【クラブ徹底解説】インゼルサラブレッドクラブ編

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
一口馬主クラブ、選ぶ時にどのクラブに入るかはかなり大きな決断だと思います。
その時に少しでも判断の一助になればと、各クラブについての解説と会員さんの声をご紹介する記事を投稿していきます。
今回はインゼルサラブレッドクラブの解説記事です。
なるべく多くのクラブについて書いていきたいと思っています。
アクセス数・SNSでの反響が大きければ執筆ペースが上がりますので、ぜひ皆様よろしくお願いいたします。

基本情報

・会費 800~2980円

・保険料 3%

・営業者報酬 5%(クラブ2%、愛馬会3%)

・優勝賞品売却代金分配 有

・装蹄補助費分配 有

・牝馬買取 10%(6歳4月末まで)

・口数 500口※50口対象馬、IFF有

・勝ち上がり率 47.4%

解説

執筆時点でもっとも最近、新設された新進気鋭の一口馬主クラブです。

母体となっているのはキーファーズでおなじみの実業家の松島氏で、クラブ法人の代表は松島氏の長女です。

勝負服が激似でぱっと見ではどちらかわからなくなってしまうほど。

袖の模様で見分けましょう。

ベースとしてはバイヤー系クラブということになりますが、キーファーズの元所有馬の繁殖牝馬の産駒や、ノーザンファーム生産馬の庭先取引の馬など、セリで落札した馬というよりは庭先の馬が多い印象があります。

社台系だけではなく、三島牧場や桑田牧場、白井牧場など日高の牧場生産馬もラインナップされていますね。

中にはクールモアスタッド生産馬のサクソンウォリアー産駒も募集馬ラインナップに並ぶなど、海外牧場とのコネクションが強いこのクラブならではの血統馬が魅力です。

初年度は50口募集、500口募集、IFFの3種類でしたが、2年目の世代はすべて500口募集をベースとしながら一部の馬は50口対応可能な馬もいるという形になっています。

会費については、保有する口数に応じて増加していく形態がとられていて、会員ランクが最上位になると、マツシマHD飲食店での優待や、上位会員のみの交流会イベントに参加できるなどの特典があるようです。

ノーザン直営のキャロットシルクは、近年抽選が非常に厳しく、出資したい馬になかなか出資が叶わないという声が多くなっていたため、ノーザン直営ではありませんが、多くのノーザン生産・育成馬がラインナップされるインゼルへの一口馬主会員の期待感はとても大きいものがありました。

実際、初年度~2年目とまだ2世代しか募集されていませんが、すでに抽選対象となる馬が複数出ているようです。

一口馬主バブルは恐ろしいですね。

募集馬を見てみると、クールモアスタッド生産馬がいることからもわかるように、全体的に欧州色の強いラインナップになっています。

松島氏が“武豊騎手と凱旋門賞を勝つ“ということを目標に掲げていることからも、このクラブの方向性が見て取れるのではないかと思います。

育成はノーザンFと日高の大手、三嶋牧場などが主となっていて、募集馬ごとに育成先が違う形になっています。

私の周りでも「三嶋牧場で生産・育成される馬に出資してみたいからこのクラブに入った」という人がいるほど、三嶋牧場はファンが多く期待されている牧場の1つだと思います。

代表馬としては、クリダーム、シュバルツガイストなどがいて、まだ初年度世代の3歳世代が4月ながら(執筆時点)47.4%勝ち上がっているというのは相当優秀な数字なのではないかと思います。

また、IFF(インゼルファンファンド)という超小口でインゼルのラインナップされた馬すべてに出資するというファンド形式が用意されているのもこのクラブならでは。

ノルマンディーOCでは3頭でチームを組む“スターズファンド”がありますが、その拡大版というイメージでしょうか?

特定の馬というより、インゼルの馬全体を応援していきたいという方にピッタリのプランだと思います。

超小口のため出費も少ないですから、少ない予算で始められるところも魅力ですね。



こんな人にオススメ

凱旋門賞に並々ならぬ想い、“日本馬初勝利は自分の出資馬で!“という方にまずオススメできるクラブかなと思います。

母体となるキーファーズ自身も積極的に欧州遠征に挑戦していて、凱旋門賞にもトライしています。

現時点ではまだ出てきていませんが、今後可能性を見出されたクラブ馬については積極的に欧州に遠征する可能性があるでしょう。

凱旋門賞挑戦は、一口馬主の中でも賛否両論があります。

「日本人ホースマンの悲願だからぜひ挑戦してほしい」という意見と「遠征費が高額で負担がかかる、馬への負担が大きく調子が崩れる可能性もあり連れて行ってほしくない」という意見、両方があるでしょう。

今読んでいただいているあなたの考えが前者の方であれば、インゼルの理念と合致しているのでいいのではないかと思います。

香港やドバイなどの招待レースと違い凱旋門賞は招待レースではなく費用負担が大きいので、同じ海外遠征といっても一口馬主の負担額には大きな違いがあることもインプットしておきたいポイントですね。

また、私もそうなのですが海外競馬が好きで、海外の血統馬に国内で出資したいと考えている人にとっても、このクラブはいいのではないかと思います。

ノーザン・社台の馬は抽選が厳しいとはいえほかのクラブでも出資できますが、クールモアスタッド生産馬に出資ができるのはおそらくこのクラブくらいなのではないかと思います。

一方、日々の更新や情報コンテンツを重視している人にはあまりオススメできないかもしれません。

更新内容や頻度に対して「他クラブより充実していない」という不満の声がチラホラ聞かれます。

会員の声

いいところ

・1世代目の勝ち上がり率が良く馬質がいいと感じる

・ノーザン、社台の馬にシルクキャロットよりは低倍率抽選で出資できる

・欧州血統の馬に出資できる

・三嶋牧場の馬に出資できる

・IFFで気軽に出資気分を味わえる

・鞍上武豊騎手が多く嬉しい

注意点

・情報の更新頻度が少ない

⇒北海道での育成時は2歳馬でも月1回しかない

・更新内容が他クラブに比べて充実していないと感じる

・既に抽選が厳しくなり始めている

・募集額が高い馬が多い

・現時点でクールモア産の馬が苦戦傾向


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4500人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

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3 Responses

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