今回は私が中條厩舎で共有しているトゥルーフェアリーのデビュー3戦目の結果について報告させていただきます。
よろしくお願いします。
トゥルーフェアリーとは？
トゥルーフェアリーはオーストラリアNSW州の中條厩舎所属のリアルスティール産駒の3歳牝馬です。
総額約120万円というオンラインセールで購買された安価な馬なのですが、デビュー戦4着、そして2戦目では3着とカントリーの未勝利戦ながらいいレースが続いていました。
不利とされる外枠を続けて引いてしまいましたが、3戦目となる2024年1月7日に行われたリズモア4Rの未勝利戦では、念願の内枠を引き、1番人気に支持されました。
距離は前走と同距離となる1536mで、適距離は脚質的にもう少し伸ばした方が良さそうですが、日程的にいい条件のレースがなかったようでこのレースに登録することになったようです。
リズモアはカントリーの競馬場で日本での地方競馬に相当します。
今回のレースは未勝利戦で1着賞金は15000豪ドル。
15000豪ドルは1ドル95円で計算すると142.5万円となりますから南関東の未勝利戦と同じくらいのレートになります。
勝利した場合トゥルーフェアリーはBOBSのボーナスもつきますのでさらに賞金は加算されます。
落札額は一撃で回収できるレベルです。
デビュー3戦目の結果は？
トゥルーフェアリーは相変わらずゆっくりめのゲートでしたが、遅れることなく中団前目のいい位置を確保します。
このポジションをスッと確保できた時点で、これは勝ち負けが期待できると思ってみていました。
予定外だったのは、大きな逃げを打った馬がいたことです。
2000m以上のレースならまだしも、マイル以下のレースで大きく後続を離す逃げ馬が出ることは珍しいので驚きました。
陣営もこれは予定外だったようで、ハイペースからの削りあいのレースとなってしまいましたが、トゥルーフェアリーは最後の直線で外側に持ち出すと、いつものレースのように素晴らしい末脚を繰り出して逃げる馬たちを交わし、見事1着でフィニッシュしました。
2024年の初レースを勝利で飾れたことは嬉しかったですし、トゥルーフェアリーにとってはこれが初勝利。
私自身も実はオーストラリアで勝ち星は上げられておらず、今回のレースがオーストラリア共有馬主ライフで初勝利となりました。
オークスを目指せる？
トゥルーフェアリーがこのタイミングで初勝利をあげたことは、ものすごく大きな意味があります。
中條調教師も更新コメントで「落とせない一戦」という旨の表現がありました。
これはなぜかというと、4月や6月など各州で行われる3歳牝馬限定の重賞「オークス」への出走を手繰り寄せる1戦だったからです。
中條厩舎のNSW州のオーストラリアンオークスは、例年4月にロイヤルランドウィック競馬場で行われています。
このほか、近隣のクイーンズランド州のクイーンズランドオークスが6月に行われます。
これらの「オークス」は年によってボーダーが異なるものの、短距離がメインのオーストラリアではメンバーが集まらない年もあり、場合によってはトゥルーフェアリーのような未勝利戦を1つ勝っただけの馬が出走できることもあります。
願わくば、もう1つ勝って賞金を加算しておきたいところではありますが、そんな夢が広がる時期に勝利をあげてくれたことを、とても嬉しく思います。
関係者の皆様には本当に感謝です。
なんとか、オークスの出走が叶い、トゥルーが大舞台で活躍してくれることを願っています。
その時には共有馬主の皆様と共に喜びを分かち合いたいものです。
現役地方＆海外馬主・競馬ライター
登録者4500人超え＆累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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