今回は豪州馬主の私がJRA馬券発売があるメルボルンカップ2026の予想記事を書いていきます。
日本馬の出走は無くなってしまいましたが馬券発売は国内である予定ですので、ぜひ馬券を買って楽しんで頂ければ幸いです。
レース概要
メルボルンカップ(G1)
2026年11月3日(火)13:00[現地時間 2026年11月3日(火)15:00]発走予定
オーストラリア ビクトリア州 フレミントン競馬場
芝左3200m 3歳以上 牡・牝・セン
負担重量:ハンデキャップ
賞金総額:1,020万豪ドル
1着賞金:450万豪ドル
毎年11月の第一火曜日に実施される「国家を止めるレース」と言われるオーストラリア・ヴィクトリア州の一大レースです。
3200mという長距離ステイヤーレースであることに加え、多頭数レースかつハンデキャップの斤量差が大きくあることから、予想が難しいレースで人気薄もハマれば激走する印象を持っています。
今年は日本馬の出走はありませんが、日本馬は2006年にデルタブルースとポップロックが出走した際にワンツーフィニッシュを決めて大きな話題となりました。直近の好走歴では、2024年のワープスピードが2着に入っています。
調教国別に見ると、短距離戦のイメージがあるオーストラリアですがヨーロッパなどからの移籍馬もいるため、実は海外調教馬の優勝は2020年にまで遡り、2021年以降はオーストラリア調教馬が勝利している形になっています。
ただし、馬券内率で見てみるとアイルランド・イギリス馬が最も優秀。オーストラリア馬は地元の人気薄馬も含まれているのでそこに引っ張られる部分もあるでしょうが、勝ち星は多いものの馬券内率で見るとヨーロッパ勢には見劣りする形です。
頭数が多いレースではありますが、1200mの直線レースが実施できる長いシュートのコース上からスタートするため、1コーナーに入るまで直線距離がしっかりとあり、外枠が極端に不利なレースでは実はありません。
オーストラリアのレースは外枠が圧倒的に不利なレースが正直多いのですが、このレースに限っていえばそこまで極端な傾向はなさそうです
舞台となるフレミントン競馬場は1周の長さが2,312mと比較的広い競馬場で、直線距離も450mと非常に長いです。
高低差もほとんどなく、紛れが少ないフェアなコースと言われています。
ステイヤーレースなので、牡馬牝馬を見比べると勝率・馬券内率ともに牡馬の方が優勢となっています。
過去3年回顧
2025年 3分22秒46
1頭が大きく逃げて、2番手以降の集団で実質の馬群が形成されていました。
結果的には道中中団から直線でインを突いたハーフユアーズが勝利。コーフィールドカップとカップスダブルを達成しました。
2番手以降の馬も中団からは来ていますが、後方からはなかなか届かない印象。真ん中あたりにはポジションを取っていた方が良さそうな印象を受けました。
2024年 3分19秒53
基本、インが伸びているなと思えるレースでした。
日本馬ワープスピードは後方からインを差して僅差の2着に。基本的には4角のポジションは真ん中より前にいて欲しいところではありますが、差しが決まらないこともないですね。
ただ、基本的には外差しは決まらない印象で、最後方からの競馬はやはり厳しそうな印象を受けました。
2023年 3分18秒37
中団後方に控えたウィズアウトアファイトが、弾ける末脚で勝利したレースでした。
直近2年のレースと比べるとやや尺脚質が優勢な印象を受け、2つに馬群が別れていたのですが、前を行く方は流れが早くきつかったのかもしれません。良馬場でしたが時計も早かったですしやはりペースがきつめだった印象を受けます。
印一覧
◎エンフジャール
○ジェームズジェイブラドック
▲トラストユアインスティンクト
▲ミスターモナコ
△ソーユーアー
△ショックレッツ
△サンズアンドラバーズ
⭐︎ホープウィルロック
注ミドルアース
各馬評価
◎エンフジャール
前走コーフィールドカップの3着馬です。
このレースでは道中3番手〜4番手で前に壁を作りながらラチ沿いを走るという競馬で、確かに脚はたまりやすい競馬をしていた部分はありました。
ただ、このメンバー相手にしっかり3着に残しており1着馬や2着馬との着差もそこまで大きなものではありません。
少し早めに抜け出してしまったことで目標にされてしまった感じはありましたので、決して悪い内容ではなかったと思います。
ここからさらに距離が伸びるため距離延長に対応できるかという課題はありますが、ポジションを取れる馬なので後ろから行くタイプの馬よりは紛れが少ないかな?という気もします。
コーフィールドカップの54.5kgからは56kgというハンデに重くなってしまいますが、決して対応できないほどの重さもない気もしています。
今回同じくコーフィールドカップからこのレースに進んでくる馬が多いですが、このレースから来る馬の中では最も魅力的な1頭なのではないかと思います。
○ジェームズジェイブラドック
英ダービー3着馬です。この時のエプソム競馬場はただでさえタフな馬場なのに、雨が降って重馬場になっておりさらにタフな環境に。
その中で道中2ワイドで後方からの競馬をし、直線は大外に持ち出して、ギアが入るので遅かったので勝ち馬には置いて行かれてしまいましたが、この馬もいい脚で伸びていたので距離延長にも対応できるのではないかと思いましたし、この馬の底力を感じたレースでした。
前走のG3キルターナンSは6着に破れていますが、この時は古馬混合の中で59kgを背負っていました。
今回は年齢もあり53.5kgと軽い斤量を背負い、しかも騎手は名手のC.ウィリアムズ騎手。
24番ゲートと大外枠を引いてしましたが、すごく外枠が不利というコース設定でもないので、軽いハンデの名手が一発やってくれる可能性もあるのではないかと思います。
▲トラストユアインスティンクト
前々走G2カラCの勝ち馬。このレースは芝2800mのステイヤーレースで、このレースで62kgを背負って勝利しているところはステイヤー適性を示しているという意味で魅力的だと思います。
前走の芝2800mのステイヤーG1愛セントレジャーでは後方に構えましたが、結果的に流れが緩く、前に行った2頭が止まらない展開に。
その中で後ろから脚を伸ばしてそこまで大きな着差はない4着に入っていますから、内容的にすごく悪いというものではなかったと思います。
57kgという斤量は今回の出走馬の中でも重い斤量ではあるのですが、ステイヤー適性が見えていない出走馬が多い中である程度スタミナに自信を持って走れるのはプラス要素だと思います。豪州の名手・J.マクドナルド騎手が乗ってくれるのもこういったステイヤーレースではプラスだと思いますね。
▲ミスターモナコ
前走ムーニーバレーゴールドカップで僅差の3着に入ったミスターモナコです。
ステイヤーレースの芝2500mのレースでありながら、外目4ワイドを回っての競馬かつ、前に壁を作ることもできず、脚がたまりにくい中でのレースとなっていました。
ただ、それでもしっかり外から伸びてきて、2着まであるんじゃないか?と思わせるほどの末脚。僅差の3着でしたが、勝ち馬のジュジャキボとの斤量差は当時は0.5kg差。しかし今回の本戦では2,5kgの斤量差をもらえていて、本馬は52.5kgという軽い斤量ですから、この斤量差であれば今回は力関係が逆転するのではないかと思い、こちらを優勢に考えさせてもらいました。
末脚を伸ばすタイプですが道中は中団あたりに位置付けられる馬なので今回の舞台でも十分、届く位置かなと思います。
△ソーユーアー
G1には初出走という馬ではありますが、2026年の冬〜春シーズン(現地の)の充実ぶりは目をみはるものがあります。
直近G3レースの2400m以上のレースを3連勝しており、その前のリステッド競争も含めると目下4連勝中です。
特に前走ベンディゴCは、メルボルンカップのステップレースdえローテ的にも優秀な方のレースですから期待感があります。
このレースでは非常にお手本的な競馬で、3番手インベタ、前に逃げ馬を置いて壁を作りながら道中進み、最後の直線入口で少し外に出して前のスペースを確保すると、そのまま抜け出して勝利するという形でした。
またキング姉さんと手が合っているのか、キング姉さんが乗り始めてから戦績がグッと良くなっている感じもあります。
今回も継続でRキング騎手が乗りますし、斤量的にもG1初出走なので54kgと軽いです。
枠順も7番ゲートからの競馬と真ん中あたり、中団から競馬をするタイプなのでプランを組み立てやすそうです。
△ショックレッツ
G1初出走の本馬ですが、フレミントン競馬場での2500mのG3アーチャーSでの勝利歴があり、前走もフレミントン競馬場のG3テシオSでも2着に入っていますから、舞台適性はありそうな1頭です。
3000m以上のレースは今回が初めてになりますが、斤量が51kgと非常に軽いので、対応できてしまう可能性もあるのではないかと思います。
牝馬の成績は牡馬に比べると劣勢ではあるのですが壊滅的な数字というわけでもないですしこれだけ斤量が軽いのであれば、ワンチャンあるのではないかと思い挙げさせていただきました。
中距離長距離馬に定評があるNZ生産馬なので、距離延長で良さを見せてくれるといいですよね。
管理するCマー調教師はトップ調教師の1人ですから、その手腕にも注目です。
△サンズアンドラバーズ
前走G3キルターナンSでジェームズジェイブラドックらに先着する2着に入っているのが本馬です。
前々走の芝2800mのパリロンシャン競馬場のG2モーリスドニュイユ賞でもトップハンデの59kgを背負いながらしっかり勝ち切っておりステイヤーレースへの適性は十分示していると思います。
https://www.racing.com/videos/6405943610112?v=661391732677.6936
この前々走のレース映像を見ると、逃げ粘り、直線で他馬に一度前に出られたように見えるのですがそこから素晴らしい勝負根性で盛り返して、ギリギリ凌ぎ切っての勝利でした。
余裕のあったレースではないですがこの勝負根性は魅力的ですしスタミナ的には十分足りるのではないかと思います。
⭐︎ホープウィルロック
人気薄の欧州からの遠征馬です。ここまで重賞実績はありません。
ただ、ここまでハンデ戦の戦績ではありますがアップダウンが激しいグッドウッド競馬場の2800mのレースで勝利したかと思えば、前走は割とフラットなヨーク競馬場のステイヤーレースでも2着に入っていて、どんな馬場でも対応できる幅の広さは魅力的に映ります。
Z.ロイド騎手も上手いジョッキーですし、斤量も54.5kgと軽めなので、ハンデを生かして激走する可能性に期待したいと思います。
注ミドルアース
直近のレースではパッとしないレースが続いており馬券外のレースが続いていますが、去年も同じような戦績から、突然メルボルンカップのみ激走して3着に入った馬なので、この舞台のみ少し警戒する必要があるかなと思う1頭です。
ただ、去年と違う点は斤量です。去年は54.5kgと軽めのハンデでしたが、去年の3着に入った実績から56.5kgを背負っています。
ステイヤーレースの2kg分は大きいと思いますし、その分成長しているか?と言われると正直ここまでの戦績を見るとそうでもないような気がするので、ワンチャン枠という形で紐荒れ狙いなら入れておくくらいの扱いがいいと思います。
告知
サララボ代表のジェイが馬の見方や競馬を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
学んだ情報をベースに年に1回を基本としてこれまで4度サロンメンバーの皆様とセリに参加しており、モアナとターボ、大狩部牧場さんとコラボでサニー、当歳馬のフレディという素晴らしい馬たちを落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
共有オーナーは1/40口から募集しており月の維持費は放牧中が月4000円程度。
入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師やサララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア競馬をベースに学んでいきますが日本の競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
<参加はこちらから>









No responses yet