【募集馬検討】スウィッチインタイムの23~DMMバヌーシー2024年1期募集~ byジェイ&エムイシ

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
私も会員のDMMバヌーシー2024年募集馬分析を行っていきます。
見解は全て私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。

血統(ジェイ)

新種牡馬コントレイル産駒です。

コントレイル産駒はバネ感に優れた馬が多く、いい歩きをする馬が多いので初年度産駒は期待に違わない活躍をするのではないかと思ってみています。

ディープインパクトとの配合で活躍した繁殖に配合している馬も多く、ディープの後継種牡馬としての期待の高さが伺えます。

本馬は半姉ブルスカメンテ(スウィッチインタイムの22・父ドゥラメンテ)が社台オーナーズで募集されており総額4000万円だったことを考えると、割高感はあるかも知れません。

血統的には2代母スウィッチ以降は素晴らしく、北米を中心に重賞馬やブラックタイプ馬が複数いる名牝系出身。

とはいえ、母産駒では未出走のドゥラメンテ産駒の2歳の半姉と中央1勝馬の半兄ダノンスウィッチのみとなっており、この価格にしては物足りない気がします。

父も新種牡馬、母の繁殖能力も未知数とやや先物買い感はあり回収率を気にする方はこの金額に見合う血統かは冷静に考える必要があるだろうと思います。

半姉ブルスカメンテ(スウィッチインタイムの22・父ドゥラメンテ)の募集時のカタログを見るとかなり幼さが目立っており、本馬は姉と比べて完成度がどうかはよく吟味する必要がありそうです。

ちなみに父ディープインパクト母父ガリレオの配合だと、種牡馬入りしたサクソンウォリアーやオーギュストロダンなど海外で活躍する馬が出ています。

国内では本馬と同じ牝馬のカンタービレがローズS勝ち馬となっている他、ヴァンキッシュランも10勝勝ち馬となっていますね。

血統(エムイシ)

画像

ガリレオは重い。

サドラーズウェルズ×アレグレッタは非常に鈍重な血統で、サドラー単体より重くなる。

一方、父父や母父になると日本の活力を増す。
父父ではフランケルを通じグレナディアガーズ・ソウルスターリング・モズアスコットを出している。

この要因は、ガリレオの母父ミスワキに求められる。

ミスワキは父ミスプロ、牝系にはバックパサー+ナスキロを持ち、非常に軽いスピードを持つ。
わかりやすくイメージしやすい馬では、サイレンススズカの母父である。

ガリレオの孫のモズアスコットとシンエンペラーはミスワキクロスを持つし、父カナロアとの間にはラストタイクーンがバックパサー×ナスキロでミスワキを刺激。

父サンデー系なら、サイレンススズカのようにサンデー×ミスワキがニックスな上、ディープとならサーアイヴァーがナスキロを強化する。

母父ガリレオにディープ系を配合するのは非常に理にかなっている。

ここで気になるのがコントレイルだが、ミスワキを刺激しているかと言うと…

微妙なところである。

コントレイルもスウィッチインタイムも、ナスキロ要素は多めで軽いスピードは足りそう。

一方で、万能血統バックパサー的な要素が少ない。
むしろファピアノを非常に刺激するような構成になっており、その中でもアンブライドルド≒ジーノ≒クワイエットアメリカンがドクターフェイガーやインリアリティをゴリゴリに刺激しており、過剰なスピード感を感じてしまう。

牝馬であるのでその過剰な無骨米血を中和できるのが救いか。

血統の方向性
馬場:ダートで走ってもおかしくない。
距離:程度融通はききそう。長いよりは短め。
成熟:2歳から完成するタイプ。
適性:パワーを武器に先行押切。

カレーの方向性
ディープインパクトという最高の調和の取れた優しい味のカレーに、テキサス親父のアメリカンビーフBBQをぶち込んだらめちゃくちゃ美味しかったのがコントレイル。

本馬は「HAHAHA」と笑いながらテキサス親父が追い肉しまくった感じ。
カレーのベースは優しい調和のディープカレーであるものの、中身は殆どテキサス親父になってしまった。そう、この馬はテキサス親父なのだ。

幸いにして牝馬だしガリレオ中和剤も入っているので、硬すぎる赤身肉じゃなく煮込まれてほぐれるいい感じの馬体になっているし、万人受けする(クラシック路線)味にはならないかもしれないが、美味しいことは間違いないと思う。

余談
コントレイルは、個人的な見解としては期待値ほどでないと思う。

ディープインパクトにニックスな米血が揃いすぎており、ここに何を足しても蛇足になってしまうか、縮小再生産になる印象を受ける。そういった意味では、コントレイルは期待値ほどは産駒を出せないと思っている。

しかしながら、あのバネとスピードは尋常ではない。それにこの高繁殖揃いであることを考えると、失敗することはないだろう。

馬体歩様

立ち姿を見ると斜尻な感じを受け、これは父コントレイルから来ているのかな?と思いましたがブルスカメンテもその傾向があり、父母共にその傾向があるのかも知れません。

極端な遅生まれではないものの、やや幼い感じもしますし腰回りも細く見えますね。

サイズ自体もこじんまりしてしまっており、極端に小さいわけではないものの特に体高が低く胸も浅いのは気になります。

しかし、横から歩かせてみた時の歩様を見るとこれはかなり見どころがありますね。

踏み込みに力強さがあり、筋肉の柔軟性を感じます。

コントレイル産駒らしくバネ感もいいですし、可動域が広く歩き全体に柔らかさを感じます。このあたりは母父ガリレオ由来でしょうかね?

トモの使い方もよく見えます。

背中の動かし方や連動性もいいと思いますし。かなりスピードがありそうな気がします。

背中も柔らかいですよね。

前脚はほんの少しだけバラバラ感があるもののこれはまっすぐ歩けていないので動画ではよくわかりません。静止画を見る限りそこまでハイリスクには僕は見えませんでしたがいかがでしょうか?

飛節安定感はいいですね。少し幼くゆるさも見受けられる馬体なので飛節も緩い感じかな?と思いましたがかなり安定していていい印象を受けます。

かなりいい馬だと思います。

血統的には割高かと思いましたが、この歩様を見ればある程度高くなったのも納得ですね。

サイズ測定が6月時点なので現時点でどのくらいまで増えているかもすごく気になります。高さが上にもう少し伸びているといいのですが。

総評

矢作厩舎所属馬ですし、期待の高い1頭ですね。

コメントを読んでいると矢作セレクト馬のようです。

母の活力が見通せない不安感はあるものの、本馬の出来を考えれば相当期待できるのではないかと思います。

柔らかさなどを見ると芝馬っぽいですね。

サイズが小さく幼い雰囲気があるので、ポテンシャルは高いですがこのままサイズアップせずに…となると嫌なので、高額馬でもありますししばらく様子見をして中型サイズくらいになってきてさらに迫力がでてきたら、出資候補になる1頭だと思います。

セリ価格より安価ではあるものの、依然として高額な募集価格や回収率に目を瞑れば、いい馬だと思いますよ。

僕自身もこの馬は出資を前向きに考えようと思っています。

とはいえ高額馬ですし基本様子見をして育成を見守りたいと思っているのですが、あからさまに動きがいいですし矢作馬なのですぐ埋まることも想定し、残口の減り方を見ながら立ち回りを考えていきたいと思います。

告知

ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。

今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。

オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。

モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。

サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。

さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。

直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。

オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。

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