2年間未勝利…。58連敗した一口馬主が振り返る”連敗の理由”

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回は、仲良くさせていただいている視聴者さんのヤスホークスさんに、一口馬主のリアルを語っていただこうと思います。

ヤスホークスさんはシルク・DMM・東サラ・キャロットに入会されていて7世代に出資されている先輩一口馬主さんで、アーモンドアイの兄妹馬にも出資されていました。
58連敗したヤスホークスさんが振り返る、スランプに陥った理由とは?
是非最後までご覧ください。

はじめに

2022年12月3日、グラデスフィーダが中京の未勝利戦で勝利し、 約2年をかけた出資馬の58連敗が止まりました。

決して綺麗な勝利ではなく、2番人気のYGGのモーメントキャッチが 一完歩、一完歩と迫ってくる中、なんとか耐えたという勝ち方で、 残り2ハロンがとても長く感じました。

連敗中、あと少しというところで差されることもあり、 この勝ち負けには雲泥の差があること痛感しており、 ゴール板を過ぎるまで安心することはなかったです。

一口馬主の成功とは、いったい何なのでしょうか?

自分は7世代で軽く100万円を超える損失を出していますが、 失敗したとか、負けたとか、そういう思いはなく、 一口馬主ライフを楽しんでいます。

もちろん、重賞で勝ちたい、勝利数を伸ばしたいという思いはあります。

ただ、「どうして58連敗したのか?」

そこには必ず理由があるので、この執筆を通してひも解き、いずれ、重賞を勝つような馬に出資するための改善に繋げていこうと思います。

一口馬主を始めたきっかけ

私はシルクホースクラブで、14年産から一口馬主をはじめました。

ちなみにアーモンドアイは15年産駒で、その半妹ユナカイトに出資しておりました(笑)

約20年ほど、仲間内のPOGをやっていましたが、競馬に対してより深く関わりたいと言う気持ちが強くなり、クラブ探しを始めました。

友人がキャロットやウインで出資していたので、単純に違うクラブを探そうと考え、ノーザンと提携しはじめたシルクに興味を持ったのがきっかけです。

当時シルクのクラブ馬では、 シルクジャスティス(1997年有馬記念)やシルクプリマドンナ(2000年オークス馬)に、 馬券でお世話になったこともあり、思い入れがありました。

一口馬主を始めたときは「月に1度くらい出資馬を競馬場で観戦したいな」くらいの気持ちでした。

最初に出資したのはダイワメジャー産駒のポールヴァンドル(牝)。

今でいうところ、通常募集で残口があったもので、 POGで注目していたディープインパクト産駒のレプランシュの半妹です。 (レプランシュは、後にきさらぎ賞2着。その後は・・・。)

ポールヴァンドルは、2016年の10月に東京の芝の2000mでデビュー。

デビュー戦は後のダービー馬のレイデオロの2着でした。

その後、3歳1月に未勝利を勝ち上がり、夏の函館で3勝目をあげ、紫苑Sで3着に。

初出資馬で秋華賞9着と順調すぎるスタートを切りました。




一口馬主にハマる(沼化)

ポールヴァンドルは秋華賞後に骨折が判明し、 その後復帰するも足元に不安を抱えての現役生活で、続けて使うことができませんでした。

2世代目(15年産駒)のシルフィウムは、7戦使うも勝ち上がることができずに、引退。

この頃からノーザンファーム育成馬の1頭あたりの出走回数が激減し、 月1回の出走を確保することが難しくなりました。

このため、まずはシルクで頭数を増やすことを検討し始めました。

シルクの出資は実績制度。

あとは抽選優先制度(抽優)で1頭に応募ができる仕組みです。

18年産駒は抽優当選で1頭、先行募集の残枠を1頭、二次募集で当選し1頭と計3頭に出資することで、 年間12回以上の出走にメドがたちました。

19年産駒では50万円弱ではありますがシルクでの実績が積み上がり、 抽優だけでなく、人気薄めで50万円の実績で戦えそうな馬に応募するようになり、 頭数確保に奔走することになります。

シルクの先行募集で2頭しか確保することができなかったため、 ポールヴァンドルの出資を機に仲良くなった馬友さんにならうように 2クラブ目、東京サラブレットクラブ(東サラ)に、2021年の1月に入会します。

20年産駒の先行募集は東サラから始まり、抽選で2頭確保。

シルクの抽優は落選するも、実績で1頭、一般抽選1頭の計2頭確保できました。

抽優落選分(アルファインディ)の補充として、DMMバヌーシー(DMM)の入会を検討し、 何の抵抗感もなく入会。

「2000口で一口価格が安いこと」と「抽選がなく出資したい馬に出資できる容易さ」から、 入会後に数がどんどん増え、7頭に出資してました。

DMMは動画の配信も多く、すぐに心がなびきます。

特に矢作先生に褒められると、ポチってしまう感じです。

もう、沼のはじまりではなく、どっぷり沼にハマった状態でした。

長いトンネル(連敗)

18年産駒のシルクのビジューブリランテが20年の12月に新馬勝ちし、 順調にスタートを切ったと思ったところから、連敗が始まります。

まず、18年産駒は3頭中、2頭勝ち上がるも1勝止まり。

19年産駒は5頭中、まさかの勝ち上がり、「0(ゼロ)」。

20年産駒のDMMのグラデスフィーダで連敗を止めるも、 同世代はデビュー5頭で、ようやく勝ち上がり「1」という状態でした。

連敗の間、競走中止やタイムオーバーも経験しましたし、1番人気でも連敗を重ねました。

特に19年産駒の27戦0勝は、正直心身ともに堪えました

2着2回、3着も2回ありましたが、勝ち上がることはできず。

東サラ初出資のレッドカロスは、4戦全て出走奨励金0という、なかなかの低空飛行でした。

そんなこんなで、気づいたら約2年間未勝利、58連敗という不名誉な記録を樹立してしまったのです。




連敗の原因をひも解く

シルクに抽優が導入されてから、当初は最低1頭を確保するため、中間発表を見ながら票読みし、 勝ち目のある倍率の募集馬をピックアップして、その中から応募を決めていました。

抽優以外でも、実績枠で確保できる募集馬をピックアップする方法で応募してきました。

もちろん票読みして当選した馬が、たまたま活躍しなかったと考えることもできますが、 そもそも母数となるピックアップした中に、活躍する募集馬が含まれる率が低いことが1番の原因でした。

端から、良血馬や好馬体の募集馬は、ピックアップされてなかったわけです。

また、当初の出資目的として出資馬の現地観戦を描いていたことから、 関東馬を優先に応募していました。

これも母数のピックアップに影響していたと思われます。

このような状況から、せっかく出資できたにも関わらず1頭1頭の出資馬への思いも希薄となり、 連敗という結果だけでなく、心穏やかでない状態となっていきました。

軸をしっかりと

21年産駒の募集からは票読みを考えず、「①血統+②歩様+③馬体重+④厩舎・育成」 という優先順位を軸にシルク、DMMの各クラブの検討を行いました(東サラは間に合わず)。

①血統

もちろん種馬は大事ですが、やはり母系との組み合わせ。

母系は4世代前まで確認し、適性などをしっかりとイメージできる募集馬を選択するようにしました。

例えると、ダートでつぶしが効く、というような募集馬は除外。

②歩様

歩様だけで見定めるというのは自分にとって難しいものなので、 自分の中で評価して、2~3年後に振り返られるようにし、 PDCAサイクルで少しずつ上達していきたいと思います。

21年産駒の見るポイントとして、主に肩と前肢の連動や後肢の伸びを観察しています。

③馬体重

言うまでもないと思いますが、データ的に牝馬で小さい募集馬は外します。

デビュー時に450kg以上が見込める募集馬をピックアップしています。

馬体重は育成時や、2~3歳時にしっかり稽古で攻められることに直結します。

「成長のために休みを入れる」という状況が育成時に続くと、 早期での出走・活躍は厳しいですよね。

④厩舎・育成

特に育成ですが、 個人的にはノーザンファーム天栄育成は少し敬遠していこうかと思ってます。

年度代表馬に選ばれたイクイノックスは天栄育成でレース間隔を空けて成功していますし、実は私の出資馬のほとんども、ノーザンファーム天栄育成なんですけどね。

DMMの天栄育成は長く在厩するケースが多いですが、シルクの場合は在厩期間が短く、「調教師が馬1頭1頭を把握しているか?」と不安に思ってしまいます。




クラブを増やす

全落ちのリスクを考えると、×制度のあるキャロットに魅力を感じ、 21年産駒で入会チャレンジに成功しました。

×制度を用いて、3年に1度は欲しい馬を確保できるため、これを有効に使いたいと思います。

そして、シルクは抽優だけに絞って1番欲しい馬(ドラ1)にアタックし続けることにします。

東サラ、DMMについては、自分としてはセカンドクラブの位置づけとなりつつあり・・・。

資金はシルク・キャロットを中心に投下していきたいので、 両クラブより先に募集が開始となる東サラは、さらに応募数を絞っていくつもりです。

DMMは会費や維持費が値上がりしてはいるものの、馬代にはキャッシュバックがありますので、 ここはキャッシュバックをフル活用して、セレクトセール高額馬に手を出していく作戦です。

シルク・キャロットで世代0頭となった場合は、 ライジングサン・シンジケートなど、オーストラリアでの共同馬主へのチャレンジを考えています。

毎年同じサイクルで回していくだけでなく、チャレンジの要素も盛り込んで、 自分の出資へのモチベーションを高めると共に、馬を見る眼も養っていきたいと思います。

<ヤスホークス出資頭数 全29頭>  

14年産駒~17年:1頭  

18年産駒:3頭  

19年産駒:5頭  

20年産駒:11頭  

21年産駒:6頭

ゲストライター:ヤスホークス

趣味はマラソンで、母校の大学の陸上部を全力応援する日々。大学駅伝ファン。

一口馬主は14年産からはじめ、現在はシルク・東サラ・DMM・キャロットの4クラブに入会中。

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