過去レース傾向

阪神芝1600mはとにかく上がりのスピードが求められる舞台。

今回の出走馬はこれまで鋭い末脚を繰り出してきた馬が多いメンバーではあるが、その中でも上がり3位以内を繰り出しそうな馬はぜひ上位評価としておきたい。

また、当日は稍重〜重馬場になる想定なのでパンパンの良馬場でしか力を発揮できないであろう馬（血統面での予想も含む）は割引、逆に重馬場適性のありそうな馬は評価を上げておきたい。

これまでのレースの中でタイム的にも最も評価ができるのは、やはり阪神JF組だろう。

ここの好走馬は流石に上位に組み込みたいが、それ以外は混戦模様。

他路線組では仕上がり途上だった感やレース展開によるものの可能性もあるが、阪神JF好走馬のコラソンビートに先着したFレビュー組と好タイム＆ラップで期待感の高いクイーンC組を上位評価としたい。

例年、割と外からの差しが決まっている舞台ではあるが、今日見ていると馬場はフラット気味。

これから雨の影響でどれだけ内にダメージが残るかだが、インもまだまだ使えると見て予想を組み立てる。

この舞台で血統的な複勝率が高いのは、エピファネイア、モーリス、キングカメハメハ、ダイワメジャー。ドゥラメンテは複勝率低めなので注意。

印　

◎8 コラソンビート

○2 クイーンズウォーク

▲9 アスコリプチェーノ

▲18 チェルヴィニア

△15 エトヴプレ

△12 ステレンボッシュ

☆10 セキトバイースト

抑7 スウィープフィート

抑3 イフェイオン

各馬評価　

◎8 コラソンビート

阪神JFで好スタートを切っていたら、この馬が阪神JF勝ち切っていてもおかしくなかった。

前走Fレビューでは直線進路がなくなり、逃げ馬を捉えられず2着だったが、桜花賞を見据えてのメイチではない状態でもこれだけ走れるのは絶対的能力の高さの証。

フォトパドックを見ても前走前と今回では雲泥の差で、明らかに1度使って今回の方が状態は上がっている。

1400mレースでも上がり上位を繰り出せる末脚を持っている馬で、京王杯2歳Sではレコードを更新。

中団前目にポジションを取り速い上がりを使うまさに、王道競馬ができる馬で今回のレースでも馬券内に来る可能性が十分高いのではないか？と判断した。

頭固定ほどの自信はないが、3連複や馬連の軸にはちょうどいい人気なのではないかと思う。

○2 クイーンズウォーク

本命を迷った馬。

内が使えていなければもう少し落とそうかと思ったが、今回内が使えているのでインベタで脚を溜めて直線で馬群がばらけたときにイン強襲で…のシナリオが見えたのでこの馬を上位評価に。

前走クイーンCでは着差以上に強い競馬で、持ったまま外から上がっていく様はさすがの一言。

最後もあまり追っていなかったので着差は開かなかったが余力を残していたレースだったように思う。

今回のフォトパドックでもトモの容量が凄まじく、マイラーっぽい雰囲気を感じる。

鞍上川田騎手継続も心強い。

馬場がタフになってもキズナ産駒の大型馬なので苦にしない可能性が高く、ここは非常に頼もしいところ。馬場が悪くなると小型馬の方が影響が少ないという人もいるが統計的には大型馬の方が馬場が渋ると有利になるので、本馬の評価は馬場が悪くなっても高く保っておきたい。

▲9 アスコリプチェーノ

オッズ的に旨みがないので3番手にしたが、正直前走の阪神JFを見ているとそのまま今回も無敗で勝利しても全く不思議ではない。

前走阪神JFはタイム的に優秀なレースであった一方、着差的にはギリギリの勝利でありこの世代で絶対的な馬か？と言われるとそうでもないような気がする。

例えば進路で不利があったり、外を回されたりと、何かしらの歯車がかみ合わない部分があれば取りこぼす可能性もあると考えている。

血統的にもダイワメジャー産駒はこの舞台と相性がよく、この馬を本命に1点単勝で…も考えたが、今回は馬場も悪くなりそうな上に混戦もようなので広く印を回してどこかで日かっかるのを待つスタイルにしようと思う。

▲18 チェルヴィニア

大外を引いてしまったか〜と思いつつ、実はこの舞台はそこまで外枠不利というわけでもないため過度に気にしなくてもいいのではないかと思う。

POG指名馬で、個人的に頑張ってもらいたいという応援の意味も込めてだが、能力的には足りているのではないかと思う。

ルメール騎手継続で乗れないのは痛いが、ムル様もここ1番で勝ちにこだわるジョッキーで個人的には高く評価しているジョッキーなので、どんな走りを見せてくれるか楽しみ。

ハービンジャーにキンカメなので、馬場はタフになっても大丈夫そう。

新馬戦は2着だが、いわゆる「伝説の新馬戦」となる相手関係なので、この敗戦は気にしなくていいだろう。

△15 エトヴプレ

ちょっと海外馬主贔屓が入っているかもしれないが、オーストラリアやヨーロッパで大注目の種牡馬トゥーダーンホット産駒なので注目したい。

また、Fレビューでコラソンビートが仕上げ途上だった（だろう）とはいえ、最後突き放して勝っているのは強い競馬だったと思う。楽逃げさせてもらえたので…というのももちろんあるだろうが。

とはいえ、セキトバイーストのところでも記述するが今回有力馬で逃げ馬がいないので、また楽逃げになる可能性がある。

後ろを牽制しあっている間にこういった馬が馬券内に残るパターンはあるかもしれない。

本当は内枠に入ってスッとインベタ単騎逃げできるといいなと思っていたのだが、15番という最初のポジションを取るためによほどのスタートじゃないと脚を使ってしまいそうな枠なのは正直痛い。

内枠ならもっと評価をあげようと思っていた。

フォトパドックを見るとずんぐりむっくりしていて、まさにマイラーっぽい感じ。

△12 ステレンボッシュ

阪神JFで差のない2着の馬なので馬券に入れないわけにはいかないが、普通に人気なので扱いに困っていたらここまできてしまった。

うーん普通に強い馬だし、母父ルーラーシップは道悪には心強いし、モレイラ騎手だし、終わってみれば普通にこの馬だったじゃん。。。という未来も見えなくはない。

気になるのはフォトパドック、胴伸びありすぎて、中距離馬っぽい、マイラーの身体つきには僕は見えない。

とはいえ、戦績上位馬なので、必ず馬券に入れておきたい。

ここで仮に凡走しても、オークスでは再度評価したい1頭。

☆10 セキトバイースト

デクラレーションオブウォー産駒で道悪強そう＋逃げ馬の有力馬不在で末脚にかけるタイプが多いメンバー構成なので、ノンプレッシャーで逃げられるのではないかと思い、拾っておこうと思う。

強い馬が差し馬が多いレースだと、お互い差し馬を意識しすぎて人気薄の逃げ馬が残ってしまうケースはままある。

今回インベタの馬場は、生きていると仮定しているのでこういったときにスッと単騎逃げされると意外と3着残しパターンがあるかも知れない。

抑7 スウィープフィート

最後の直線の末脚は強烈だが、スタートがあまり良くない馬なのでマイル戦だと出遅れてしまうとこのメンバーでは厳しいような気がするし、今回のメンバーを大外一気で抜き去るのは相当な離れ業。

フォトパドックを見た感じも、どちらかというともう少し距離が伸びてスタートの影響が少ない舞台になってから見直したい。

今回仮に出遅れて凡走してしまっても、オークスで狙いたい1頭。逆にここで外からまとめて差し切れる力があるのであれば相当な名馬だと思う。

仲良しの方に出資者さんが多いので個人的には頑張ってもらいたい1頭。

抑3 イフェイオン

内枠で前に行きたい系の馬の中では1番内側に入ったのと、普通に実力がある馬だと思うので押さえておきたい1頭。

キャットファイトやシカゴスティングに押し込まれず、インでちゃんと抵抗することができいいポジションを確保できれば、馬券内の可能性はありそう。

あとがき

今回、正直あんまり自信がない。☆までの7頭を中心に馬券を考えようと思っているが、クラシック初戦は難しい。

気性的に走ってみないと…という馬やゲート出られるか？という馬もちらほらいる。

あとは適性的に本来マイラーじゃないけど無理してここに出てきている系の馬はちらほら見受けられるのでそこを考えて、なるべくこの舞台で力を出せそうな馬をピックしたつもり。

フォトパドック的には今回の上位印4頭が強いと思うんだけどな〜。

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