オーストラリアで今狙いたい高コスパ種牡馬11選!

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回は3月に迫るMagic Millions Adelaide yearing sale 2023に向けて豪州で狙いたい種牡馬を列挙し分析していく記事を書いていこうと思います。
選んでいる基準は、比較的安価な産駒が多い種牡馬(予算4万ドル程度)の中で成績がいい馬を探そう、というものです。牝馬重視で考えています。
元々、自分の落札チーム用に情報を収集していたのですが、せっかくまとめるなら記事にして公開しちゃうか、と思うようになり今回掲載することを決めました。
内輪向けの資料すら記事化する、強欲な壺もびっくりな強欲さですね。
今回取り上げるのは、当然3月のセールに上場される馬の種牡馬の中からのピックアップになります。
正直、日本ではマイナーな馬がほとんどだと思いますが、私のような物好きな日本人の方数人に刺さればいいかなと思います。
それではいってみましょう!!

Press Statement (AUS)

○プレステートメント(Fastnet Rock-Danehill-Danzig) 

・2022年種付け料 

8000豪ドル

・勝ち上がり率

全体58.86%

牡馬62.34% 平均獲得賞金71382豪ドル

牝馬55.66% 平均獲得賞金48951豪ドル

・ニックス

☆Encosta De Lago(フェアリーキングーND、B リーズン、ミスプロなど) 

7頭中5頭勝利 (うち1頭SW) best→Hold The Press

☆More Than Ready(ヘイロー、ND、ミスプロなど)

8頭中7頭勝利 (うち0頭SW) best→Sheez Marvellous

☆Lonhro (オクタゴナルーザビールーサートリアム、ミスプロなど)

8頭中5頭勝利 (うち0頭SW) best→Free Foal

☆Northern Meteor(Encosta De Lagoーフェアリーキング、ND、ミスプロなど)

6頭中4頭勝利 (うち0頭SW) best→Full Press

・まとめ

⇨Encosta De Lago系+ミスプロ持ちがキーか?牝馬勝ち上がり55%はこの種付け料を考えるとかなり良い

・川上さん

牝馬も走る種牡馬ですね。足が短くてずんぐりむっくりしている産駒が多いからずんぐり系の方がいいかと思います。

Highland Reel (IRE)

ハイランドリール(Galileo-Sadler’s Wells-ND)

・2022年種付け料 

16500豪ドル

・勝ち上がり率

全体—(3歳世代が初年度)

牡馬36.05% 平均獲得賞金8592豪ドル

牝馬26.39% 平均獲得賞金9221豪ドル

・ニックス

☆Encosta De Lago(フェアリーキングーND、B リーズン、ミスプロなど)

1頭中1頭勝利 (うち1頭SW) best→High Approach

☆Pounced(ラーイーレッドゴッド系+グロリアスソングーヘイロー、ストームキャットなど)

1頭中1頭勝利 (うち1頭SW) best→Atamisque

☆Arch(クリスエスーロベルト+プリンスキロ、DanzigーNDなど)

1頭中1頭勝利 (うち0頭SW) best→Inverness

・まとめ

⇨まだ不明。スピード不足の産駒が見られるようでスピード強化血統はGoodか?サドラー系はHigh Chaparral経由で広がりを見せており、So You Thinkなど活躍種牡馬も出ている主流血統の1つ

・川上さん

まだ絶対数が少ないからわからないですね。晩成だからもうちょっと時間が必要かもしれません。

手探り状態ですね。1頭ヘンリードワイヤー調教師で新馬勝ちした馬=Dancethenightawayがいる。2戦目BM64でサンダウンで4着、これは良さそうですね。

馬体か母系に強調材料がないと種牡馬買いできるレベルでは現時点ではないかもしれません。

All Too Hard (AUS)

オールトゥハード(Casino Prince-Flying Spur-Danehill-Danzig)

・2022年種付け料 

38500豪ドル

・勝ち上がり率

全体68.38

牡馬72.62% 平均獲得賞金178428豪ドル

牝馬63.06% 平均獲得賞金58439豪ドル

・ニックス

☆More Than Ready(ヘイロー、ND、ミスプロなど)

60頭中45頭勝利 (うち3頭SW) best→Wellington

☆Fastnet Rock(Danehill-Danzig-ND、リボー、ニジンスキー、サートリアムなど)

13頭中6頭勝利 (うち2頭SW) best→Amangiri

☆Encosta De Lago(フェアリーキングーND、B リーズン、ミスプロなど)

24頭中16頭勝利 (うち1頭SW) best→Alligator Blood

☆Redoute’s Choice(Danehill-Danzig-ND、ニジンスキー)

19頭中12頭勝利 (うち1頭SW) best→Cuba

・まとめ

⇨コルトサイアーだがその印象が強く牝馬の落札価格が安くなれば狙い目、牝馬も勝ち上がり率60%越えで平均獲得賞金も優秀。母父はDanehill系やニジンスキーがGoodか?

・川上さん

流行の血統じゃないから安い。大手シンジケートが戦ってこないから狙い目ですね、今オーストラリアで1番実績と値段が釣り合っていない種牡馬だと思います。牡馬(セン馬)優勢ですが牝馬もちゃんと走りますよ。

Brave Smash (JPN)

ブレイブスマッシュ(トーセンファントムーネオユニヴァースーSSーHalo)

・2022年種付け料 

22000豪ドル

・勝ち上がり率

全体—-初年度2歳世代

牡馬40% 平均獲得賞金24846豪ドル

牝馬16.67% 平均獲得賞金16194豪ドル

・ニックス

☆Charge forward(ロベルト系)

1頭中1頭勝利 (うち0頭SW) best→Szabo

☆Sebring(More than ready-サザンヘイローーヘイロー、Slying SpurーDanehill、ミスプロなど)

1頭中1頭勝利 (うち0頭SW) best→Brave Halo

・まとめ

⇨まだわからないが2歳新種牡馬世代ではリーディング4位(執筆時点)とかなり期待できる。現状コルト気味に出ているか?サンプル少ないのでもう少し注視すべき

Pride of Dubai (AUS)

プライドオブドバイ(Street Cry-Machiavellian-ミスプロ)

・2022年種付け料 

16500豪ドル

・勝ち上がり率

全体53.39%

牡馬52.38% 平均獲得賞金56292豪ドル

牝馬53.93% 平均獲得賞金62269豪ドル

・ニックス

☆Fastnet Rock(Danehill-Danzig-ND、リボー、ニジンスキー、サートリアムなど)

13頭中9頭勝利 (うち1頭SW) best→Queen of Dubai

☆High Chaparral(サドラーーND、ミルリーフ、クリスエスなど)

8頭中5頭勝利 (うち1頭SW) best→Splendiferous

☆Husson(ファピアノーミスプロ、ナスルーラ、ニジンスキー)

5頭中4頭勝利 (うち1頭SW) best→Saif

☆Galileo(サドラー、ミスワキーミスプロ)

2頭中1頭勝利 (うち1頭SW) best→Sirileo Miss

・まとめ

⇨ストリートクライ系らしくフィリーサイアー。種付け料に対して牝馬の勝ち上がり率と平均獲得賞金が優秀で牝馬を積極的に狙いたい種牡馬。サドラー系、デインヒル系、ミスプロ系どのタイプの肌馬からも安定して成績を出している。サドラー系が上位に複数入って来ているのは特徴的なので欧州血統の繁殖は要注目か。

・川上さん

存在感は正直ないので、だからこそ狙い目だと思っています。直接関わったことがあんまりないからわからないですが、普通に走る種牡馬ですけどね、RSSチームでも狙いたい種牡馬の1頭として考えています。

Grunt (NZ)

グラント(O’Reilly-Last Tycoon-Try My Best-ND)

・2022年種付け料 

13750豪ドル

・勝ち上がり率

全体—-%(初年度2歳世代)

牡馬—-% 平均獲得賞金1300豪ドル

牝馬—-% 平均獲得賞金1300豪ドル

・父O’Reillyのニックス ※勝馬不在のため

☆Centaine(ナスルーラ系)

126頭中80頭勝利 (うち8頭SW) best→The Solitaire

☆Pins(ハイペリオン、ネアルコなど)

82頭中61頭勝利 (うち6頭SW) best→Tiptronic

☆Zabeel(サートリアムーサーアイヴァー、ヌレイエフなど)

61頭中44頭勝利 (うち3頭SW) best→Silent Achiever

☆Grosvenor(サートリアムーサーアイヴァー、プリンスキロ、ハイペリオンなど)

42頭中27頭勝利 (うち3頭SW) best→O’Fille

・まとめ

⇨2歳馬(初年度)でまだ勝馬が出ていないため実力測りかねる。初年度含め馬体バランスがいい馬が多く歩きも綺麗な馬が多く平均点高そうなイメージ。本格化は3歳からなら懐疑的な今は安く買えるチャンス?トップラインはオライリー系で、父父の傾向を見るとサートリアム系の肌馬と相性が良さそう。ニックスランキング上位にはZabeelの後継種牡馬Savabeelもランクイン。

・川上さん

今でも狙っている種牡馬の1つ。この間もMagic Millionsで1頭いいと思っていた馬がいました。34万ドルになっていましたが。まだ結果は出てないですが晩成なのをみんなわかっているので、値段があまり下がってないですね。

Royal Meeting(IRE)

ロイヤルミーティング(Invincible SpiritーGreen Desert-Danzig-ND)

・2022年種付け料 

11000豪ドル

・勝ち上がり率

全体—-%(新種牡馬)

牡馬—-% 平均獲得賞金—-豪ドル

牝馬—-% 平均獲得賞金—-豪ドル

・父Invincible Spritのニックス ※新種牡馬のため

☆Galileo(サドラー、ミスワキーミスプロなど)

56頭中41頭勝利 (うち8頭SW) best→Ancient Spirit

☆Pivotal(ヌレイエフ、キャロなど)

52頭中34頭勝利 (うち7頭SW) best→Pearls Galore

☆Machiavellian(ミスプロ、ヘイローなど)

41頭中31頭勝利 (うち6頭SW) best→Silent Achiever

☆Indian Ridge(Disciplinerなど)

38頭中25頭勝利 (うち6頭SW) best→Profitable

・まとめ

⇨新種牡馬。Invincible Spirit系はI am Invincibleを中心に豪州で発展。Invincible Spiritのニックスは次点でサドラーが来ることからも欧州系母馬、特にサドラーやヌレイエフなどとの相性が良さそう。

・川上さん

Vobis対象ではあるけど、あんまり印象はないです。そんなに数みていないですが印象に残る馬この前のセリではいなかったです。

Star Turn (AUS)

スタータン(Star Witness-Starcraft-Soviet Star-Nureyev)

・2022年種付け料 

27500豪ドル

・勝ち上がり率

全体69.53%

牡馬74.14% 平均獲得賞金106129豪ドル

牝馬69.44% 平均獲得賞金79654豪ドル

・ニックス 

☆Testa Rossa(Danzig、Specialなど)

12頭中9頭勝利 (うち1頭SW) best→Saltaire

☆Northern Meteor(エンコスタデラーゴーフェアリーキング、ファピアノーミスプロなど)

3頭中3頭勝利 (うち1頭SW) best→Golden Monkey

☆Not A Single Doubt(リダウツチョイスーDanehill、ニジンスキー、NDなど)

4頭中3頭勝利 (うち1頭SW) best→Not A Single Doubt

☆Easy Rocking(サドラー、ターントゥ、ネアルコなど)

1頭中1頭勝利 (うち1頭SW) best→Startantes

・まとめ

⇨この価格帯で狙える種牡馬としてはトップクラスの勝ち上がり率。特に牝馬も成績が劣っていないのは超強調材料で、勝ち上がり率や平均獲得賞金が優秀。ニックスはDanzig系プラスSpecial牝系の欧州血統も良さそう。

SMART MISSILE (AUS)

スマートミサイル(Fastnet Rock-Danehill-Danzig-ND)

・2022年種付け料 

16500豪ドル

・勝ち上がり率

全体68.96%

牡馬71.23% 平均獲得賞金129672豪ドル

牝馬64.87% 平均獲得賞金57153豪ドル

・ニックス 

☆Encosta De Lago(フェアリーキングーND、B リーズン、ミスプロなど)

43頭中34頭勝利 (うち1頭SW) best→Smart Melody

☆Zabeel(サートリアムーサーアイヴァー、ヌレイエフなど)

24頭中17頭勝利 (うち1頭SW) best→Exocet

☆More Than Ready(ヘイロー、ND、ミスプロなど)

16頭中15頭勝利 (うち1頭SW) best→Ready To Prophet

☆Northern Meteor(Encosta De Lagoーフェアリーキング、ND、ミスプロなど)

11頭中7頭勝利 (うち1頭SW) best→Smart Meteor

・まとめ

⇨勝ち上がり率優秀で、牝馬はやや劣るがそれでも高水準。勝ち上がり率の割にステークスを勝っている馬が少ないためか?セリ価格が落ち着く傾向にあり、狙い目の種牡馬の1頭。Encosta De Lago系がニックス?

Rubick(AUS)

ルビック(Encosta De Lago-Fairy King-ND)

・2022年種付け料 

22000豪ドル

・勝ち上がり率

全体53.82%

牡馬53.27% 平均獲得賞金104413豪ドル

牝馬55.97% 平均獲得賞金57940豪ドル

・ニックス 

☆Danehill Dancer(Danehill-Danzig)

11頭中7頭勝利 (うち1頭SW) best→Rubisaki

☆Bel Esprit(ニジンスキーーND)

6頭中5頭勝利 (うち1頭SW) best→rubiquitous

☆Elusive Quality(ND、ゴーンウェストーミスプロなど)

5頭中4頭勝利 (うち1頭SW) best→Condo’s Express

☆More Than Ready(ヘイロー、ND、ミスプロなど)

3頭中3頭勝利 (うち1頭SW) best→Shades Of Rose

・まとめ

⇨勝ち上がり率全体はそこそこだが、牝馬勝ち上がり率が55%越えで平均獲得賞金も5.7万ドルと牝馬優秀。母系とはさまざまな組み合わせから活躍馬が出ていて決め打ちは不要か?Yes Yes Yesなど後継種牡馬も出ている。

Foxwedge (AUS)

フォックスウェッジ(Fastnet Rock-Danehill-Danzig)

・2022年種付け料 

11000豪ドル

・勝ち上がり率

全体65.36%

牡馬66.36% 平均獲得賞金81270豪ドル

牝馬64.92% 平均獲得賞金58098豪ドル

・ニックス 

☆Barathea(サドラー系)

5頭中5頭勝利 (うち2頭SW) best→Volpe Veloce

☆More Than Ready(ヘイロー、ND、ミスプロなど)

14頭中10頭勝利 (うち1頭SW) best→Harleymoven

☆Dehere(Dミニスター、ボールドルーラーなど)

8頭中7頭勝利 (うち1頭SW) best→Villami

☆Starcraft(ヌレイエフ系)

8頭中6頭勝利 (うち1頭SW) best→Fox Swift

・まとめ

⇨勝ち上がり率高く価格も低調で狙い目。母父系だとスペシャル牝系が優勢だが米国系からも活躍馬が出ている。RSS所属馬ブライニクル(4戦1勝・Fox wedge産駒・母サドラー系)はアーロンパーセル調教師。


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。

—最近の私–

ルンバi3

最近買ってよかったものNo.1はルンバ。外出前にボタンを押すだけで部屋を掃除してくれるので我が家の掃除時間と手間の大幅削減に大活躍。


~大人気競馬グッズのご紹介~

あの名馬たちがBIGぬいぐるみになって登場!愛車に乗せたり、部屋に飾ったり、使い方たくさん!最近はUFOキャッチャーの景品として販売されたりお金がかかるけど、直接買ったほうが安くて確実かも?!

One response

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最新の投稿