私も会員のシルクホースクラブ2024年募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
No18クレアドールの23
レイデオロ産駒の牝馬勝ち上がり率はサンプル49頭で4.1%と壊滅的な数字です。
牡馬勝ち上がり率38%に対しここまで極端に牝馬が悪い種牡馬はあまり記憶にありません。
牝馬が極端に悪い原因として私が考えるのは大きく2点。
1つは気性です。
レイデオロ産駒は気性難が多く牝馬はカリカリしやすいため育成が難しい、またはレースで力を発揮できないケースが散見されるのかと思います。
もう1つは馬体サイズです。馬体重がそもそも軽い産駒が多く牝馬はパドックで見ていても明らかに非力に見せる馬が多い印象を受けます。
馬体重がある馬でも、パドックで見るとサイズ以上に小さく見せる、トモや腰が頼りない感じの産駒は多い気がします。
逆にこの2点をクリアする産駒であれば牝馬でもワンチャンあるかもしれません。
本馬の母クレアドールは中央2勝、産駒は3頭出走し2頭が勝ち上がり済みと打率は高めです。
2代母のファミリーからはベルーガやスリープレスナイトなどが出ており活力は魅力的です。
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レイデオロ産駒牝馬は小型馬が多いのですが、本馬は中型〜やや小型と言う感じですね。
歩様、あんまりよく見えません。
トモが非力で緩いので後脚の踏み込みが弱く、返しのスピードがのっそりして見えます。
トップラインの連動性もそこまでよく見せません、安いなりの馬という感じがします。
左前蹄がやや外向ですがこれはセーフでいいと思います。
飛節は思ったより安定していました、もっと緩いかな?と思ったんですけどね。
レイデオロ牝馬の今のスタッツとこの歩様を総合すると、なかなか手を出しづらい1頭かなと思います。
No23シングルゲイズの23
リアルスティール メス 鹿毛 1/30
4,000 万円 80,000 円 高橋文雅
リアルスティール産駒牝馬勝ち上がり率は31%と牡馬と比べると低調です。
ついにフォーエバーヤングという大物と現れ、ずっとリアルスティール産駒は過小評価されていると言い続けてきましたが、ようやく日の目を見た気がします。
私自身オーストラリアでG1に2度出走したトゥルーフェアリーがリアルスティール産駒なので、リアルスティール産駒への印象は個人的にかなり良いです。
本馬の母シングルゲイズはその、トゥルーフェアリーが挑戦し私も現地観戦に蜻蛉返りで行ったG1ヴァイナリースタッドSの過去の勝ち馬。
母父ノットアシングルダウトも豪州の大変優秀な種牡馬で、母父としてのスタッツも優秀なのですが母参加が日本の中央で1つも勝てていないのは気がかりなところ。
デインヒル系はリアルスティールもそこまで相性が良くないようなのでパワー系になりすぎてスピード不足に陥らないか馬体をしっかり見る必要があるかなと思います。
出走済み産駒2頭で、種牡馬ランクも高いのですが今の所未勝利5着が最高着順ですから、少し心配です。
<NEW>
手術歴有りです。
手術の影響もあってか、サイズも小さいですね。
歩様に迫力もなく、手先も重そうな感じでナチュラルスピードが遅いからもあるかもしれませんが、あまりよく見えませんね。
飛節もブレブレですし無理に狙わなくてもいいのではないかと思います。
No25シャクンタラーの23
シスキン メス 黒鹿毛 4/16
2,500 万円 50,000 円 矢嶋大樹
2世代目種牡馬シスキン産駒です、初年度産駒はシスキンのケガにより頭数が非常に少ないのですが、その中からすでに勝ち馬が出ており、牧場関係者の評判も良いですね。
母シャクンタラーは中央2勝ですが、出走済みの産駒3頭で地方も含めて勝ち星を挙げた馬はおらず、繁殖能力はかなり心配です。
種牡馬もエピファネイア、ハービンジャー、ドレフォンとスタッツの高い種牡馬がついていてこの結果ですからね。
2代母の産駒を見てもノーステアという5勝馬が出ているものの、他は打率が高いわけでもないですし、母系の活力的にはややしんどい部分があるかもしれません。
<NEW>
サイズが小さいですね、4月生まれなのでまだ成長する可能性はありますが。
こういった馬はツアーでサイズを要チェックですね。
歩様の身のこなしや可動域の感じは綺麗ですがトモの力感が足りないというか非力な感じが出てしまっている気がします。
成長してから再度見たい馬ですね。
トップラインは綺麗ですし、背中の連動性もまずまずよく、運動神経は良さそうな気がします。
前脚は綺麗ですし、飛節も安定しています。
ツアーで化けていたら出資候補になり得る1頭だと思いますが今のままの感じだと、本来なら様子見したい1頭です。
シルクはできませんけどね。
No26レディホークフィールドの23
サトノダイヤモンド メス 鹿毛 2/24
2,000 万円 40,000 円 田中剛
サトノダイヤモンド産駒牝馬の勝ち上がり率は30%と平均的な数値です。
踏み込みが柔らかく胴伸びがいい馬が多いのでその体を使いこなせるパワーを兼ね備えているかをしっかり見る必要があると思います。
母父Woodman系で出走した産駒は2頭で勝ち上がりは無し。
ただサンプル不足感が否めませんし、ディープインパクトととは相性が良かった配合なので、悪い配合と断じることは現時点ではできないかと思います。
個人的にはサトノダイヤモンドはディープインパクトの中でも南米系の母系で米国系色が薄いため、ディープインパクトがニックスとしていた米国系を母系に入れるのが正解なのかな?と思っているのですがね。
2代母からは海外G1馬Lillie Langtryが出ており、そこからのファミリーで英オークス勝馬のマインディングやTuesdayが出ているとてつもないファミリーです。
母系活力は魅力的です欧州色が強く、英国やアイルランドでの活躍馬が多いためスタミナ色が濃すぎる可能性はあり要注意です。
歩様でスピード要素がどの程度ありそうかしっかり見極める必要があると思います。
<NEW>
こちらも小柄に出てしまいましたね。
サトノダイヤモンドらしい胴伸びの良い馬体で可動域も広そうに見せますが、サトダイ牝馬でこの形の馬は多く見てきて、実際自分もシルクで初年度産駒にアズライトムーンという馬に出資をしたのですが勝ちきれず未勝利引退に。
サトダイ牝馬はトモの力が足りずこの体を使いこなせず長くいい脚を使うものの決めきれないというパターンになることが多い気がしていて、本馬もそのパターンな気がします。
一般的に見れば小さいなりに綺麗な歩様だと思うんですけどね。
前脚は特に気にならず、飛節安定感はまずまずですね。
サトダイ産駒をどうしても欲しい!という方は安価ですし面白いかもしれませんが、サトダイ産駒は歩様詐欺的な部分があり綺麗な馬でもあまり走らなかったりするので(自分の経験則的にも)自分はスルー濃厚です。
No28ムーンライトナイトの23
ブリックスアンドモルタル メス 黒鹿毛 3/24
2,500 万円 50,000 円 和田正一郎
ブリックスアンドモルタル産駒牝馬の勝ち上がり率は24%と平均を少し下回る数値です。
鳴り物入りで社台が大きな期待を寄せたブリックスアンドモルタル産駒ですが、現状の活躍度合いはどうでしょうか?
まずまず頑張っているものの繁殖の質や当初の期待値を考えると評価は分かれそうな気がします。
母父ステイゴールドで出走したのは1頭で、勝ち上がりはできていません。
母父SS系に拡大しても54頭サンプルで現状勝ち上がり率は24%と平均を下回っています。
ストームバードのクロスを持つブリックスアンドモルタルの血統を考えても母父SS系がはねないのは誤算だったのではないかと思います。
本馬はグロリアスソングとデヴィルズバッグの全きょうだいクロスを持ち、SS以外のところからのヘイローのスピードを供給できているのは興味深い点です。
父も母父も気性面がキツい子が多いので、ツアーなどに行かれる方は気性面などを確認するべきではないかと思います。
本馬は2番子のため母の繁殖成績は未知ですが、2代母からはフェアリーS3着のブラックタイプ、ポレンティアも出ていますし、期待感はあると思います。
安価な部類ですし歩様はしっかり確認したいですね。
<NEW>
3月生まれにしてはサイズ不足過ぎますね。
今後成長する可能性はもちろんありますが、様子見ができないシルクでこの時期にこのサイズの馬に飛び込むのはなかなかなギャンブルだと思います。
歩様は一般的なブリモル産駒の歩き方だと思います、ブリモル産駒は本当に似たような歩き方をしますね。
踏み込みなどは水準程度ありますが、いかんせん非力感がありますし、トモの容量が少なく感じますね。
前脚は綺麗ですし、飛節安定感も悪くないです。ただ、上が小さいと飛節は安定しやすいので参考程度だと思います。
No29マルーンエンブレムの23
マインドユアビスケッツ メス 栗毛 1/27
2,000 万円 40,000 円 武市康男
マインドユアビスケッツ産駒牝馬の勝ち上がり率は28%と平均並みです。
ダート血統ですし基本的には牡馬で狙いたいところではありますね。
母父オルフェーヴルとの配合では1頭が出走し未勝利。
母父ステイゴールド系に拡大しても6頭中1頭しか勝ち上がっておらず現状サンプル不足ではあるものの強調しにくい数字です。
母マルーンエンブレムは中央2勝馬。
2番仔なので母の活力は不明ですが、2代母ブラックエンブレムは秋華賞馬ですし、ここからのファミリーはブラックタイプ多数で超豪華。
ここから枝分かれするファミリーが今の所そこまで活躍していないのが気になるところではありますが、ポテンシャルは感じる1頭です。
<NEW>
こちらもダート主体なマインドユアビスケッツ産駒としては厳しいサイズ感です。
母父オルフェの良くないところが出てしまいましたかね。
踏み込みは悪くないですがトモの力感が乏しいです。
トップラインもフラット気味であまり綺麗には見えません。
サイズが小さいので気にしすぎなくてもいいかもしれませんが前脚も内に入っているように見えますね。
飛節は安定しています。
成長待ちしたいのですが、シルクではそれができないのが辛いところです。
No32ウィキッドアイズの23
クリソベリル メス 鹿毛 4/1
2,000 万円 40,000 円 大和田成
新種牡馬クリソベリル産駒の牝馬です。
ゴールドアリュールの後継種牡馬として活躍が期待されており、自身の戦績的から考えると小回り系よりストライドが伸びる大箱の舞台で相性が良い産駒を出しそうなきがします。
母ウィキッドアイズは未勝利馬で、出走済み産駒2頭
はいずれも未勝利。どちらも中央未勝利のあと地方転出し、佐賀と門別どちらでも勝てていないのでちょっとどうかな?という感じです。
下の子はまだ上がり目があるかもしれませんが。
2代母は海外G1馬でその産駒にはホープフルS2着馬も出ているんですけどね、きょうだいを見ると一発ホームラインタイプで打率は高くない印象です。
<NEW>
ダート馬としてこのサイズはかなり厳しいですね。
母父オルフェは小さく出る子が多いですね、4月生まれなので,成長する可能性はありますからそれに賭ける感じになるでしょうか?
腰も細いですし身のこなしはさておき、胸も浅く力感に乏しいですね。
本来なら成長待ちをしたいところですが、シルクはそれが許されません。
今の状況で出資するのはかなりギャンブル要素強めだと思います。
No34ムーンライトダンスの23
アルアイン 牡 鹿毛 2/16
2,200 万円 44,000 円 青木孝文
アルアイン産駒の牡馬勝ち上がり率は17%とまだサンプル数が少ないとはいえかなり厳し目の数字です。
初年度産駒でクラシック戦線で活躍したコスモキュランダが出ているのでいい印象もあるのですが、コスモキュランダの次に賞金を稼いでいるのは1勝Cを突破したカズゴルティスとなっており、実は中央で2勝以上上げているのはこの2頭だけとなっています。
なかなか、現状厳しい成績と言わざるを得ないですね。
母系も一流なのでもう少し種牡馬として活躍するかと思っていましたが、予想を下方修正せざるを得ない状況です。
本馬は母ムーンライトダンスがG3勝馬。とはいえ2002年生まれなのでかなりの高齢出産になります。
このファミリーからはシゲルピンクダイヤ、シゲルピンクルビーが出ており活力はあります。
コスモキュランダと共通する部分でいうと母系にDanzigを持っているところですが、母が豪州産馬でゴリゴリ系のコスモキュランダと比べてこちらの馬の方が早熟性は乏しいような気はしますので、この辺りは冷静に馬を見ていく必要があるかなと思います。
<NEW>
サイズやや小さめですね、2月生まれの馬なのでもう少し大きなサイズだと良かったのですが、フレームが小さいわけでもなさそうなので肉付きが良くなればもう少しボリュームは出るかもしれません。
踏み込みはそこまで深くないですね、背中もあまり使えていないように見えます。
前脚の可動域も広くないですし、パワー感もあまり感じない歩様に見えます。
前脚は右前が結構内に入ってきますね、飛節安定感はまずまずです。
No35モルジアナの23
アルアイン メス 鹿毛 2/10
2,500 万円 50,000 円 加藤士津八
アルアイン産駒の牝馬勝ち上がり率は14%とまだサンプル数が少ないとはいえかなり厳し目の数字です。
初年度産駒でクラシック戦線で活躍したコスモキュランダが出ているのでいい印象もあるのですが、コスモキュランダの次に賞金を稼いでいるのは1勝Cを突破したカズゴルティスとなっており、実は中央で2勝以上上げているのはこの2頭だけとなっています。
なかなか、現状厳しい成績と言わざるを得ないですね。
母系も一流なのでもう少し種牡馬として活躍するかと思っていましたが、予想を下方修正せざるを得ない状況です。
母モルジアナ産駒は皆トモがごりっごりになりますよね、上の子たちの記憶が今も鮮明に残っていますが、本馬もそうなっているのでしょうか?
ただ、上の子たちは初仔のコラリン以外は中央で勝てておらず、仮にトモがゴリゴリの馬が出てきたとしても現状そこまで上の子が走っていないという部分は念頭に置いておく必要がありそうです。
<NEW>
例年のモルジアナ産駒っぽくないモルジアナの子ですね。
トモのガツンと感がなく、普通の馬って感じがします。
サイズ自体も小さく出ていますね。
このサイズ感の割には、歩様動画ではお腹がでっぷりしているように見えます。
そして、ちょっとのっそり歩く感じですね。スピード能力があるかやや不安な感じがします。
後脚の踏み込みも浅めにみえます。
前脚は大きく気になるところはないですし、飛節安定感も悪くないかなと思いますが、 競馬で通用するスピード能力がちゃんと備わっているか?というところでしょうか。
No37マイエンフェルトの23
シルバーステート メス 鹿毛 3/8
2,500 万円 50,000 円 中川公成
シルバーステート産駒牡馬の勝ち上がり率は25%となっておりやや低いな数値です。
もう少しいいイメージがあったのですが、このくらいなのですね。牡馬よりも牝馬は低めに出てますね。
母父ハービンジャーでは2/3頭が中央勝ち上がりを決めており、母父ダンシリ系に拡大すると、3/4頭勝ち上がりでその3頭は中山金杯勝ち馬リカンカブール、中央3勝のシルバーブレッドなど全て牡馬ではあるのですが上級馬も出ていて期待の持てる組み合わせです。
母は中央3勝で本馬は初子牝馬となりますが、2代母からはブラックタイプも多数出ており、期待感がありますね,馬体がしっかりしていたら楽しみな1頭です。
3代母はビワハイジですから,なかなか豪華なボトムラインですよね。
この値段で出資できるなら馬が良ければ面白いかもしれませんね。
<NEW>
こちらも初仔らしいサイズ、遅生まれでもないのでこのサイズのなさはちょっと気になりますね。
これだけ小さいと今後成長してリカバーできる可能性はあるものの、僕は出資候補には入りません。
ただ、小さいなりに歩様の雰囲気はいいですね。
硬さは感じますが左右差が少ないですし、トップラインの連動性はなかなか見どころがあります。
小さいから身体が扱いやすいという部分もあるかもしれませんが、バネ感などはいい感じだと思います。
小さいなりにまとまっていて、トモの相対的な大きさはありますしね。
前脚は若干うちに入ってきているものの、このくらいなら許容範囲かと思います、小型馬ですしね。
飛節安定感もまずまずですね。
サイズが小さくパワー不足に陥る可能性が今のままだと大きいかと思いますが、運動神経や体を動かすセンスみたいなものは、感じる歩様でした。
⇨1.5次募集に残っている馬の中では見所があるのではないでしょうか?
No39アイルビーバウンドの23
フィエールマン メス 鹿毛 3/22
2,200 万円 44,000 円 武藤善則
2世代目のフィエールマン産駒です、まだ勝ち馬は出ていませんが時間の問題かと思います。
本馬は母系に米国系血統が多く、配合のバランスは良い気がします。
半兄はパフォーマプロミスで他にも中央2勝馬が2頭出るなど繁殖の活力はありそうですが、母が高齢になってきており、最近の産駒成績があまり良くないところが気になるポイントです。
<NEW>
ちょっと小さすぎますね。
遅生まれというわけでもないですし、このサイズの時点で私は検討候補から外します。
踏み込みの感じや前脚の捌きは悪くないと思いますが、トモが非力に見えますね。
前脚は特に気になるところがありませんが、左後ろはやや中に入って曲がっている形でしょうか?
飛節安定感もサイズの割にはなく、成長して馬が激変するのを待ちたい1頭です。
No40レーヴドゥラメールの23
サトノアラジン 牡 鹿毛 3/17
2,500 万円 50,000 円 西田雄一郎
サトノアラジン産駒の牡馬勝ち上がり率は33%です。
ニュージーランドでは飛ぶ鳥を落とす勢いで、南半球での活躍は目覚ましいのですが日本ではその勢いはありません。
筆者はサトノアラジンはニュージーランドにシャトルではなく移籍した方がいいと真剣に思っています(笑)
日本では重賞馬すら出ておらずクラシックに出走できた産駒も執筆時点ではいないはずです。
母父ロードカナロアで勝ち上がった馬はおらず、母父キンカメ系では36%が勝ち上がりと少し平均を超えるスタッツです。
本馬はストームキャットインクロスを持つ牡馬ですから、ダート適性が高くなる可能性がありそうですね。
馬体がパワー溢れる形であればいいですね。
<NEW>
牡馬のサトノアラジン産駒だとダートも意識しますが、本馬はサイズが小さく出てしまいましたね。
ナチュラルスピードも遅いですし、背中の連動性は悪くない気がしますがバネ感に乏しく、スピード能力があるか心配な歩様です。
トップラインは綺麗な馬ですけどね。
右前の出し方が気になると言えば気になりますが軸内なのでこれはセーフでいいと思います、飛節安定感はいい感じですね。
小さいなりに早めに仕上がるタイプの馬かもしれません。
No43プレインチャントの23
Sottsass メス 鹿毛 2/27
3,500 万円 70,000 円 稲垣幸雄
凱旋門賞馬ソットサス産駒の牝馬です。
2年連続で出走した凱旋門賞は19年重馬場(3着)⇒20年不良馬場(1着)と日本とはかなり条件が異なる 競馬でした。
これだけ見ると「重すぎるじゃん」となるかもしれませんが、とこおがどっこい時計がパリロンシャンより早くフランスで一番高速馬場と言われるシャンティイ競馬場の良馬場で開催されたフランスダービーで勝利するなど、重馬場専用機という感じでもなくスピード馬場にも一定の対応力を見せているところが日本に導入する意味では魅力的です。
また、ソットサスの全弟シンエンペラーが日本の芝競馬で十分通用していること、他のSiyouni産駒で日本で出走している産駒を見ても芝短距離で中央5勝しているヴィズサクセスや同じく芝短距離で中央3勝しているサトノジヴェルニーなど、日本の短距離の舞台でスピードが足りている上級馬も出ており、全く日本では重すぎて…ということはないのではないかと思います。
母PlainchantはG2の芝短距離直線レースの勝ち馬。
https://www.horseracingnation.com/horse/Plainchant
https://youtube.com/watch?v=XiqYGypYhYA%3Ffeature%3Doembed
血統構成的にサドラーがクロスするなどかなり欧州色が強く、コントレイルなど北米系を母系に持つディープ系種牡馬とかつけたいなあと思ったり思わなかったりして、この馬の時点では日本には重すぎるかな?という不安もあるのですが、母が欧州とはいえ一番スピードを求められる短距離直線レースでかなりの戦績を上げているので、ひょっとしたら…という期待感はありますね。
おそらく血統的に重そうですし、そこまで人気にならないのではないかと思いますので、動きが良ければ考えたい1頭です。
個人的な縁でいうと、キャロットクラブで出資しているマックアルイーンが本馬の近親になるんですよ。
3代母FunnyGirlという超名牝から分岐するファミリーで,ノーザンはこの母系狙っているのかな?と邪推しています。
ボトムライン的な魅力もありますし、母優先があるクラブだったらよかったんですけどね、、、要検討の1頭です。
やっぱり僕海外血統馬好きなんすよね(笑)
もちろん日本で走る海外馬で打率を高めるなら、基本重い可能性がある欧州系芝馬には手を出さず北米系のダート馬を狙うのがいい気はしますけどね。
欧州芝と日本芝は適性の差が大きいので…。
ダートももちろん全く同じではないですがまだ差が小さいと思います。
<NEW>
サイズがやや小型ですね、体高が低く管囲も19.2cmしかないのでそこまで大きくならない馬なのかもしれません。
歩様はちょっと背中は硬めに見えますが、トップラインは使えていますし踏み込みの感じは力強さを感じます。
小さいなりにトモもしっかりしていますしダートマイル馬っぽい雰囲気を感じます。
前脚は大きく気になるところは見受けられないのですが、後脚は割とバラバラ
な感じですね。
外弧なだけでなく飛節もそこまで安定しているわけではないですし。
この撮影時にふらふら歩いているのでそう見えるだけかもしれないですけどね。
ゴリゴリのダート血統なら一考だったかもしれませんが、欧州芝血統でこの歩様だとどっちつかずになった時が怖いですね。
No57フォトコールの23
ドレフォン メス 鹿毛 4/18
4,500 万円 90,000 円 橋口慎介
ドレフォン産駒の牝馬勝ち上がり率は36%と牡馬には劣るものの、悪くない数値です。
大物では皐月賞馬ジオグリフが筆頭格ですが、基本的にはダート馬としてみるのが良いと思います。
母系によってはもちろん、ディープ等軽い血を入れている配合で芝に出る子もいますし、運動神経が良い子が多いので、ゴリゴリの芝血統じゃなくてもそれなりに芝をこなせる子も出てくるのだろうと思います。
ホームランタイプよりは安打製造機タイプの種牡馬ですね。
母父ガリレオというのはやや、どういう子を出したいのか意図が見えにくいですね。
この配合で出走したのは1頭でその子は勝ち上がっているのですが、日本のスピード馬場ではガリレオは重すぎる部分もあるので欧州の重さが出ていないか要チェックです。
できればダートに振り切った北米系か、サンデー系の日本的スピードを母系に入れた馬を僕は狙いたいですね。
母産駒は2頭デビュー済みですが中央で勝っている馬もおらず、母の戦績や種牡馬の割にパフォーマンスは今の所良くないのでそのあたりをどう評価するかですね。
初子は地方から出戻りしていますが今の所1勝クラスでは厳しい 競馬が続いています。
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350キロ台の馬は流石に検討できないですね。
歩様動画を見ても明らかに馬体が貧相に見えます。
余程の思い入れがなければ、スルーで良いのではないかと思います。
他クラブであれば様子見をして成長を見守る手もありますが、シルクでは難しいですからね。
No61オーロラエンブレムの23
レイデオロ メス 黒鹿毛 5/1 2,500 万円 50,000 円 渡辺薫彦
レイデオロ産駒の牝馬勝ち上がり率はサンプル49頭で4.1%と壊滅的な数字です。
牡馬勝ち上がり率38%に対しここまで極端に牝馬が悪い種牡馬はあまり記憶にありません。
牝馬が極端に悪い原因として私が考えるのは大きく2点。
1つは気性です。
レイデオロ産駒は気性難が多く牝馬はカリカリしやすいため育成が難しい、またはレースで力を発揮できないケースが散見されるのかと思います。
もう1つは馬体サイズです。馬体重がそもそも軽い産駒が多く牝馬はパドックで見ていても明らかに非力に見せる馬が多い印象を受けます。
馬体重がある馬でも、パドックで見るとサイズ以上に小さく見せる、トモや腰が頼りない感じの産駒は多い気がします。
逆にこの2点をクリアする産駒であれば牝馬でもワンチャンあるかもしれません。
母父ディープインパクトで注目されていたウインドインハーヘアクロス持ちなのですが、この配合だと特に小さくなることが多いんですよね。
この配合で出走したのは25頭なのですが勝ち上がり率16%とレイデオロの平均よりかなり悪い数値です。
母オーロラエンブレムの産駒も現時点で中央で勝ち上がっておらず、血統的にはかなり手を出しにくい1頭かと思います。
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小さいですね,ディープ配合のレイデオロ牝馬の良くないところが出てしまっています。
ただ、遅生まれなのでここから成長する可能性は十分ありますので、今後の成長にベットする選択肢もあるかと思います。
歩様はややコツコツ気味で全身連動性は低め、一般的なレイデオロ産駒らしい歩様だと思います。
後脚は特に可動域狭目に見えますね。
前脚はガバッと開いて、見映えしません。
一方飛節は安定しているのでここは見どころがあるなと感じますね。
N073プロミストリープの23
ルヴァンスレーヴ メス 鹿毛 2/1 3,000 万円 60,000 円 藤野健太
2世代目のルヴァンスレーヴ産駒です。ダート基本だと思うのでまだまだ本領発揮とはなってないのではないかと思います。地方勝ち馬が複数出ていますがまだ中央では芝レースで3着に入ったヴィーデが執筆時では最高戦績です。
母プロミストリープは中央2勝で、母父ヘニーヒューズと分かりやすいダート血統です。できれば牡馬であってほしかったところです。
フジキセキも入ってスピード能力は高そうな気がしますね。
産駒の中央勝ち馬は出ておらず、初仔の半姉(3歳馬)は未勝利戦で最高着順が7着と苦戦気味。2歳の2番子は未デビューです。
母の活力はまだ、見通せない部分がありますね。
<NEW>
サイズが小さいですね,2月の頭生まれでこのサイズ感はダート想定血統としては辛いものがあります。
歩様はルヴァンスレーヴ参加らしい、芝でもいけるかも?と思わせるような可動域の広さがあります。
推進力があるように見えますし、小さいなりに見どころはあるように思います。
踏み込みもこのサイズの割にはしっかりして見えます。
前脚は右前が少し気になるものの許容範囲、後脚はかなり内に入ってきているように見え個人的には気になりますね。
飛節は安定してますし、小型馬なので頓挫がなければデビュー早いかもしれません。
No75ディーコンセンテスの23
リオンディーズ メス 鹿毛 1/24 2,500 万円 50,000 円 平田修
リオンディーズ産駒牝馬勝ち上がり率は25%と水準以下です。
母父ディープインパクトでは平均より高い勝ち上がり率36%となっています。
同配合では牝馬でタガノディアーナが中央3勝を上げています。
母ディーコンセンテスは中央未勝利の元サンデー レーシング馬。
2代母スウィートリーズンはエイコーンSなどを勝利したG1馬で、2代母のファミリーからで本馬の母の全兄は目黒記念2着のディアスティマです。
母系の活力はありますが、サンデーレーシングの母の初仔がシルクに回ってくるという時点で、上級馬になれる素質があると少なくとも選馬の段階では見込まれていないのではないかと思います。
<NEW>
サイズがかなり小さいですね、1月生まれでこのサイズはかなり心配です。
母父ディープの小柄さだけが出てしまいましたかね?
小さいなりに前後のバランスは整っており、トモもこのサイズにしては力強く見えるものの,あくまでもこのサイズにしては…というところ。
前脚はややX脚気味でしょうか?
小型なので飛節は安定していますが…無理に手を出す必要はない気がします。
No77コロナシオンの23
シルバーステート メス 黒鹿毛 2/24 3,000 万円 60,000 円 高柳大輔
シルバーステート産駒牝馬の勝ち上がり率は25%と水準より低調です。
母父キングカメハメハとの配合では14頭が出走し36%が勝ち上がりと平均より高い数値ですね。
同配合ではメイショウクリフトという中央3勝馬(牡馬)が出ています。性別は違いますが、14頭の中から中央3勝馬が出ているのは評価できるポイントだと思います。
母コロナシオンは中央1勝。サンデー レーシングの馬だったのですが、1勝しかできていないためか初仔から3頭連続でシルクで募集されています。
初仔のアルアイン産駒レアリザシオンはデビューから2桁着順を3回とかなり厳しい戦績。
1つ上のフィエールマン産駒のエデルクローネは去年人気を集めていました、秋デビューの予定だそうですが、すでにゲート試験は合格しており順調です。
私は前脚の運びがかなり気になったのでこの馬はスルーしましたが、今のところ順調に育成が進んでいるようで何よりです。
2代母ブエナビスタとボトムラインは最高クラスですので、このエデルクローネが活躍するようであればかなり面白いと思いますが、その結果が分かる前に募集の時期が来てしまうのは悩ましいところですね。
<NEW>
サイズ小さいですね、体高も低いですし、遅生まれでもないのでこれは気になります。
特にシルステとキンカメと言うパワー系配合でサイズがないのは致命的な気もします。
全然ダメだと言うことはないのですが、歩様を見るとトモに力がないのか、後脚の引き上げ力が足りていないようにも見受けられます。
右前オフセット気味でしょうか?左前も綺麗ではないですね、X脚気味?
シルバーステート産駒は前脚がこう言う馬が多いんですけどね。
後脚も外弧でバラバラに見えますね。
無理して狙わなくてもいいのではないかと思います。
No78キューティゴールドの23
シルバーステート メス 黒鹿毛 4/5 3,500 万円 70,000 円 高野友和
シルバーステート産駒牝馬の勝ち上がり率は25%と水準より低調です。
母父ファイントップ系との配合で出走した馬はいません。
ステイゴールドなど輩出のダイナサッシュのボトムラインで母系は超優秀。
母は元社台RH馬ですが高齢になっていて、晩年は連続で産駒がシルクで募集されています。
半兄はショウナンパンドラが出るなど母の産駒成績も素晴らしいのですし、高齢になってから生まれた21産のサトノダイヤモンド産駒のオールナットが中央2勝をあげており、完全に枯れている感じもありません。
馬を見ながらではありますが、母系的にはとても魅力的な1頭です。
ショウナンパンドラを筆頭に中央複数勝利馬や活躍馬はディープインパクトとの配合で出ている印象があり、父で軽さを入れないといけないのかな?という気もしていてこのあたりがパワー系に振れるシルバーステートになるどうなるか?というところでしょうか。
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4月生まれではありますが、さすがにサイズが小さいですね。
母もかなりの高齢になっていますし、さすがに活力が残っていないのでしょうか?
歩様のバネ感や背中の使い方は悪くないように見えますが、あと70kgくらい大きくなってくれないとパワー不足かなと思います。
動きのリズム感などは悪くないのでセンスは感じるものの、今の状態で出資するのはかなりギャンブルですね。
前脚は間口やや広めで外弧気味、後脚も外弧で前後ろともにバラバラな感じがします。
総評
今年は去年より1.5次募集に回る馬が多かったですね。
19頭いるとなかなか選択肢があるように見えるのですが、サイズが小さい子が多く嫌われる理由はわかるな、と感じる馬たちが多いです。
実績を積むためと割り切るか、成長したらワンチャン!という馬はいるにはいますが、かなり厳しい戦いになりそうな馬が多いような印象は受けます。
シルクは近年追加募集もあったりしますしキャンセル募集も何度かあったりするので、無理にここで狙わずに追加募集やキャンセル募集に照準を合わせるという選択肢もありなのではないでしょうか。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
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直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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