【募集馬検討】ジョリーリュバンの23~DMMバヌーシー2024年先行募集~ byジェイ&エムイシ

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
私も会員のDMMバヌーシー2024年募集馬分析を行っていきます。
見解は全て私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。

血統(ジェイ)

地方出走馬のマクフィの勝ち上がり率は72.4%と地方馬としては一般的な数字です。

中央とは違い勝ち上がりタイムリミットがなく、レベルも幅広いため勝ち上がり難易度は地方の方が低く、平均が70%程度になる印象なので注意が必要です。

マクフィ産駒の中央馬を見てみると、マーチS勝ち馬のヴァルツァーシャルやOP勝ち目前のエーティーマクフィなどが活躍しています。

母父ノヴェリストとの配合で出走した馬はいません、ノヴェリストは個人的には重い印象があり、スピード能力が足りるかどうか一抹の不安を感じます。

母は地方6勝ですが、中央で掲示板内に一度も入れず勝ち上がれずに地方へ。

名古屋のCクラスで連戦連勝するものの園田C1では通用していないところを考えると、やや戦績的には物足りないです。

また半兄のファイアスターは浦和でデビュー勝ちもその後は2.5秒差をつけられて負けるようなレースが続いており、なかなか苦しんでいます。

普通の安価な地方馬であれば十分な戦績ではあるのですが、本馬は中央馬クラスの2000万円募集ですから、正直ちょっと物足りないです。

2代母からのファミリーを見ても中央で勝ち上がれず地方の条件戦でなんとか…という馬も多く、最高到達点は中央2勝馬です。

父マクフィは悪くないと思いますが、母系的には2000万円で名古屋に入れるには不安が残る活力ですね。

募集時に触れられている東海ダービーやネクストスターをWでとって(1200万×2=2400万円)やっと募集額とトントンくらいになりますから、この母系でそこまで取れるのか心配な部分はあります。

血統(エムイシ氏)

ノヴェリストの取捨が非常に重要となる。

ノヴェリストはKG6&QESを超絶レコードで勝利しており、日本でも適応できるスピードが………
と言いたいところだが、激重アスレチック馬場で速く走る能力と、整ったトラックで速く走る能力は別能力。

一言で言えば、ノヴェリストはスピード能力が足りない。

ノヴェリストの代表的な産駒は、多くが日本で抜群な成績を出している牝系である。つまり、よほど日本的な軽いスピードを注入しないと厳しい………

また、スピードの無さを補うには、米国的な素軽さを補給したい。
具体的にはニジンスキーと反応するバックパサーや、ナイトシフトと反応するノーザンテーストを入れたい。

一方、マクフィ側から見てみると、マクフィ産駒はイマイチ弾ききれていないものの、上級産駒はサンデーとノーザンダンサー+ハイペリオンがキーになっていそうである。
おそらく、マクフィがシーキングザゴールドのパワーと欧州キレ血統の構成であり、日本適性を上げるサンデーが欲しく、加えて欧州キレと相性がいい底力(ノーザンダンサー+ハイペリオン)を加える図式が合っていそう。

その視点だと、本馬は結構良い構成である。

・ナイトシフトと反応するノーザンテースト
・日本有数のスカーレット牝系
・サンデー+ノーザンテースト(ノーザンダンサー+ハイペリオン)

母成績も中央では足りなかったが地方ではしっかりと勝っており、最低限の保証はある。

結論
悪くない。
マクフィとノヴェリストの重さも、地方の砂ならプラスに運ぶ可能性もある。
厩舎も素晴らしいし、マクフィらしい柔軟性も見えるし、馬格も良いので、2000万円値付けも高すぎる事もないのでは。

ただ、名古屋で2000万はやや疑問。
最近は名古屋も賞金が上がっており、回収できないとも言わないが、東海優駿の1着賞金1200万を考えると、中央換算2億円募集のくらいに感じてしまう。

馬自体は悪くないと思うのだが、例えるなら「ボンカレー2000円」みたいに感じてしまう。

ボンカレーは美味しいし、箱のままレンジで調理もできる素晴らしいしカレーである。
しかし、それが2000円と言われたらどうか…?

「地方馬を持ってみたい」
「地方のダービーを目指したい」

というのであれば、とても良い馬だと思う。
そうでないのであれば…

馬体・歩様(ジェイ)

血統が物足りない気もしましたが、馬体と歩様はいいですね。

流石川西先生セレクトといったところでしょうか。

もう一押し僕はサイズが欲しいタイプではありますが、前脚後脚共にキレイですし、何よりトモがしっかりしていて、力強い歩様が魅力です。

推進力がありますし、踏み込みの深さもある。

地方馬に芝馬のような柔らかさは不要だと思っていますが、やはり上級馬は背中の使い方が良かったりするもの、本馬は背中も使えていますし、歩様を見るとまあ高いのもわかるなと思います。

馬体派は唸る1頭ではないでしょうか?あとは母系の活力の無さがどれだけこの馬の個体の良さでカバーできるかというところだと思います。

まだ馬体に幼さも感じますし、バキバキというよりは緩さや水っぽさもありこれから成長してよくなる馬だと思いますが、飛節はしっかりしているんですよね。

緩そうなのに、飛節がっちり、この辺りがかなり個人的にも惹かれる部分です。

やや前脚は弓っぽく見えますが、地方の深いダートを想定するのであれば許容範囲内かなと思います。

総評(ジェイ)

名古屋で2000万は相当強気ですが、まあ幸い2000口募集なので回収率にはピリピリせずに名古屋重賞制覇をできたらいいな!という心持で出資するのはありな1頭だと思います。

馬だけを見たら、重賞級の馬だと思いますし、調教師も地方最強レベルですから、地方馬は出走回数も多いですしファンクラブ的に出資して他の出資者の皆さんとワイワイ応援するのは楽しいかもしれませんね。

サイズ的に480㎏以上になっていくのかを見届けたいところと、筋肉がもうちょっとついてきてどうなっていくのかを見てみたい気持ちもあります。

キャッシュバックの金額も2000円と小さいのでいったん様子見。

成長の様子を見ながらあまりにもよくなっていくようなら、途中から残口を見ながら乗っかるというのはありかもしれません。

YGGと比べると地方馬とはいえ倍額近くの値段になっていますし、倍額になるほどの良さがYGGの地方募集馬と比べてあるかと言われると僕はない気もします。したがって、そこまで爆発的には売れないかなと思うので、じっくり様子見したい1頭です。

地方馬の2000万円募集は中央馬でいうと8000万~1億円募集くらいの回収難易度だと思うので、回収率重視勢にはなかなか難易度の高い1頭になるかもしれません。

告知

ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。

今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。

オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。

モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。

サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。

さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。

直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。

オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。

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