ドウデュースの敗因は?ニエル賞2022回顧

どうも、ジェイです。今回は2022年9月11日パリロンシャン競馬場で行われたG2ニエル賞・芝2400mを振り返りたいと思います。

 

このレースは日本ダービー勝ち馬のドウデュースが出走し、グリーンチャンネルでも中継が放送されました。

  

このレースの予想については、本サイトで書かせていただきました。

結果は対抗〇のシムカミルが3番手あたりで脚をためて、最後の直線で危なげなく抜け出して勝利。本命視した◎ドウデュースは最後方からの競馬で4着に沈みました。

   

  

ドウデュースの敗因は?

レースは凱旋門賞と同じコースで行われました。私も自宅でグリチャ中継を食い入るように見ていました。ゲートが開き、ドウデュースは良いスタートを切ったにもかかわらず武豊騎手は最後方に下げました。

  

『しまった、これ試走パターンだ』と思いました。少頭数でスタートからしばらくして上りが続くコース形状、先行争いも激しくなく、レースはかなりスローペースになっていました。

  

武豊騎手は騎手の中でも群を抜いて体内時計の正確さが優れていると言われています。最後方で我慢しているとき、ペースが遅いことはわかっていたでしょう。それでも動かず、後ろでじっと我慢していたのです。

  

結果、最後の直線で外に持ち出し、一度は馬なりで先頭を伺い突き抜けるかと思いましたが、その後伸びきれず4着。手前を変えずに走っていたように見え、そこも末脚不発の要因だったかもしれません。

  

しかしあのスローペースで一番後ろから前を捉えるのは、相当力量差がないと難しいことだったと思います。

   

   

敗因①”トライアル”の走り方

武豊騎手はトライアルで勝ちにいかず、馬の感触や脚を確認する本当の”トライアル”をしているように見えるレースが多くあります。

  

日本ダービーで私はドウデュースを本命にしていました。その理由の1つは武騎手が日本ダービーを意識した走りを続けていたことでした。

  

G2報知弥生ディープ記念はもちろんクラシック1冠目のG1皐月賞ですら、私は「ダービーを意識して乗っているな」と感じていました。

   

今回のレースはまさに、本番の凱旋門賞でどのポジションからどれだけ伸びるのか確認する”試走”の要素が強かったように見受けられました。

   

今回もう少し前目のポジションを取りに行って、シムカミルをマークするような競馬をしていたら、結果は変わっていたかもしれません。

  

  

敗因②馬場・コース適正

そもそも、ロンシャン競馬場は厳しい高低差や洋芝と日本の競馬場とは求められる能力適性が異なります。

   

海外遠征によって、例えば香港や中東(ドバイ。サウジ)などで日本馬が活躍する一方、イギリスやフランスなどヨーロッパで日本馬が苦戦することが多いのは、日本とヨーロッパの競馬場の適性がより遠い関係にあるからだと考えます。

  

これに加え昨日のニエル賞の馬場は重でした。日本馬がこれまで前哨戦で好走したときに馬場が渋っていたことは度々ありましたが、末脚不発の要因はよりパワーの必要な馬場になっていたことはあると思います。

   

グリーンチャンネル内で、そこまでタイムも遅くなっていないし思っているより馬場悪くないのでは?と紹介されていたと記憶していますが、ドウデュースは走りづらそうにしている印象は受けました。

  

そもそも前回の予想記事でも記しましたが、ドウデュースは血統的には米血系を多く持ち、今トレンドの欧州血統はあまり持ち合わせていません。

   

ここは適性がいまいちだったとしても能力で押し切れる相手関係だったかなと思っていただけに、正直少し残念な結果ですが、本番の好走につながればいいと思います。

   

  

凱旋門賞では?

JRAに掲載された友道調教師と武豊騎手のコメントを見ると…

  

友道調教師

「ここまで順調に調整できています。勝つことはできませんでしたが、本番の凱旋門賞に向けてロンシャン競馬場の馬場を経験できたのはよかったと思います。」

  

 

武豊騎手

「今日は本番に向けて追い切りを兼ねたスクーリングという意味合いもありましたので、まだ全力を出せる状態ではなかったように思います。最後は少し脚が上がってしまいました。逆算して調整しているので、これから状態は上がってくるでしょうし、今日の結果に失望することはないと思います」

引用:JRAホームページより

 

  

やはり、叩きの意味合いと、凱旋門賞への”試走”の意味合いが強かったとのコメントでした。

 

出走頭数が少ない前哨戦と凱旋門賞では頭数も、ペースの厳しさも、そしてレースレベルも大きく変わります。今回より厳しいレースになるのは間違いないでしょう。

  

しかし今回1戦使ったことにより、人馬ともに掴めたものはあるのかなと思います。パドック映像を見るとかなり仕上がっているように見えましたが、コメントを見るとまだこれからのようですね。今回の”トライアル”から、凱旋門賞で1つでも上の順位を目指して頑張ってほしいと思います。

  

早く日本馬凱旋門賞未勝利の呪いから、解き放たれたいものですね。

   

記事を書いた人 ジェイ

登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSSの豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。

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