ノルマンディーオーナーズクラブ2022年産4次募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
ナンヨーユナの22
ビーチパトロール
(ジャングルポケット) 牝 3/12 黒鹿
20産の半姉フェミナフォルテ(父エピファネイア)はノルマンディー所属で中央2勝の現役馬
募集時の歩様はこちら
血統
ビーチパトロール産駒の牝馬勝ち上がり率は7%と非常に低い値となっています。
サンプル数は43頭とまだ少ないので今後向上する可能性もありますが、牡馬勝ち上がり率も21%と水準を大きく割るところで芝ダート半々くらいでダート馬比率もそこそこ高いところから考えるとかなり不十分な勝ち上がり率と言えると思います。
母父ジャングルポケットで出走したのは2頭で勝ち上がり馬は現状いません。
ただ、私の出資馬ヴァナルガンドも父シビルウォーのスタッツは酷いものでしたが現在同世代のトップクラスの稼ぎ頭として活躍してくれています。
こういった種牡馬産駒からも活躍馬が出るのがノルマンディーなので、父のスタッツだけで検討候補から外してしまうのは勿体無いと思います。
母ナンヨーユナは芝マイルで新馬勝ちをしOP忘れな草賞で2着。フローラSにも出走しました。
出走済み産駒が4頭おり、そのうちノルマンディーのフェルミフォルテは中央2勝(芝1800m)をあげていますが、他の3頭は中央未勝利となっており、フェミナフォルテは父エピファネイアと露骨に種牡馬ランクが上がっていることを考えると母の繁殖能力で走ったというよりは種牡馬の力で走ったという認識が正しいのかもしれません。
1つ上の半姉フッカツノコロアイもヘニーヒューズとダートのスタッツのいい種牡馬がついていますが、残念ながら中央で4戦して最高着順が9着と、なかなか厳しい戦績で抹消となっています。
半兄のシルバーライニング(父ロージズインメイ)と半姉ヒトツデモカチタイ(父ダンカーク)も中央2桁着順数戦で引退となっており、繁殖能力はなかなか厳しい感じがします。
ヒトツデモカチタイは馬主さんの切実な思いが感じられて胸が締め付けられますね。
本馬も父スタッツは高くないので馬体・歩様が現在活躍中のフェミナフォルテと近いものがある、などの強調ポイントがないと血統的には厳しい目で見る必要があるのかなと思います。
馬体・歩様
立ち姿からトモが非力な感じを受けます。
歩様を見ても前輪駆動感があり、後脚にしっかり力を込めて踏み込めていない印象を受け、飛節の伸びもイマイチに見えます。
前もちょっと突っ張った感じで硬さがありますよね。
前脚も縦から見るとあんまり綺麗に見えないですね。
飛節安定感はまずまずいいと思いますが、ナンヨーユナの20とはあまり重ならないというか、踏み込みの可動域の広さや力強さなど、いいところがあまり似ていないなと感じます。
総評
前が大きく胸が深いから相対的にそう見えるのかもしれませんが、あまり好みのトモな感じではなかったです。
安価なのは魅力ですが、お値段なりですかね。
種牡馬ランクもかなり違いますし、上の子の活躍に引っ張られすぎない方がいいのではないかと思います。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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