいと思います。逆にその分ちょっとシルクで調整しましょうかね。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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