私も会員のDMMバヌーシー2024年募集馬分析を行っていきます。
見解は全て私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
血統(ジェイ)
レイデオロ産駒牡馬の勝ち上がり率は38%と牝馬に比べてかなり優秀な数字。
とはいえ、線が細い馬が多く気性が悪い馬も多いため初年度産駒は繁殖の質を考えれば、成功しているとは言い難い戦績です。
母父キズナとの配合で出走した産駒はいませんが、ウインドインハーヘアクロスの爆発が期待された母父ディープインパクト系は現状勝ち上がり率15%と低調で、強調し難い数値です。
母ヴィンクーロは元DMM所属馬で中央2勝。
本馬は初子ですので、サイズ感や筋肉量があるかはしっかり見る必要がありそうです。
3代母のファミリーからはオーストラリアで種牡馬入りしているトーセンスターダムが出ていますが、2代母からの戦績はやや苦め。
中央勝ち上がり馬がデビュー済み8頭のうち2頭と打率は低めで、最高到達点は本馬の母ヴィンクーロの中央2勝です。
血統(エムイシ)
うーん・・・厳しい・・・
ヴィンクーロは、シンハリングとともに私の初の出資馬で、できる限り出資していきたい。
でも、ちょっと今の段階では厳しい。
まずは血統から見ていく。
ひとまず牡馬が生まれてよかった。多分牡馬牝馬の差はジェイさんが書いているであろう。
全体を見ると、ミスプロとロベルトのクロスを持つ・・・これが厳しい。
ミスプロ・ロベルトクロス持ちではアスプリージャ、ミスプロクロス持ちではムルソーが数少ないダートの勝馬だが、この2つが揃うとナシュア≒ナンタラのパワー型ナスルーラが刺激され、ダートに出しやすい。それが両方クロスしていることが強調材料になってる。
またイモータルバードもミスプロクロスを持ち、ウインドインハーヘアのクロスを併せ持つのはヴィンクーロと同じ。この馬もダート。
そう見たらこの歩きの硬さも理解できるか・・・?
レイデオロにほしいのは、機動力を上げるバックパサー(トライマイベスト=エルグランセニョール、シーキングザゴールドなど)や、ヘイロー(サンデー、マキャベリアンなど)、キレを増幅するヌレイエフあたり。
ヴィンクーロも薄くバックパサーを持っているものの、薄い。
そして何より馬体が硬い・・・
右側はそれでもいい馬だと思えたが、特に左側から見たときはトモの力感の薄さ・関節の硬さが気になる。
ここの1点で出資は諦めた。
もし、ここから成長して左トモがいい感じになったら出資したいが・・・
出資馬の初子だし・・・
うーん・・・
血統の方向性
馬場:ダートっぽい。
距離:1800m。
成熟:比較的早め。2歳始動可能。
適性:馬体は硬い。レイデオロ的といえばそうだけど、私がレイデオロに自身があるわけではないので走る硬さなのか判断ができない。血統を考慮しないのであれば、厳しい。
カレーの方向性
母ヴィンクーロはキズナ牝馬らしく柔軟性のある万能牝馬であった。
前からでも後ろからでも、大回りでも小回りでも、生涯馬券内を外したことのない孝行娘だった。いつ走っても、どこで食べても、安心できる・・・
つまり、いつ食べても安心できるオカンのカレーということ。
そこに(血統的にはウインドインハーヘア×キンカメなので)オカンのカレー的な日本要素満載なレイデオロ。合わないはずもなく・・・
と言いたいところだが、レイデオロはシーキングザゴールドの要素が強い。
レイデオロは、オカンのカレーなのに、テキサス親父(スウィッチインタイム参照)なのだ。
ここまでのレイデオロの不振は、レイデオロを「ディープ(欧風味の深いカレー)と同じようなカレーと思っていたら、思いの外テキサスBBQの肉の主張が強く出てしまった」ことに起因しているように感じる。
テキサスBBQの扱いに慣れればもっと成績は向上するだろうし、上級産駒も出てくるだろう。しかし、このヴィンクーロもそうだが、まだディープを意識した配合を感じてしまい、方向性の修正はもう少し時間がかかりそうだ。
馬体歩様(ジェイ)
立ち姿を見て初仔感のある馬体だなと感じます。サイズはやや小型くらいですが胸が浅くトモの容量も相対的に小さめに見えますね。
こういった線が細い馬がレイデオロ産駒は多いので、極力どっしりがっしりしている馬を選ぶ方がいいのかなと思います。
小さくてキレるスピード能力がある産駒はあまりないような気がするので。
歩様はレイデオロ産駒っぽい感じで踏み込みが浅いですね。
腰回りが非力で細く見えます。
可動域も狭めで硬さがあり、好みの歩様ではないですね。
ピッチ気味で短めの距離でも戦えるスピード能力があれば面白いかも知れません。
前脚はそこまで気にならず、飛節安定感は普通くらいですね。
レイデオロ産駒は飛節が緩い馬が多いですが、この馬はしっかりしていて、これはとてもいいと思います。
クラブの先輩馬のレイデオロ産駒で2勝しているレイデラルースも募集時飛節が安定していたのでいいのではないか?と記事にした記憶があります。
本馬も横からの動きは物足りなく感じるものの、飛節安定感という点においては魅力があるような気がします。
ただ、現状では非力そうですし、牡馬ですが牝馬っぽい馬体に見受けられますのでここからどこまで成長できるかだと思います。
総評(ジェイ)
レイデオロ産駒のいまのスタッツを考えると、牡馬は極端に嫌う必要はないのかもしれまえせんが、ディープ系肌とあまり合っているようには思えないですし無理に狙わなくてもいいのではないか?と思います。
レイデオロ産駒に強烈な思い入れがあるなら別ですが、現状の情報だと勝ち上がれるかどうか…?というレベルかと思います。
レイデラルースを比較として出しましたがレイデラルースは母父ダイワメジャーの感じも馬体に色濃く出ていて、本馬と比べるとレイデラルースの募集時の方が僕は良かったと思います。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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