競走生命の危機!?出資馬が鼻出血を発症しました

2歳出資馬が鼻出血でデビュープラン白紙に



私がシルクで出資をしているハーツクライ産駒の牝馬、ソワドリヨンという2歳馬がいます。これまで調教は大変順調に進んでおりまして、8月の新潟開催でデビュー戦を予定していました。

しかしその予定は白紙撤回となってしまいました、それはなぜか?調教後に鼻出血を発症してしまったためです。一口馬主をされている皆さんであれば釈迦に説法かもしれませんが、今回は競走馬生命に関わる恐ろしい病、鼻出血についてお話をしたいと思います。

鼻出血って何?

そもそも鼻出血とはなんでしょうか?

JRAの競馬用語辞典の記載によりますと…

”鼻出血には打撲等の外傷性のものと内因性のものがある。外傷性の鼻出血は短期間で治り、再発しないが、気道や肺胞粘膜の毛細血管の破綻(はたん)による内因性の鼻出血は習慣性となることもある。レース中に鼻出血を発症した馬は競走能力が充分に発揮できず、突然失速する原因となることもある。”

引用:JRAホームページより 

簡単に言えば馬の鼻血なのですが、記載の通りその原因は大きく2つあります。①外因性のもの、これは例えばゲートでぶつけてしまっただとかそういったものになります。この場合は、そこまで心配は不要です。

しかし②内因性、つまり肺からの出血の場合は慢性化することが多く、これが原因で競争能力が発揮できないということがあるようです。現在JRAでは、競争中に内因性の鼻出血を発症してしまった場合、その馬は1ヶ月の出走停止となることが定められています。

鼻出血を発症した馬は?

鼻出血に悩まされた馬の代表格はウォッカでしょう。レース後の2度目の鼻出血が決定打となり、引退が決まったと言われています。

また、現在種牡馬として活躍し、ステイゴールド一族でファンの多い、オルフェーヴルも宝塚記念前の追い切りで内因性の鼻出血を発症し、レースを回避した過去もあります。オルフェーヴルはその後、フォワ賞を勝利し凱旋門賞2着、ラストランの有馬記念を勝利で飾るなど、決して発症後に大きくパフォーマンスが落ちたか?と言われるとそういうわけではありません。

ウォッカのように、競争生命を絶たれてしまうことも少なくありませんが、競馬関係者によると『肺からの鼻出血であってもうまく管理すれば競馬には問題なく使えることもあります。調教師や管理する牧場の手腕が問われます』と聞きました。

もちろん程度にもよるでしょうが、うまくケアしながら現役を続けることができるようです、DMMのシンハリングも鼻出血と付き合いながら現役生活を続けていると一口馬主の仲間に教えていただきましたし、ソワドリヨンにもそうなってくれることを期待しています。

関係者は語る、鼻出血の現実

屈腱炎ほどではないにしても、一口馬主をやっていて巡り合いたくないケガの一つが鼻出血でしょう。

しかし、競馬関係者はこう言います。

『鼻出血を発症する馬は意外と多いです、豪州では2回鼻出血が発覚すると出走できなくなります。バレないようにサッと拭いて隠す厩舎もありますよ。そのために赤いユニフォームの厩舎もありますから』

私たちが思っている以上に、競馬の現場では鼻出血は多いのかもしれませんね。

まとめ

何はともあれ今回はデビュー前の調教でソワドリヨンは鼻出血が発覚しました、競馬中に発症することで馬がそれを覚えてしまい、競馬を辞めてしまう原因になってしまうこともあるそうです。

早めの発覚をプラスに捉えて、しっかり天栄でケアしてもらって、元気にデビュー戦を迎えてくれることを祈ります。幸い,鼻出血発覚まではとても良い調教タイムも出していました。素質はある馬だと信じておりますのでカムバックを気長に待とうと思います。

記事を書いた人 ジェイ

登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSSの豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。

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