私も会員のDMMバヌーシー2024年募集馬分析を行っていきます。
見解は全て私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
血統(ジェイ)
2世代目となるサートゥルナーリア産駒で、初年度産駒は好調なスタートを切っています。
母スティールパスは重賞勝ち馬で、産駒は3年連続でキングカメハメハをつけ、中央1勝馬が2頭と中央4勝馬が1頭とまずまずな戦績。
父サートゥルナーリアもキンカメ系であることを考えればこの配合は少なくとも悪くないと言えるでしょう。
キングカメハメハの期待値を考えれば勝ち上がりというのをどう評価するのかは難しいところではありますが、中央出走産駒5頭のうち勝ち上がれていないのは18産のハムレボ(父モーリス)のみですから非常に打率は高い母だと思います。
そのハムレボも中央最高着順は3着が2回と一定の競争能力を示しています。
本馬はStormCatクロスを持つことから、ややダート寄りに出る可能性もあるのかも知れないな、と思ってみています。
実際母もダート馬ですし、産駒もダートで活躍している馬が多いですからね。
血統(エムイシ)
サートゥルナーリアは、父キングマンボ系でサドラーズウェルズを持つ…と見るとやや欧州感の強い、無骨な印象も受けるが、サートゥルナーリアは違う。
母シーザリオの影響が強すぎる超日本的な馬である。
サートゥルナーリアの本領は神戸新聞杯。
スローペースを折り合い、32.3の豪脚でねじ伏せたように、極端なまでに日本適性が高い馬であった。
産駒は今年デビューしたが、今日(2024年8月8日)現在勝ち上がった4頭はいずれもサンデーサイレンスのインブリードに加え「日本適性を損なわないパワータイプのインブリード」を持っている。
コートアリシアン 上がり33.3(1位)
Northern Dancer 5 x 5
ジェゼロ 上がり33.0(1位)
Sadler’s Wells、Fairy King 4 x 3
マジカルフェアリー 上がり34.6(1位)
Kingmambo 4 x 3
Storm Cat 4 x 4
ミライヘノブーケ
Northern Dancer 5 x 5 x 5
父のサートゥルが日本的すぎるので、逆にパワーを注入してバランスを取るのが良さそう。
なお、そのパワーもある程度日本的な要素はあったほうが良さそうである。
スティールパス2023を見てみると
Storm Cat 4 x 4
Hail to Reason 5 x 5
ストームキャットは、マジカルフェアリーと同じでアメリカ的なパワーを足しつつキレ味も損なわない血統。
ヘイルトゥリーズンは、パワーと日本適性を兼ね備えたブライアンズタイム経由。
さらに、母父ネオユニヴァースは日本競馬で今一番アツいクリスを持つ欧州スタミナ血統。
キレ損なわず、パワーと欧州要素も加えているので、なかなか面白そうな構成である。
血統の方向性
馬場:キレイな芝。ただ、サートゥル産駒にしてはやや荒れ馬場でも走れそう。
距離:中距離。
成熟:2歳からも走れるが、本格化は3歳以降。
適性:軽すぎるサートゥル産駒にしては耐久力がある。
カレーの方向性
サートゥルは肉じゃが。
肉じゃがは、東郷平八郎が留学中に食べたビーフシチュー(スパイスの入ってないカレー)を模して作らせたのが肉じゃが。(諸説あり)
ビーフシチュー(実質カレー)的な洋風な材料を元にしても、調理方法次第で超日本的な肉じゃがになる。それがサートゥル。
つまり肉じゃがはカレー。
その肉じゃがに欧風カレーのネオユニと、スパイスの効いたジャワカレーのブライアンズタイムを配合。
ちなみに欧風カレーは日本発祥。ジャワカレーもハウス食品のが辛くて美味しい。実に日本的。
加えて、ストームキャットはThe肉料理だけど日本的な食品と相性が良すぎて単体でも複合でもイケる…みんな大好きトンカツのようなもの。
つまり、この馬は、カツの乗った日本的なカレー………
ゴーゴーカレーなのである。
ゴーゴーカレーおいしいよね。
ゴーゴーカレー好きです。
ゴーゴーカレーさん、案件お待ちしてます。
馬体歩様(ジェイ)
前後のバランスがよく、栗毛も相まって馬体やトモはよく見えますね。
サイズの割に胸が浅いのは少し気になりますが、トモの立体感などに見どころを感じます。
歩様は、左を向いている時の背中の使い方や踏み込みは抜群に良く見えるのですが右を向いている時はそこまでの迫力がなく、左右差がある感じですね。
右トモが弱めに見えて左トモの側はよく見え、そのため右後脚の踏み出しは微妙に見えました。
歩幅にも左右差があるのではないでしょうか?このあたりは成長してきて解消してくるかしっかりウォッチしておきたいところですね。
しかしシルクで見てきた一級品の芝血統サートゥルナーリア産駒、たとえばウィクトーリアの23などと比べるとやはりこの子はワンパンチ足りない気もします。
前脚は過度に気になるところはないですね、飛節安定感もまずまず良いです。
サートゥルナーリア産駒は緩い子も結構いますが、この子は割とかっちりとしている感じかも知れません。
総評(ジェイ)
サイズアップして480kg前後くらいで走れるのであれば芝でスピードが足りなければダートにもいけると思いますし、1つ2つ勝ってコツコツ走る系の馬が欲しいという方には面白いかもしれません。
個人的にはトモの左右差が結構気になるので、この辺りが成長と共にどう変わってくるかがとても大事な1頭になるかなと思います。
募集開始と共にすぐに飛びつくというよりはしばらく成長を見守りたい1頭ですが、かなり人気してしまっているようなので様子見は難しいかも知れませんね。
いまの段階で自信を持って出資するのはなかなか難しい気もしますが、右トモが強くなってきて左側と同じくらい右側から見ても歩けるような馬になれば、オープンクラス以上が見えてくるかも知れません。
そのくらい左側を向いて歩いている時には光るものを感じます。
【見学ツアー動画を見て追記】
右トモの成長を感じました、募集時より芯が入っているように見えていい成長をしているなと思います。その前に1口成長を見込んで出資していたのですが正解でしたね。
福永調教師はケンタッキーダービーと口にしているようで、まぁリップサービスだとは思いますがダート馬だと思われているのは少し意外でした。
芝でまずはいくタイプかなと思っていたのですが、まぁ近くで見てるプロが言うならそうなのでしょう。
血統的にはダート要素を持ち合わせていますし、サイズの割にガッチリした体型でもありますから、砂ならサイズアップは必要になるでしょうが、まぁ活躍してくれればなんでもいいです笑
逆に適性迷子で中途半端になるのは怖いですね、ダートにいくなら育成の中でサイズアップして、ゴリマッチョ系になってくれたらと思います。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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