【募集馬検討】ノルマンディーOC2024年4次募集 外国産馬2頭の血統考察 byエムイシ

M石土井
M石土井
みなさんこんにちは、血統研究家エムイシです。
今回は私も所属しているノルマンディーOCの4次募集がありますので、海外馬2頭について血統考察する記事を投稿していきます。

トップハットタンゴ2022

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netkeibaにもJBISにも血統表が無いので、JBISの架空血統表で作成しました。

特徴はアンブライドルズソング3×3。
アンブライドルズソングは米国血統ですが、非常に柔軟性が高く、ディープインパクトとニックスである様に、芝的な血統が多く含まれています。
日本での直子の成績はダート33勝に対して芝32勝なのも頷けます。

また、牝系に目をやると非常にナスキロ(ナスルーラ×プリンスキロのニックス。柔らかくキレを産む)が豊富であり、思った以上に芝適性はあるかもしれません。

父父は割と硬質でダート感強めなんですが、それ以外は全体的に柔軟性に富んでいるのが面白いです。

トップハットタンゴ22も歩きを見ると硬さ一辺倒ではなく適度な柔軟性を持ってますね。

基本的にはダートだと思いますが、芝も対応可能で、距離は短めの方が良いかと思います。

しかし、やはりこの馬の真骨頂は繁殖入りしてからという思いが強いです。
この馬にディープ系種牡馬をつけたら面白そうですし、血統構成も奥深く、配合のしがいがあります。

母親優先を見越しての出資もアリかもしれませんね。

トワーリングオーウェン2022

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この馬は、わからない。
要素が多すぎる。

米国の要素が強いのは間違いないんですが、奥で細かく全然別の馬たちがクロスしています。

しかし、その中でもシアトルスルーのクロス(6*6*6*5*6)が多い、シアトルスルー直系などからシアトルスルー優位と見ます。

また、ノルマンの募集動画にはセリの際の走っている動画が出ています。
これを見たら非常に伸びやかなフォームでやり過ぎなタイム(1F 10.2)で走り抜けました。

シアトルスルーらしい飛びの大きさはありましたが、あの大飛で10.2は明らかに速すぎます。ポテンシャルは間違いなく相当高い。

しかもまだ成長しきってない馬体をしているので、先々が非常に楽しみです。

注…北米のセリは1ハロンタイムを売りにするため、体のできてない1歳や2歳馬をしばきあげて無理やりタイムを出す傾向があります。

この馬に関してはダートでしょう。
トップハットタンゴ22は芝対応できる柔らかさを多く持っていましたが、本馬はシアトルスルー的な柔らかさでダートに出やすい…と言うか芝だとズブくなりがちです。

母父がパワーの強い血統ですし、素直にダートの短距離〜マイル辺りじゃないでしょうか。

ただ、外国産馬のダート短距離牝馬は中々にレース選択が難しい。
価格を考えると2勝クラスは行ってほしいですが、その辺りと相談ですかね。

繁殖牝馬として(母優として)

明らかに繁殖用として買って来たであろう2頭。

とすれば、岡田スタッド的には競争成績以上に無事に繁殖入りさせることが重要課題でしょう。


繁殖への期待値で考えると、わかりやすいのはトップハットタンゴ22

ディープ系との相性は担保があり、例えば(無いと思うが)コントレイルでも面白い。

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いやしかし柔らかすぎるか

岡スタ系列のレックススタッドで言えば、タイトルホルダーもやや欧州重い部分をアンブライドルズソングで軽くし、ドゥラメンテ必須のMixed Marriageもゴーンウエストクロスで補充。

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いじり甲斐のある血統だと思います。

トワーリングオーウェン22は………

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わ、わからん…
シンプルにダート馬配合したほうが良さそうですね。

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オーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。

今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。

サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、そしてサララボライターでもある私エムイシのディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。私は主に日本からのシャトル(導入)種牡馬の分析や現地新種牡馬の分析コラムなど血統関連の記事を毎月配信しています。

さらに、毎月中條調教師とサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。

直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。

オーストラリア競馬をベースに学んでいきますが日本の競馬にも活かせる部分はあると思います。

実際、サロンメンバーの方にはオーストラリア馬主ではない方もいらっしゃいますのでお気軽に「JJ Racing Club」にご参加ください!


M石土井

ゴルシ産駒研究者

一口馬主を京都サラブレッド、YGG、広尾、DMM、ノルマンディーなどで楽しんでいる、ゴルシ産駒研究者。noteにてゴルシ産駒にまつわる投稿を行っている。血統分析に重きを置くスタイルで、代表出資馬はドライスタウトやグランベルナデット。ゴールドシップ産駒ではオルノアやブルーローズシップなどに出資している。


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