今回は日本馬が多数出走する予定のサウジカップデー2024について解説していきます。
よろしくお願いします。
発走時間と出走予定の日本馬
4R G3サウジダービー
2024年2月24日(土)日本時間23時00分
日本馬3頭出走予定
馬名 | 性齢 | 主な成績 |
---|---|---|
フォーエバーヤング | 牡3 | 23’全日本2歳優駿(Jpn1)1着 23’JBC2歳優駿(Jpn3)1着 |
セットアップ | 牡3 | 23’札幌2歳ステークス(G3)1着 |
サトノフェニックス | 牡3 | 23’兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)2着 |
5R G3リヤドダートスプリント
2024年2月24日(土)日本時間23時40分
日本馬3頭出走予定
馬名 | 性齢 | 主な成績 |
---|---|---|
リメイク | 牡5 | 22’カペラステークス(G3)1着 23’コリアスプリント(G3)1着 23’JBCスプリント(Jpn1)2着 |
ケイアイドリー | 牡7 | 23’北海道スプリントカップ(Jpn3)1着 |
ジャスパークローネ | 牡5 | 23’CBC賞(G3)1着 23’北九州記念(G3)1着 |
6R G21351ターフスプリント
2024年2月24日(日)日本時間0時25分
日本馬4頭出走予定
馬名 | 性齢 | 主な成績 |
---|---|---|
バスラットレオン | 牡6 | 23’1351ターフスプリント(G3)1着 22’ゴドルフィンマイル(G2)1着 |
アグリ | 牡5 | 23’阪急杯(G3)1着 |
ララクリスティーヌ | 牝6 | 23’京都牝馬ステークス(G3)1着 |
ウイングレイテスト | 牡7 | 23’スワンステークス(G2)1着 |
7R G2ネオムターフカップ
2024年2月25日(日)日本時間01時10分
今年からG2に昇格
日本馬3頭出走予定
馬名 | 性齢 | 主な成績 |
---|---|---|
キラーアビリティ | 牡5 | 21’ホープフルステークス(G1)1着 22’中日新聞杯(G3)1着 |
スタッドリー | 牡6 | 23’ジャパンカップ(G1)8着 |
ハーツコンチェルト | 牡4 | 23’日本ダービー(G1)3着 23’青葉賞(G2)2着 |
8R G3 レッドシーターフハンデキャップ
2024年2月25日(日)日本時間1時50分(見込み)
日本馬4頭出走予定
馬名 | 性齢 | 主な成績 |
---|---|---|
アイアンバローズ | 牡7 | 23’ステイヤーズステークス(G2)1着 |
エヒト | 牡7 | 23’小倉記念(G3)1着 22’七夕賞(G3)1着 |
リビアングラス | 牡4 | 23’菊花賞(G1)4着 23’京都新聞杯(G2)3着 |
ブレークアップ | 牡6 | 22’アルゼンチン共和国杯(G2)1着 23’天皇賞(春)(G1)4着 |
9R G1サウジカップ
2024年2月25日(日)日本時間2時40分
日本馬5頭出走予定
馬名 | 性齢 | 主な成績 |
---|---|---|
レモンポップ | 牡6 | 23’フェブラリーステークス(G1)1着 23’チャンピオンズカップ(G1)1着 23’マイルCS南部杯(Jpn1)1着 |
ウシュバテソーロ | 牡7 | 23’ドバイワールドカップ(G1)1着 22’東京大賞典(G1) 23’東京大賞典(G1)1着 |
メイショウハリオ | 牡7 | 22’帝王賞(Jpn1)1着 23’かしわ記念(Jpn1)1着 23’帝王賞(Jpn1)1着 |
デルマソトガケ | 牡4 | 22’全日本2歳優駿(Jpn1)1着 23’UAEダービー(G2)1着 23’BCクラシック(G1)2着 |
クラウンプライド | 牡5 | 22’UAEダービー(G2)1着 23’コリアカップ(G3)1着 22’チャンピオンズカップ(G1)2着 |
中継の有無
今回のサウジカップは、グリーンチャンネルとラジオNIKKEI第1にて中継が日本国内でも配信されます。
グリーンチャンネルは「2024サウジカップデー中継」と銘打ちアカウント登録を行えば有料会員でなくても、無料で中継を楽しむことができます。
日本時間の2月24日(土曜)22時30分から27時00分の放送となります。
詳細はグリーンチャンネルのホームページ「2024サウジカップデー中継」をご確認ください。
ラジオNIKKEI第1では、2月24日(土曜) 25時00分から27時00時でサウジカップ中継放送を行うそうです。
また、YouTube上では現地のJCSA_Racingが昨年はレース映像の中継配信を行っていました。
馬券発売の有無
サウジカップは例年馬券発売がありませんでしたが、今年からG1サウジカップのみ日本国内の馬券発売対象レースとなりました。
即PATもしくはUMACAにて馬券購入ができるようです。
「単勝」「複勝」「馬連」「ワイド」「馬単」「3連複」「3連単」の7式別を発売し、オッズは日本プールのみとなりますので、基本的には日本馬に人気が集まる形になりますので注意が必要です。
海外馬も本命級の馬は報道が多くなり海外オッズよりも日本オッズの方がオッズが低くなってしまうこともあります。
一方、海外馬の中穴くらいの馬は、日本オッズではかなり美味しいオッズになっていることもありますので、その辺りもぜひご注目いただければと思います。
サウジカップ注目馬は?
日本馬
レモンポップ
実績的には国内最強馬。
しかし去年のドバイゴールデンシャヒーンで10着に敗れているところがかなり気になるポイント。
あのレースはゲートで大きく遅れたわけではなかったが、行き脚がつかず普段のような先行をできず中団に控え、特に見せ場なく直線でも沈んでいくような競馬。
中東の砂適性がどこまであるか?やや疑問が残る結果で、今回日本で1~2番人気になるのであれば人気ほど信頼はできないような気もする。
楽に逃げられる展開になればあっさりもあるかもしれないが、ホワイトアバリオなどいる中でそう簡単にはいかない気もする。
馬券から外すほどではないが軸としての信頼性は個人的には低いと感じる。
ウシュバテソーロ
去年のドバイワールドカップでの末脚は異次元の一言。
去年11月のBCクラシックでも5着(ホワイトアバリオ1着、デルマソトガケ2着)に入るなど、アメリカ本馬の強力なダート馬たち相手に互角に張り合える能力を持つ数少ない日本のダート馬で、スピード馬場適性や海外遠征での過去の実績を考えると、日本馬の中で馬券内の信頼度は非常に高い馬だと思う。
オッズの旨みはないが、軸として検討できる1頭だろう。前が厳しい展開になればこの馬にチャンスが巡ってきそう。
勝ち上がりや1勝C突破に時間を要していた馬だが、古馬になって覚醒した印象。
こういった馬は条件戦で燻る馬に出資する一口馬主的にも希望の星だと感じる。
デルマソトガケ
BCクラシック2着(ホワイトアバリオ1着とは1/4馬身)は仰天の一言。
ついに日本馬がBCクラシックを勝つのか!?と息を呑んだのも記憶に新しい。
ケンタッキーダービー6着も馬柱的にはよく見えないかもしれないが、そのレースレベルやこれまでの日本馬の戦績を考えたら非常に立派な成績だし、間違いなくこれからの日本ダート界を牽引するニュースター。
去年サウジダービー3着、UAEダービー勝ち馬で中東実績もあるがそんなことよりもその後のアメリカ遠征の実績が凄すぎる。
信頼度はウシュバテソーロとどっこいどっこいだと思うが、日本プールではウシュバテソーロの方がはるかに人気になるであろうことを鑑みると、この馬から馬券を組み立てるのも面白いだろう。
当日8倍くらいつくのであれば単勝勝負でもいいと思う、最低6倍は欲しい。
筆者は当日パドックなどの状態を見て、BCクラシック連対馬のおかわり馬連orワイドで勝負するかもしれない。
蹄の状態などにより前哨戦レースを使えておらず、調教負荷を上げてぶっつけ本番のレースになるので、パドックで馬体の仕上がり具合は是非確認したい。叩き良化でドバイでさらにパフォーマンスが上がる可能性もありそう。
海外馬
ホワイトアバリオ
BCクラシックでデルマソトガケの追撃を振り切って勝利した米国馬。
今回日本オッズでは想定5~6倍程度となっているがこのオッズで単勝馬券を買えるならかなりアツい1頭だと思う。
その後の活躍馬が多いフロリダダービー馬で、前走BCクラシック、前前走ホイットニーSとG1を連勝中。
日本馬に立ちはだかる最強のライバルになりうるだろう。
この馬とデルマソトガケを中心に筆者は馬券を考えていきたいと考えている。
ディファンデッド
これは面白い海外馬の穴馬だと思う。
近走の馬柱を見ると安定感がないように見えるかもしれないが、2022年以降馬券内を外しているのは4レースだけでその全てがデルマー競馬場開催。
逆にサンタアニタ競馬場では抜群の安定感を誇っており、ただデルマーが苦手なだけの馬であればここは見直したい。
アメリカの他のダート競馬場と比べるとデルマーはダートが深いのか、西海岸にしては時計がかかる傾向にあり、スピードが求められる今回のキングアブドゥルアジーズ競馬場とは若干特徴が異なる。
過去には今回出走するホワイトアバリオや去年の2着馬カントリーグラマーに先着したこともある馬で、実績は最上位クラスの割に、日本では注目されていないので美味しいオッズになりそう。
相手には必ず入れておきたい1頭。
ナショナルトレジャー
マンダリンヒーローが僅差の2着だった去年のサンタアニタダービー4着馬。
前走ペガサスWCを勝利しているが、これまでの戦績を見るとレースレベルの高いアメリカの主要レースでは勝ちあぐねているところもあり、ホワイトアバリオとは2枚くらい壁がある印象。
スタートがそこまで良い馬ではなく今回のメンバーだと前に行けない可能性もあり、そこそこ日本プールでは人気しそう(想定15倍)だがオッズほどの信頼度はないと考える。馬券的には軽視したい1頭。
同時視聴ライブ配信告知
2024年2月24日(土)22時〜 サウジカップ終了までジェイのYouTubeチャンネルにて同時視聴配信を行います。
馬券発売があるサウジカップだけではなく、他の馬券発売がないレースも全て解説しながら配信していきます。ぜひ一緒にチャットで盛り上がりながらレースを観戦しませんか?
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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