【クラブ徹底解説】サラブレッドクラブライオン編

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
一口馬主クラブ、選ぶ時にどのクラブに入るかはかなり大きな決断だと思います。
その時に少しでも判断の一助になればと、各クラブについての解説と会員さんの声をご紹介する記事を投稿していきます。
今回はTCライオンの解説記事です。
なるべく多くのクラブについて書いていきたいと思っています。
アクセス数・SNSでの反響が大きければ執筆ペースが上がりますので、ぜひ皆様よろしくお願いいたします。

基本情報

・月会費 3150円

・保険料 3%

・営業者報酬 3%(重賞時は5%)

・優勝商品売却代金分配 有

・装蹄補助費分配 有

・牝馬買取 10%(6歳3月末)

・口数 400~1000口

・勝ち上がり率 37%(近5年)

解説

元々はJCB傘下で日信レースホース、後にジョイ・レースホース、そしてセゾンレースホースなどという名前でした。

当時は現在のサンデーが日本ダイナース。

クレジットカード会社同士で競い合っていたようです。

TCライオンという名前になったのは2015年からなので、新興クラブだと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は1992年設立と長い歴史のあるバイヤー系クラブです。

2006年~2009年はビッグレッドF系のコスモビューファーム(現在ウインと提携)と業務提携を行っていたようです。

現在育成はBTCや山口ステーブル、シュウジデイファームなど様々な牧場を利用しています。

ノーザンファームや社台ファームなど、社台系牧場生産の募集馬はそのまま社台系の育成で募集されることが多いようです。

ちなみにノーザンや社台の生産・育成馬であっても厳しい抽選なく出資できるという会員のポジティブな声はよく耳にします。

近年は平均募集額が3000万~4000万円程度と比較的高額で、募集額回収率指標はやや低め。

オーストラリアのG1クイーンエリザベスステークスに挑戦したユニコーンライオンは、総額2億円募集で400口募集でありながら一口価格が50万円と、40口のような価格帯で募集されていました。

ユニコーンライオンはしっかり活躍しているとはいえ、この価格帯のバイヤー系クラブであれば、もう少し勝ち上がり率が高いと、新規入会のハードルは下がるのかなと思います。

クラブの現役の活躍馬は前述のユニコーンライオンを筆頭に、テンカハル、アルナシーム、コンティノアールなどがいます。

テンカハルはユニコーンライオンより高額な、総額3.3億円募集でしたね。

過去にさかのぼると、ドリームバレンチノやドリームパスポート、ドリームキラリなどが所属していました。



こんな人にオススメ

自分が出資したい馬に抽選なく出資したいという人にオススメのクラブだと思います。

厳しい抽選となり「世代で1頭も出資ができなかった」というシルクやキャロットではしばしば耳にするこのような言葉をライオン会員さんからあまり耳にすることがありません。

もちろん、人気の馬は抽選になることはあると思いますが、それでも新興クラブのインゼル等よりも抽選倍率は低い印象があり、2000口クラブを除けば最もノーザン・社台馬に出資が自由にしやすいクラブだと思います。

実際会員さんの中には、厳しい抽選がないことを理由にこのクラブを選んだと口にしている方が複数いらっしゃり、初心者にオススメするクラブは?という問いに対しても一定数、TCライオンを推す声がありました。

また、ノーザン直営クラブでは不可能な育成の様子の“様子見”が可能なところをオススメポイントとして挙げられている会員さんもいました。

育成の進捗状況を見ながら最大で入厩直前まで様子を見ることができるので、育成途中での頓挫リスクや、思ったように成長しなかった場合などのリスクを一定回避することができるのもいいポイントでしょう。

坂路調教の動きを見て判断ができる人は、特に様子見は募集馬検討の際に有効だと思います。

会員の声

いいところ

・抽選が緩く、社台系の馬でもほぼ自由に出資が叶う

・バイヤー系なので様々な血統や牧場の馬に出資ができる

・ノーザンや社台系の馬の育成の様子見をして出資が可能

・勝負服がかっこいい

・月に一回会報誌が送られてくる

注意点

・高額馬があまりにも高額すぎる

・募集額の割に勝ち上がり率が物足りない


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

—最近の私–

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