私も会員のシルクホースクラブ2024年募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
No71レーヴドリーブの23
クリソベリル 牡 鹿毛 2/1 3,200 万円 64,000 円 西村真幸
新種牡馬クリソベリル産駒の牡馬です。
母父はオルフェーヴルで、ダートにも対応力の高い種牡馬です。
ステイゴールド系のサイズの小ささが出ないといいですね、クリソベリルのしっかりした馬体にオルフェのスピードが合わさった形になるととても面白いのではないかと思います。
母レーヴドリーブは中央2勝。
唯一の出走馬初子のドレフォン産駒の半姉はすでに勝ち上がっており1勝クラスでも馬券内に入っています。
2番子は2歳でデビュー前です。
馬体サイズがしっかりあってパワーがありそうであれば面白い馬だと思います。
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サイズは中型〜やや小型ではあるのですが、体高が高いですからこれから筋肉がついてきたらいいサイズになるのではないでしょうか?
ナチュラルスピードがゆっくり目なので迫力はありませんが、ストライドの広さはダート馬としては十分かなと思います。
適度な柔らかさもあり、背中も使えて歩けていますね。
まだトモが緩く見えるので、調教でトモが締まってきたら面白そうかなと思います。
現状容量はあるものの、まだ筋力が備わり切ってない感じがします。
前脚はダート馬であることも勘案するとそこまで気にならず、飛節は左は安定しているものの右が緩く左右差がある感じがします。
ここから成長してどう馬体が変わってくるか?でしょうか。
No72スーブレットの23
ルヴァンスレーヴ 牡 鹿毛 3/12 3,500 万円 70,000 円 杉山晴紀
2世代目のルヴァンスレーヴ産駒です。
ダート基本だと思うのでまだまだ本領発揮とはなってないのではないかと思います。
地方勝ち馬が複数出ていますがまだ中央では芝レースで3着に入ったヴィーデが執筆時では最高戦績です。
母スーブレットは未勝利馬で、出走済み産駒2頭がいますが勝ち上がっている馬はいません。未勝利戦2着まできていた半姉アジアノハナは3歳現役なので今後勝ち上がる可能性はあります。
2代母からは種牡馬ベストウォーリアが出ており豪華な母系ではあるのですが、母の枝の活力がどうなのかは冷静に見極める必要がありそうです。
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サイズはバッチリですね、ダート馬想定だと思いますので、このくらいサイズ感がある馬の方が狙いやすいです。
歩様を見るととにかくパーツパーツが大きいですね。
トモも大きいですし胸も深く、腹袋もしっかりしています。
歩様はやや、重さを感じますし全身を柔らかく使うタイプではないものの、ダートのそこまで長くない距離を想定するのであればこのくらいでも良いのかと思います。
ルヴァンスレーヴ産駒はもう少し柔らかいのが多かった印象があるんですけどね…個人的にはもう少し柔らかい馬の方が好きではありますが、返しのスピードも速いですし、いい馬だと思います。
オープンまでと言われると自信ありませんが、無難に勝ち上がりは期待できそうな気がしますね。
やや前脚が内に入ってくる感じは気になりますが、ダート馬なので判定甘めでも良いと思います。
飛節安定感はまずまずいい感じです。
今回の中では手頃な価格帯ですが、安価枠の中では見どころの多い1頭かなと思います。
N073プロミストリープの23
ルヴァンスレーヴ メス 鹿毛 2/1 3,000 万円 60,000 円 藤野健太
2世代目のルヴァンスレーヴ産駒です。ダート基本だと思うのでまだまだ本領発揮とはなってないのではないかと思います。地方勝ち馬が複数出ていますがまだ中央では芝レースで3着に入ったヴィーデが執筆時では最高戦績です。
母プロミストリープは中央2勝で、母父ヘニーヒューズと分かりやすいダート血統です。できれば牡馬であってほしかったところです。
フジキセキも入ってスピード能力は高そうな気がしますね。
産駒の中央勝ち馬は出ておらず、初仔の半姉(3歳馬)は未勝利戦で最高着順が7着と苦戦気味。2歳の2番子は未デビューです。
母の活力はまだ、見通せない部分がありますね。
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サイズが小さいですね,2月の頭生まれでこのサイズ感はダート想定血統としては辛いものがあります。
歩様はルヴァンスレーヴ参加らしい、芝でもいけるかも?と思わせるような可動域の広さがあります。
推進力があるように見えますし、小さいなりに見どころはあるように思います。
踏み込みもこのサイズの割にはしっかりして見えます。
前脚は右前が少し気になるものの許容範囲、後脚はかなり内に入ってきているように見え個人的には気になりますね。
飛節は安定してますし、小型馬なので頓挫がなければデビュー早いかもしれません。
No74ルナステラの23
リオンディーズ 牡 黒鹿毛 2/6 4,000 万円 80,000 円 武英智
リオンディーズ産駒牡馬の勝ち上がり率は33%と水準以下です。
母父ディープインパクトでは平均より高い勝ち上がり率36%となっています。
同配合では牝馬ですがタガノディアーナが中央3勝を上げています。
母ルナステラはクラブ所属の中央3勝馬。
2代母は種牡馬として大活躍しているスワーヴリチャードを産んだピラミマというボトムラインの良血馬です。
デビュー前の半姉セレーネアステールもシルクで募集された馬。7月下旬のデビューを予定しているようです。
半姉ルーラーシップ産駒より募集額が高いということは、よほど馬の出来が良いのでしょうか?
エムイシ氏いわく、リオンディーズ産駒上級馬の配合に当てはまる部分が多く面白い馬ですよ、とのことでした。
母系は抜群ですし、リオンディーズで人気落ちするなら狙いたい1頭ですね。
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サイズ中型でしっかりしています。できればもう一つ、胸が深くなるといいんですけどね。
歩様を見ると腰やトモにまだ肉がつききっていない感じを受けますが、ストライドは綺麗ですね。
すごく柔らかいわけではないですが、前後の連動性がよく背中も使って歩けており好印象です。
願わくばもう少し後脚の踏み込みが深く力感があるとよかったんですけどね。
バネ感はあまり感じられませんでした。
前脚はかなり外弧ですね、軸をはみ出るレベルであまりよく見えません…。
後脚も同様ですが前脚ほどではないですね。
血統的に面白いかな?と思っていましたが、ちょっとこれはどうでしょうか…。僕は好みではないですがこの辺りは好みもあるのかなと思います。
No75ディーコンセンテスの23
リオンディーズ メス 鹿毛 1/24 2,500 万円 50,000 円 平田修
リオンディーズ産駒牝馬勝ち上がり率は25%と水準以下です。
母父ディープインパクトでは平均より高い勝ち上がり率36%となっています。
同配合では牝馬でタガノディアーナが中央3勝を上げています。
母ディーコンセンテスは中央未勝利の元サンデーレーシング馬。
2代母スウィートリーズンはエイコーンSなどを勝利したG1馬で、2代母のファミリーからで本馬の母の全兄は目黒記念2着のディアスティマです。
母系の活力はありますが、サンデーレーシングの母の初仔がシルクに回ってくるという時点で、上級馬になれる素質があると少なくとも選馬の段階では見込まれていないのではないかと思います。
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サイズがかなり小さいですね、1月生まれでこのサイズはかなり心配です。
母父ディープの小柄さだけが出てしまいましたかね?
小さいなりに前後のバランスは整っており、トモもこのサイズにしては力強く見えるものの,あくまでもこのサイズにしては…というところ。
前脚はややX脚気味でしょうか?
小型なので飛節は安定していますが…無理に手を出す必要はない気がします。
No76カイルアコナの23
シルバーステート 牡 鹿毛 2/5 4,000 万円 80,000 円 茶木太樹
シルバーステート産駒牡馬の勝ち上がり率は37%となっており平均的な数値です。
もう少しいいイメージがあったのですが、このくらいなのですね。
母父キンシャサノキセキで出走した産駒はいませんね、ちょっと適性距離は短めに出るんでしょうか?
やや配合的にサンデーが3本でインクロスが濃い目になっているので体質面などの心配はありますね。
母カイルアコナは中央2勝。ダートと芝の短距離で1つずつ勝ってますね。
2代母からはコナコーストが出ており、3代母アンブロワーズは阪神JF2着馬とファミリーは優秀。
本馬は初仔なので母の活力は未知です。
芝ダート中途半端な形に出ないといいですね、シルバーステート産駒はスピード系というより芝を走るにしてもパワー系の馬が多いですしね。
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サイズやや小さめです。
体重以上に体高や,胸の深さがないので、少し心配ですね,本馬は2月生まれですし。
しかし歩様を見ると、なかなか力強い歩様で前後のバランスはいいように見えます。
推進力もありますし、ナチュラルスピードも速め。
サイズの割にトモがしっかりあり、パワーを感じます。
前脚はシルバーステート産駒にしてはかなり綺麗な方かと思います。
一方後脚はかなりバラバラというか、外弧キツめな感じですね。左後ろが特に凄いです。
飛節安定感はまずまずいいので、随所に見所はありますが出資申し込みするほどの決め手もない、と言う個人的評価です。
No77コロナシオンの23
シルバーステート メス 黒鹿毛 2/24 3,000 万円 60,000 円 高柳大輔
シルバーステート産駒牝馬の勝ち上がり率は25%と水準より低調です。
母父キングカメハメハとの配合では14頭が出走し36%が勝ち上がりと平均より高い数値ですね。
同配合ではメイショウクリフトという中央3勝馬(牡馬)が出ています。性別は違いますが、14頭の中から中央3勝馬が出ているのは評価できるポイントだと思います。
母コロナシオンは中央1勝。サンデーレーシングの馬だったのですが、1勝しかできていないためか初仔から3頭連続でシルクで募集されています。
初仔のアルアイン産駒レアリザシオンはデビューから2桁着順を3回とかなり厳しい戦績。
1つ上のフィエールマン産駒のエデルクローネは去年人気を集めていました、秋デビューの予定だそうですが、すでにゲート試験は合格しており順調です。
私は前脚の運びがかなり気になったのでこの馬はスルーしましたが、今のところ順調に育成が進んでいるようで何よりです。
2代母ブエナビスタとボトムラインは最高クラスですので、このエデルクローネが活躍するようであればかなり面白いと思いますが、その結果が分かる前に募集の時期が来てしまうのは悩ましいところですね。
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サイズ小さいですね、体高も低いですし、遅生まれでもないのでこれは気になります。
特にシルステとキンカメと言うパワー系配合でサイズがないのは致命的な気もします。
全然ダメだと言うことはないのですが、歩様を見るとトモに力がないのか、後脚の引き上げ力が足りていないようにも見受けられます。
右前オフセット気味でしょうか?左前も綺麗ではないですね、X脚気味?
シルバーステート産駒は前脚がこう言う馬が多いんですけどね。
後脚も外弧でバラバラに見えますね。
無理して狙わなくてもいいのではないかと思います。
No78キューティゴールドの23
シルバーステート メス 黒鹿毛 4/5 3,500 万円 70,000 円 高野友和
シルバーステート産駒牝馬の勝ち上がり率は25%と水準より低調です。
母父ファイントップ系との配合で出走した馬はいません。
ステイゴールドなど輩出のダイナサッシュのボトムラインで母系は超優秀。
母は元社台RH馬ですが高齢になっていて、晩年は連続で産駒がシルクで募集されています。
半兄はショウナンパンドラが出るなど母の産駒成績も素晴らしいのですし、高齢になってから生まれた21産のサトノダイヤモンド産駒のオールナットが中央2勝をあげており、完全に枯れている感じもありません。
馬を見ながらではありますが、母系的にはとても魅力的な1頭です。
ショウナンパンドラを筆頭に中央複数勝利馬や活躍馬はディープインパクトとの配合で出ている印象があり、父で軽さを入れないといけないのかな?という気もしていてこのあたりがパワー系に振れるシルバーステートになるどうなるか?というところでしょうか。
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4月生まれではありますが、さすがにサイズが小さいですね。
母もかなりの高齢になっていますし、さすがに活力が残っていないのでしょうか?
歩様のバネ感や背中の使い方は悪くないように見えますが、あと70kgくらい大きくなってくれないとパワー不足かなと思います。
動きのリズム感などは悪くないのでセンスは感じるものの、今の状態で出資するのはかなりギャンブルですね。
前脚は間口やや広めで外弧気味、後脚も外弧で前後ろともにバラバラな感じがします。
No79ヴェルザンディの23
ポエティックフレア 牡 鹿毛 3/26 3,500 万円 70,000 円 長谷川浩大
新種牡馬ポエティックフレア産駒です。
ポエティックフレアは血統構成的にも欧州スタミナ色が色濃く、戦績を見ても欧州でも特にスタミナやパワーが求められるイギリスやアイルランドで結果を出しており、これが日本に直結するかはやや疑問です。
求められる能力に違いがあるので日本でどれだけの成績を残すか、見通せませんが少なくとも初年度産駒は手を出しにくいです。
イメージ的にはサンダースノーより重めな印象。ダート馬に出る子もいるかもしれません。
母は2005年生まれの高齢繁殖。母産駒では中央複数勝利の馬が3頭出ているほか、2代母はウインドインハーヘアという豪華なボトムラインです。
3歳のモーリス産駒の半兄も中央で勝ち上がっており、枯れているわけでもなさそうですね。
母系は非常に魅力的な1頭だと思います。
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サイズ中型からやや小型ですが、バランスはいいですね。もう少し腹袋や胸がしっかりしてくるといいなと思います。
ポエティックフレア産駒はあまり歩様が良く見えない子が多かった印象ですが、この子は割とスムーズに歩けていますし推進力は感じますね。
背中も抜群とは言えない気がしますが、ある程度使えているように思います。
ただ、トモのパワーはちょっと足りないような気がしますね、トモが流れ気味に見えて、この辺りは成長が必要かなと思います。
前脚、右前は結構内に入ってきてしまっていて、良く見えないですね。
左前も内に入り気味ですし、脚元トラブルがないか心配な脚付きに見えます。
後ろ脚も距離近め、飛節安定感はまずまずですね。
ポエティックフレアをものすごく高く評価しているのであれば母系は魅力的ですしアリかもしれません。
筆者はそうでもないですし脚が不安なのでスルー濃厚かなと思います。
No80インヘリットデールの23
ポエティックフレア メス 黒鹿毛 4/7 3,500 万円 70,000 円 高野友和
新種牡馬ポエティックフレア産駒です。
ポエティックフレアは血統構成的にも欧州スタミナ色が色濃く、戦績を見ても欧州でも特にスタミナやパワーが求められるイギリスやアイルランドで結果を出しており、これが日本に直結するかはやや疑問です。
求められる能力に違いがあるので日本でどれだけの成績を残すか、見通せませんが少なくとも初年度産駒は手を出しにくいです。
イメージ的にはサンダースノーより重めな印象。ダート馬に出る子もいるかもしれません。
母インヘリテットデールは中央3勝。
初仔のインファイターはエピファネイア産駒の半兄で、中央1勝で1勝Cでも通用しそうでしたが引退。2番子もエピファネイア産駒で未デビューです。
父ポエティックフレアとかなりタイプが異なる馬になるので、上の子とは切り離して考えるのが良いかもしれません。
2代母は桜花賞やエリザベス女王杯2着の重賞馬フサイチエアデール、このファミリーからはG1馬フサイチリシャールやビーチサンバ等複数のブラックタイプが出ており母系の活力は魅力的ですね。
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サイズ中型でいいですね、胸の深さもしっかりあります。
4月生まれなので大型化するかもしれませんね。
これまで見てきたポエティックフレア産駒の中で横からの歩様の見栄えはこの子が一番いいと思います。
トモもしっかりしているように見えますし、柔らかくはないですが背中の使い方がいいような気がしますね。
左右差も少ないです。
前脚少し左前が曲がっているような気がしないでもないですが、このくらいはセーフでいいかと思います。
飛節は安定していないですね、割と緩く感じます、特に右飛節のブレが大きく見えますね。
横からの歩様は魅力的ですがこれだけ飛節が安定していない馬だと、僕は手を出しづらいです。
No81シュペトレーゼの23
ミスターメロディ メス 鹿毛 2/14 2,000 万円 40,000 円 新規開業伯舎
新種牡馬ミスターメロディ産駒です。
貴重な国内のスキャットダディ後継種牡馬で同系統の海外種牡馬では、ジャスティファイやノーネイネヴァーなどが活躍しています。
芝ダート兼用だったので産駒も短距離を中心に芝ダート5:5ないし4:6くらいで出てくるのではないかと予想しています。
母シュペトレーゼは未勝利馬。
産駒は5頭が出走し中央勝ちは2頭となっています、日高系クラブの募集であればまずまずな繁殖能力かなと思いますね。
母父ディープインパクトですし本馬は芝適性が高く出るかもしれません。
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サイズはやや小型です、この父なのでできれば大型馬で狙いたいのでこのサイズはマイナスかなと思います。
2月生まれなので、ここからどこまで成長できるのかが重要だと感じますね。
ただ、歩様を見ると「おっ!?」と思いますね。
まずナチュラルスピードが速く推進力がすごいです。
踏み込みも深いですし、何より柔らかいですよね。
母父ディープインパクトが強く出ているのではないでしょうか?あまり短距離馬やダート馬という印象は受けませんね。
キビキビ感もいいですし背中の使い方も良く見えます。
首と背中がしっかり連動しているように見えますね。
一方トモが容量不足でまだ、パワーが足りていないような気がしますが、ここがしっかりしてきたらかなり面白いのではないかと思いますね。
前脚はそこまで気にならず、後脚は左後が内に少しずれているのか?少し違和感を感じます。
飛節安定感もあまりなく、ぐらっとしていますね。
カタログコメントを見たら短距離と書かれていましたが、僕はマイルから1800mくらいの馬じゃないかと思いました。
飛節がびっちりと安定していたら検討リストにいれていた1頭だと思います。
2000万円でこれなら、見どころはあるかと思いますね、前向きに考えられる1頭です。
新種牡馬の父産駒がどうなるか不明ではありますが、勝ち上がりへの期待感はありそうです。
Np82ジャムアンドマムの23
St Mark’s Basilica メス 鹿毛 2/12 3,000 万円 60,000 円 高橋一哉
海外新種牡馬セントマークバシリカ産駒です。
セントマークバシリカは2つ上の半兄Magna Grecia が英2000ギニーなどG1を2勝した活躍馬。
現役時代はG1を5連勝し引退するという、豪快な戦績で、故障で引退となりましたがそれがなければさらに良績を積み重ねていたのではないかと思います。
ただ、シャンティイ競馬場やパリロンシャン競馬場など欧州の中ではスピードが求められそうな舞台で走った時は馬場が重く、日本的なスピード能力を持っているかはイマイチよくわかりません。
例えば最後に勝ったレパーズタウン競馬場は直前まで平坦コースですが、最後の直線では二段階の上り坂というスタミナ・パワーが求められる舞台。
その前のサンダウン競馬場も上りがきつい舞台です。
こう見ていくと、日本ではスピード不足になるのでは?という懸念まだできますよね、母父ガリレオですし。
ただ、ポジティブな要素としては父Siyouniで母父ガリレオという似た構成で日本のスピード馬場に対応しているシンエンペラーが出ていることですね。
この馬を見るとひょっとしたら?という期待感はあります。これはソットサス産駒にも同じことが言えます。
ただ本馬は母も愛国産馬で、ヌレサド要素やデインヒル(ダンジク)要素が強く、まさにタフな欧州馬のような血統構成に見えます。
血統的にはちょっとギャンブル要素強めな気がします。
手先が軽くスピードがありそうな歩様だったら面白いかもしれません。
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立ち姿を見たらもっとサイズがあるのかと思いましたが、やや小型ですね。
ただ、胸の深さはありますし悪くないのではないかと思います。
セントマークスバシリカ産駒、どうかな?と思っていましたが、歩様を見ていい意味でびっくり。
全身連動性がよく、きびきびしていて、硬さは一定あるものの背中も使いながらナチュラルスピード速めで歩けており、なかなかいいのではないかと思います。
若干、トモに左右差がある気もしますが、このサイズの割にはトモや腰がしっかりしていていい雰囲気ですよね。ちょっと硬さはありますけど。
前から見ると顔を画面右手側にだけ大きく振っていて、左右差がやはりあるのかなという印象を受けます。
前脚は少し内内に入ってくる形ではありますが、程度はきつくないのでこのくらいはセーフでいいかなと思います。大型馬でもないですしね。
後脚は左後ろの外弧が結構強めで、これは流石に気になりますしバラバラ感はあります。
ただ飛節はしっかりしていますし、ベストではない気がしますが着地点は軸線から出ていないので、横からの動きの良さに免じて目をつぶってもいいのかな?と思ったりします。
サドラークロスとデインヒルクロスと欧州色が濃すぎますし、日本ではスピード不足で終わる可能性も無きにしも非ずだとは思いますが★横からの動きが魅力的に見えるので検討リスト入りとします。
抽優レベルではありませんが、今残している馬で人気中盤以降の馬がほとんどおらず今年は全滅の可能性もありそうなので、こういった馬を一般でワンチャン枠で書いておく必要もあるのかな?と思ったりしています。
まあ全滅なら全滅でいいんですけどね。
この馬については気になるポイントもあるので馬関係の友人や有識者にも意見をもらいたいなと思っているところです。
No83外ルーレナンの23
Cracksman 牡 栗毛 3/18 3,500 万円 70,000 円 上村洋行
クラックスマン産駒の牡馬で外国産馬です。
外国産馬デメリットはありますが、牡馬なので牝馬ほどのマイナスはないと思います。
クラックスマンは欧州の種牡馬なので、日本のスピードに対応できるかが鍵になります。
実際現役時代には重馬場での良績も目立ちますしね(重馬場4戦4勝)
ただ、欧州系で今最も日本スピードに適応できている種牡馬フランケンを父に持つこと。
クラックスマンの代表産駒であるエースインパクトが、超高速馬場になっていた去年のパリロンシャン競馬場で勝ち切ったことなどから、日本のスピードに対応できる産駒が出る可能性は十分あるのではないかと思います。
本馬が日本のスピードに対応できそうな要素はもう1つ、それは母の血統構成です。
母は4戦未勝利3着1回で繁殖入りしたのですが、母の父は短距離スピードを持つシャマーダル系のロープデヴェガですし、ストームバードの北米系スピードやヘイローを含み柔らかいスピードを伝えるマキャベリアンを複数持つことなどから父母の配合はスタミナ・パワーとスピードのバランスがかなりいいのではないかと思います。
2代母は8戦4勝、G3の芝中距離レースで勝利し、短距離G1でも3着に入っているブラックタイプ馬です。
https://www.jbis.or.jp/horse/0000449439/record
2代母からは北米のG3勝ち馬でG1で3着馬も出ていますし、値段も手頃。
軽さやスピードがありそうな馬体であれば出資候補になる1頭ですね。海外馬好きなので(笑)
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サイズバッチリな大型馬ですね、高さもありますし胸も深く管囲もしっかりしています。
サイズがあり重そうな感じだと嫌だなと思っていたのですが、背中がすごく柔らかく踏み込みも抜群にいいですね。
特に右に向かって歩いている時のトップラインの連動性もいいですし、後脚の返しも速く、躍動感のある歩様です。
トモの容量も素晴らしく、パワーがありそうですね。
後ろまでしっかり踏み抜けており、飛節もしっかり伸びています。
ナチュラルスピードも速いですね。
前脚は綺麗な方だと思いますし、後脚はやや外弧で右後が気になるものの、飛節安定感はまずまずいい感じですし、非常に見どころのある1頭だと思います。
最初この馬を見た時、「★今年の抽優はこの馬だな」と思ったのですが想像を絶する人気になっているんですよね。
安価で厩舎もよく動きもいいのでそりゃ高くなるのかもしれませんが…TOP3の人気でこれだけの大抽選会が予想されるとなると、ここに予定通り抽優を使うかは最後まで悩みぬきたいと思っています。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア競馬をベースに学んでいきますが日本の競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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