今回は日本で馬券発売があるサウジカップ2026予想記事を書いていきます。よろしくお願いします。
今回は私は現地に参戦する予定なので同時視聴配信はできない予定です…。
レース概要
サウジカップ(G1)
2026年2月14日 (土) 20:40[現地時間 2026年2月15日 (日) 02:40]
アメリカ キングアブドゥルアジーズ競馬場
ダート左1800m 北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55kg 南半球産3歳=牡・セン馬 53.5kg、牝馬 51.5kg
賞金総額:2000万米ドル(約31億円)
1着賞金:1000万米ドル(約15億5000万円)
※1米ドル=155円で換算
サウジアラビアにあるキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われる、ダート1800mのレースです。
ダート1800mのコースはスタートからしばらく長い直線。ワンターンして再び直線というスピードが求められるコースで、スタート直後から直線が続くため序盤からハイペースになりやすいと言われています。
また、スタートから直線区間が長いため、枠による有利不利は少ないです。
この競馬場はドバイのメイダン競馬場のダートに近く、土や泥にウッドチップを含むAWに近いスピードが出やすいダートコースになっています。
これは泥質でスピードが出やすいダート馬場で活躍する一線級のアメリカ馬が遠征してくれるように、このような馬場を作っているという思惑があり、基本的にはアメリカ馬にとって力を出しやすいコースであると言えます。
ちなみに、スピードが出やすいとはいえ、ドバイのメイダン競馬場のダートの方がスピードが出やすく、サウジの方がやや時計がかかると一般的には言われており、特に近年は「サウジの馬場が重い」と発言する陣営が目立っています。
日本馬ではパンサラッサが勝利し話題となりましたが、パンサラッサ自身は日本では芝レースで活躍した馬ですし、この年の4着馬ジオグリフも皐月賞馬で日本では芝のイメージが強い馬ですよね。
3着だったカフェファラオはダート馬ですが日本では最もスピードが求められるダートの舞台、東京1600mで行われるフェブラリーSを連覇している馬ですし、2着のカントリーグラマーは本国アメリカの一流馬です。
こういった、スピード能力を持ったダート馬が活躍傾向にあり、ゴリゴリの地方のパワーが必要なダートで活躍するようなマッチョタイプのダート馬は苦戦傾向があるので注意が必要です。
2025年のレースでは香港の芝馬ロマンチックウォリアーvsフォーエバーヤングのマッチアップ。後続を突き放してのマッチアップに日本中が盛り上がりましたね。
芝馬のロマンチックウォリアーと父が芝馬のフォーエバーヤングが好走する舞台だということも言えます。これはドバイ・メイダン競馬場でも同じことが言えます。
また、基本的には先行馬が有利なレースで人気薄が来るなら先行馬というイメージですが力がある馬であれば直線が長いので差しも決まります。とはいえブロードアピールみたいな競馬はなかなか難しいので、4角出口では中団あたりにはポジションを取れそうな馬から選ぶのが定石です。
馬場は基本的に雨は降らないため良馬場、過去3年のレース傾向を見ると概ね1分49秒〜1分50秒くらいの決着なので、地元馬でこの舞台を走っている馬はこの基準タイムに届きそうか?を1つの目安として考えたい。
現地情報によると年によって砂質が変化する可能性もあるため、現地の砂の状態に関する厩舎コメントなどには要注意です。
調教国別に見るとN=1の国を除くと馬券内率が約35%と最も高いのはアメリカ。ついで日本馬が高く25%前後。地元のサウジアラビアやUAEは10%前後となっており、地元馬は全く馬券に絡まないことはないものの、日本勢とアメリカ勢を中心に考えるのが統計的にはベターと言えそうです。
過去レース回顧
2025年
フォーエバーヤングとロマンチックウォリアーが激戦を繰り広げ、フォーエバーヤングが勝利しました。2頭の実力が抜けていたように見えたレースでしたし、着差的にも上位2頭が抜けていました。3着のウシュバテソーロは後ろから末脚を伸ばしました。4着も日本馬ウィルソンテソーロと日本馬が活躍しました。5着は2026年も出走するアメリカのラトルンロールが入りました。
2024年
1 セニョールバスカドール 1:49:50
2 ウシュバテソーロ
3 サウジクラウン
4 ナショナルトレジャー
5 デルマソトガケ
先行した人気薄のサウジクラウンが3着に粘るも、セニョールバスカドールは後ろから差しを決めて勝利。ウシュバテソーロが早めに仕掛けてサウジクラウンを捉えたが、そのさらに後ろから来たセニョールバスカドールにアタマ差交わされての敗戦となった。前目にいったナショナルトレジャーも4着に残しており、前目でも後ろからでも上位に来られるトラック的にはフラットなレースだったと言える。
2023年
1着 パンサラッサ 1:50:80
2着 カントリーグラマー
3着 カフェファラオ
4着 ジオグリフ
5着 クラウンプライド
パンサラッサが楽に逃げてペースを作る展開に、2番手には日本馬ジオグリフという隊列。4角出口では外からまくり気味に上がって行ったクラウンプライドが3番手あたり、2着のカントリーグラマーは唯一後ろからの競馬で直線で末脚を炸裂させ先行する日本勢を飲み込んで行ったがパンサラッサが逃げ切り勝ち。前有利のレース展開は今回のレースでも健在だったが、カントリーグラマーほどの実力馬であれば差しで馬券内に突っ込んでくることもあるので差し馬でも注意が必要。しかし基本的には先行馬から拾っていきたいと思わされるレースだった。カントリーグラマーは2年連続の2着。
2022年
1着 エンブレムロード 1:50:52
2着 カントリーグラマー
3着 ミッドナイトバーボン
4着 メイキングミラクルズ
5着 アエロトレム
カントリーグラマーとミッドナイトバーボンが早めに抜け出し一騎打ちかと思われた最後の直線だったが、後ろからその2頭を交わして地元の人気薄馬エンブレムロードが勝利。2〜3着馬はお互いを意識しており後ろから差されることは想定していなかっただろうから、追い出しが早かったのかもしれないがそれにしてもアメリカの強豪馬をねじ伏せてこれまでG1はおろか重賞にも出走したことがなかった条件戦レベルの馬であったエンブレムロードがこのレースを勝利したのは驚いた。地元馬も侮っては行けないと感じたレースだった。ちなみにこの年の日本馬はテーオーケインズが8着、マルシュロレーヌが6着と敗れていて、テーオーケインズより芝適正の高いマルシュロレーヌの方が先着しているところは要チェックポイント。
印一覧
◎フォーエバーヤング
○ナイソス
▲ラトルンロール
▲ネバダビーチ
△ルクソールカフェ
☆ビショップスペイ
☆サンライズジパング
注タンバランバ
各馬評価
◎フォーエバーヤング
去年のパフォーマンスを見ると流石にこの馬を本命視しないわけにはいかないと思います。
去年のロマンチックウォリアーがいたサウジカップと見比べても、レベル的に相手になりそうなのは正直ナイソスくらいかなというところ。
競馬に絶対はありませんが余程のことがなければこの馬の勝利で終わるのではないかと思っています。
去年のBCクラシック勝利は本当に見事でしたし、あの相手関係で勝利できるのであれば、ここでは絶対的な存在として扱っても問題ないのではないかと思います。
気になるところを挙げるとすれば、去年は東京大賞典(年末)から直行ローテでしたが今回はBCクラシックからの直行となっており間隔が前回よりも空いているんですよね。
その辺りで仕上がりきらず…という部分があればとは思いますが、世界の矢作厩舎ですし抜かりなく調整してくるのではないかと思います。連覇に向けて視界は良好と言えるでしょう。
○ナイソス
フォーエバーヤングの相手になるとしたら正直このメンバーであればこの馬しかいないかな?と思います。
8戦7勝で唯一の敗戦は不良馬場と度外視できるものですし、やはりBCダートマイルを勝ち切っているところは評価できるポイントです。まずまず先行力があるのもいいですね。楽に逃げるシティズンブルの後ろで砂を被りながらインの4番手あたりで我慢し、4角から進出していき直線では粘り強い勝負根性を見せてシティズンブルをギリギリ交わして勝利しました。
この時には去年のBCダートマイル覇者フルセラーノも破っており、能力を示した1戦だったと思います。
前走のG2ラフィットピンカイジュニアステークスでは超僅差ではありましたがネバダビーチとのマッチアップでしっかり競り勝って1着でフィニッシュしており、勝負根性は素晴らしいものがあると言えると思います。フォーエバーヤング相手にファイトできれば、いい着順がついてくる可能性は十分あるのではないかと思います。
▲ラトルンロール
去年のサウジカップ5着馬です。
フォーエバーヤングとは10馬身差以上離されており、力の差は見せつけられる形になっていますが、それでも去年の日本馬の上位勢と今年の出走予定馬を見比べると正直去年の方がメンバー初良かったと思いますので、着差は離されても3着あたりに入れる可能性はあるのではないか?またそのくらいの見込みがないと今年も中東遠征をしてこないのではないか?と考え3番手タイの評価としました。
後ろから行くタイプなので前がある程度流れてくれないと…というところではありますが、先行する馬が今回は多そうですし、そもそもコース形態的にドスローにはなりにくい舞台なので、そこはあまり心配していません。
毎年1頭くらいは後ろからくるので、今年はこの馬がその枠かもしれないなと思っています。
▲ネバダビーチ
G1グッドウッドSの勝ち馬です。
ただ個人的にそれより評価しているのは前走のG2ラフィットピンカイジュニアステークス。
ここでナイソスと差のない2着に入っており、ネバダビーチの方がむしろ馬群の外目から進出する形で最後も外から併せていたので、レースの内容的にはこちらの方がむしろ評価できると言ってもいいかもしれません。
流石に前走だけでは測れませんしそれまでの実績を考えればナイソスの方が総合的には強い馬だと評価できると思いますが、この馬もそれに近い力を持っていると思いますので人気がナイソスより落ち着くのであれば狙わない手はないと思います。
△ルクソールカフェ
能力的にここで足りるか?という部分は正直未知数ではありますが、血統背景や適性から馬券内に絡める可能性は十分あるのではないかと考え、日本馬ではありますが印を回します。
ジャパンダートクラシックの走りや着差を見ているとさすがにフォーエバーヤングとの力の差はしっかりとあるように思いますが、本馬はサウジカップで3着にはいったカフェファラオの全弟で、血統的にはこの舞台は合いそうです。
そもそも、アメリカンファラオ産駒と北米系のダート馬で、日本よりスピードが求められる中東の舞台は合いそうですし、唯一の海外遠征であるケンタッキーダービーは12着に沈みましたが、これは不良馬場だったので今回とは大きく条件が違いますから、度外視で良いと思います。
芝スタートワンターンと日本のダートでは最もスピードが求められる府中1600mでヒヤシンスS、武蔵野Sで結果を出しており適性はありそうです。
☆ビショップスペイ
上位勢と比べると実績はもう一歩ですが、北米G2の中ではレベルが高いと言われるシガーマイルハンデを2番手から押し切り勝ち切っていて先行力と粘り強さに魅力があると考えます。
人気薄で穴を開けるなら前に行って残すパターンだと思うので穴馬ならこういう脚質の馬は狙っていきたいですね。
G1戦績は乏しいですがアメリカのダートマイル〜中距離は層が厚いので、こういった馬でも馬券内に残す可能性はあると思います。
☆サンライズジパング
状態面が不安ではありますが有馬記念の走りは見事でしたし、芝で走れるキズナ産駒のダート馬というのは例えばバスラットレオンなど、中東の実績もありますので、1発がある可能性はあると思っています。実際去年ロマンチックウォリアーもいきなりダートに対応していましたし、芝で通用するスピードを持っているのはこの舞台では大きな強みだと思います。
ただ、あくまでも1発あるかも枠だと僕は思っていて、サウジは特にコンディション調整も難しいと聞きますから、いろいろな条件がハマった時にあるかも?くらいの温度感で考えるのが良いかなと思います。
注タンバランバ
BCダートマイルで2年連続4着なのが本馬タンバランバです。
前走メイダン競馬場で行われたアルマクトゥームチャレンジで直線で末脚をしっかり伸ばして2着に来ており、中東にもしっかりアジャストしているあたりが不気味ではあります。
3着にまかしたのはUAEダービー2着馬のHeart Of Honorですし、一線級とは言いませんが掲示板内を伺える力量は持ち合わせていると言えそうです。
BCダートマイルの敗戦時もナイソスにものすごく着差を離されているわけではないので、そこも加点要素だと思います。ナイソスを評価するのであれば本馬も評価しておく必要があるでしょう。







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