今回はキャロットクラブ2022年追加募集を前に、過去2年の追加募集馬のその後を分析する記事を書いていきます。
よろしくお願いします。
2020年度募集馬
ボージェストの19(牝)
父:エピファネイア 母父:キングカメハメハ
3/24生 募集総額4000万円 美浦:手塚厩舎
手術歴有り⇨両トモ大腿骨内側顆ボーンシスト手術
体高:163.0cm 胸囲:185.5cm 管囲:19.0cm 馬体重:467kg
2023年3月末日時点では…
⇨4戦1勝(G1NHKマイル17着、G3ラジオNIKKEI賞4着)
ラフィエスタの2019(牝)
父:ドレフォン 母父:スペシャルウィーク
3/2生 募集総額2000万円 美浦:奥村(武)厩舎
手術歴無し
体高:167.0cm 胸囲:184.0cm 管囲:20.3cm 馬体重:497kg
2023年3月末日時点では…
⇨8戦4勝(23年3月に中央3勝C突破、G2ニュージーランドT8着)
マリアライトの19(牝)
父:ロードカナロア 母父:ディープインパクト
1/19生 募集総額5000万円 美浦:久保田厩舎
手術歴有り⇨右大腿骨内側顆ボーンシスト手術
体高:159.5cm 胸囲:174.0cm 管囲:19.0cm 馬体重:400kg
2023年3月末日時点では…
⇨2戦0勝(抹消済み、2度とも2桁着順)
アブソルートリーの19(牝)
父:ミッキーアイル 母父:リダウツチョイス
2/7生 募集総額1800万円 栗東:音無厩舎
手術歴有り⇨左橈側手根骨近位骨片摘出手術
体高:154.0cm 胸囲:176.0cm 管囲:19.8cm 馬体重:433kg
2023年3月末日時点では…
⇨10戦2勝(22年11月に1勝C勝利)
マニーズオンシャーロットの19(牝)
父:アロゲート 母父:Mizzen Mast
2/7生 募集総額2400万円 栗東:茶木厩舎
体高:164.0cm 胸囲:178.0cm 管囲:19.5cm 馬体重:450kg
2023年3月末日時点では…
⇨1戦1勝(22年1月に新馬戦勝利、その後頓挫有り、復帰に向けて調整中)
まとめ
マリアライトの19以外、4/5頭が中央で勝ち上がっており手術歴などがあった馬たちが多いことを考えると優秀な成績だと思います。
マリアライトの19については、母の現役時代を私も見てきたので出資したくなるところですが、今から振り返ると流石に晩成傾向の背景があったとしても追加募集の時期で馬体重400kgしかないのはリスキーだったのかもしれませんね。
ボージェストの19(ソネットフレーズ)はケガもあり4戦しか使えていないですが、それでも重賞で4着に来ていて優秀な競走成績を示しています。
育成進度が遅いことが予想される追加募集馬でも3歳G1戦線に挑戦できたのは、追加募集馬を検討する上で大きなプラス材料になったことでしょう。流石ノーザンFの育成といったところでしょうか。
2021年度募集馬
ナムラバイオレットの20(牝)
父:ファインニードル 母父:チーフベアハート
2/6生 募集総額1800万円 美浦:伊藤(大)厩舎
手術歴有り⇨左飛節OCD除去手術
体高:154.0cm 胸囲:178.0cm 管囲:20.0cm 体重:471kg
2023年3月末日時点では…
⇨3戦1勝(23年3月未勝利戦勝利)
メリートの20(牝)
父:ミッキーアイル 母父:リダウツチョイス
1/29生 募集総額2000万円 美浦:黒岩厩舎
手術歴有り⇨右飛節OCD除去手術
体高:160.5cm 胸囲:190.0cm 管囲:19.5cm 体重:495kg
2023年3月末日時点では…
⇨2戦0勝(2戦目のレース後ケガ判明で抹消、14着、16着)
トウカイライフの20(牡)
父:リアルスティール 母父:トウカイテイオー
3/8生 募集総額3600万円 美浦:田中(博)厩舎
手術歴無し
体高:161.0cm 胸囲:185.0cm 管囲:20.0cm 体重:496kg
2023年3月末日時点では…
⇨3戦1勝(2着2回。1勝Cでも2着に入っていてさらに上を目指せそう)
ラクアミの20(牡)
父:エピファネイア 母父:ダイワメジャー
2/12生 募集総額4000万円 栗東:石坂厩舎
手術歴無し
体高:157.0cm 胸囲:186.0cm 管囲:19.0cm 体重:480kg
2023年3月末日時点では…
⇨3戦0勝(3着1回。初戦3着もその後8着、8着)
グランデセーヌの20(牡)
父:モーリス 母父:ゼンノロブロイ
4/9生 募集総額3200万円 栗東:渡辺厩舎
手術歴無し(セレクト欠場馬)
体高:152.0cm 胸囲:184.0cm 管囲:19.4cm 体重:478kg
2023年3月末日時点では…
⇨未デビュー(故障・頓挫続きでデビュー目処立たず)
ウェイヴェルアベニューの20(牝)
父:ロードカナロア 母父:Harlington
3/13生 募集総額6000万円 栗東:奥村豊厩舎
手術歴無し(グレナディアガーズの半妹)
体高:160.0cm 胸囲:180.0cm 管囲:20.0cm 体重:465kg
2023年3月末日時点では…
⇨未デビュー(23年3月ゲート試験合格 鶏破で育成遅れる)
まとめ
3歳3月末の時点なのでこれから数字が向上する可能性もありますが、6頭募集のうち2頭が現時点で勝ち上がり。
2020年度の特別募集馬に比べるとやや物足りない数字に見えますかね?今後の活躍に期待です。
グランデセーヌの20(オーディトリアム)についてはケガが相次いでいるようで、現在も北海道で育成中。
この馬は募集時の歩様では右前の出し方が気になる馬でした。
早めに始動できたものの、レース後骨折で引退となった筆者出資馬メリートの20(ウィットサンデー)などうまくいっていない馬も散見されます。
この馬は馬体サイズがある筋肉ガチムチ系の馬だったので、その重さに骨格が耐えられなかったのかなと推察します。
調教ではいいタイムを出していて、期待していたんですけどね。
馬込みを嫌う気性面の難しさもあった馬でした。
グレナディアガーズの半妹として期待されている未デビュー馬ウェイベルアベニューの20(ソパーズレーン)などがデビュー戦でどんな走りを見せるのか注視したいです。
育成が順調にいっていなくてもクラブの先輩馬、ヴェラアズールのように古馬になって開花するタイプもいますからね。
また、中央馬ではないので今回の欄に入れていませんがこの年はアデレードヒルの20(ハーンドルフ)も地方馬で募集されました。
2歳の門別と大井で1つずつ勝利していて地方重賞にも出走しており、この馬はかなり先行きが明るいのではないかと思います。
総括
いかがでしたか?
追加募集馬には、通常の募集時に募集されなかった何かしらの理由がある馬が多いです。
その理由がなんなのか?競走馬として走る上でどれだけ影響があるのか?
先行事例を見直して、しっかりと検討したいですね。
個人的には今回の記事をまとめていて、兄妹馬が大活躍や母馬が大活躍した追加募集馬とこ向き合い方を、改めて検討しようと思った次第です。
皆さんの追加募集検討の一助になれば幸いです。
2 Responses
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[…] どうも、ジェイです。 今回はキャロットクラブ2022年度追加募集の募集馬検討記事になります。 キャロット会員の私が検討し、最も推奨できると思った馬1頭を今回は紹介させていただきます。 よろしくお願いします。 【一口馬主】キャロット追加募集馬は活躍する?過去2年の追加募集馬の成… […]