今回は香港チャンピオンズデーに行われ国内での馬券発売があるチェアマンズスプリントプライズ2026の予想記事を掲載していきます。
4月26日(日)はYouTubeチャンネルで同時視聴配信も行う予定です。”ジェイのG1馬主への道”をよろしくお願いします!
レース分析
チェアマンズスプリントプライズ(G1)
2026年4月26日 (日) 15:35[現地時間 2026年4月26日 (日) 14:35]
香港 シャティン競馬場
芝右1200m 3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55.5kg 南半球産3歳=牡・セン馬 55.5kg、牝馬 53.5kg 北半球産3歳=牡・セン馬 53.5kg、牝馬 51.5kg
賞金総額:2400万香港ドル(約4億5600万円)
1着賞金:1344万香港ドル(約2億5536万円)
※1香港ドル=19円で換算
香港のシャティン競馬場で行われるレースです。
シャティン競馬場は芝コースをメインとし、内側には主にローカル戦で使用されるオールウェザーコースも配置されています。
坂はなく平坦であり、日本馬も多数活躍している競馬場です。
ドバイやサウジなど中東や香港、アメリカで日本馬が活躍できるのはこの平坦コースが理由だと私は考えています。
逆に凱旋門賞が行われるパリロンシャンをはじめとして、欧州の高低差が大きい競馬場では日本馬は苦戦傾向にあると思います。
芝は洋芝で、矢作調教師はかつて札幌や函館と近い馬場だと話していました。時計的にはシャティン競馬場の1200mで1分8秒台で走れるスピードがあるかどうかが1つの判断基準になります。時計が遅い年は1分9秒台決着もありますが、過去傾向を見ていると概ね1分8秒台の決着です。
バミューダグラスにペレニアルライグラスをオーバーシードしたドバイのメイダン競馬場と同じ構造ですね。
洋芝ですが欧州の競馬場などと比べると軽さがあり、日本馬も力を発揮しやすい舞台と言えるでしょう。
直線の入り口からゴールまでは430mあります。
最大幅員は30.5mと山競馬場の32mより少し狭いですが、国際G1はフルゲートが14頭に設定(中山の芝レースは最大18頭)されており大きな影響はないとされています。
チェアマンズSPは過去10年で地元香港馬が9勝と圧倒的な強さを誇っています。まずは地元香港馬を中心に考えるのが良いでしょう。
海外馬は近10年で見ると、2016年にオーストラリアのシャトークアが勝利した1勝のみです。
日本馬はダノンスマッシュやナックビーナス、ファインニードルなどが挑戦しましたが、優勝歴はありません。最高着順は2025年のサトノレーヴの2着です。
また、このレースは内枠先行勢が有利なので枠順も重要となります。
性別的には牝馬の出走数がすくないものの、牝馬は過去10年で馬券内に入ったケースが1度もなく、牡馬・セン馬を中心に考えるのがよさそうです。
ローテ的には出走数が多いのでそりゃそうだ、という感じでもあるのですが過去10年で前走スプリントカップ組が8勝と圧倒的。
まずはこのレースの馬から考えていくのが定石になりそうですね。
ただ、前走条件戦からの勝利歴や馬券内率もそこそこ高いので、地元香港馬においては条件戦からの馬でも持ちタイムが優秀など見どころがあれば、紐に入れることを考えていいと思います。
過去レース
2025年
5番手あたりから追走したカーインライジングが直線で堂々の抜け出し。着差以上に余裕で最後は持ったまま流すような形でしたが、1分7秒台という高速決着でした。2着にはサトノレーヴ、3着にはヘリオスエクスプレスが入りました。
2024年
先行したカリフォルニアスパングルとその後ろについたインビンシブルセージがワンツーフィニッシュ。後ろからムゲンが伸びてきて3着に食い込んだレース。例年より勝ち時計は遅めだった。稍重馬場だったことでタフなコンディションだったか。
2023年
2番手追走した圧倒的人気馬ラッキスワイネスが人気に応えて勝利。3着ウェリントンも前目の競馬だったが、人気薄ながら2着に入ったクーリエワンダーはシンガリ追走からの追い込みを決めた。
基本前有利だが、このレースでは差しも馬券内に届いたレースだった。日本馬アグリは5着。
2022年
↑良馬場で開催。中団後方に控えて差脚をしぶとく伸ばしたウェリントンが勝利、連覇を達成しました。
3番手追走で4角で早めから押し上げて行って直線では内目を使ったコンピューターパッチが2着と、差しも決まるし前も残せるという競馬でした。
鋭くびゅっと伸びるというよりはジリジリと良い脚を使う馬が最後に残ったというような印象のレースでした。
日本馬の出走はありませんでした。
2021年
↑中団前目追走のウェリントンが鋭い末脚で差し切って勝利。
2着のコンピューターパッチは逃げて内ラチ沿いで粘り2着に残しました。
3着のスカイフィールドはウェリントンより内目を追走していましたが、ポジションはほぼウェリントンと同じくらい、5−6番手あたりでした。
このレースは中団からの差しが決まりましたがしっかりと逃げ馬も残っているので、差しもある程度決まるし逃げも馬券内に絡めるという印象です。
流石に最後方からの追い込み・捲りは厳しそうな雰囲気でした。
日本馬からはダノンスマッシュが挑戦し、6着でした。
印一覧
◎カーインライジング
○ヘリオスエクスプレス
▲サトノレーヴ
△ファストネットワーク
☆レイジングブリザード
各馬評価
◎カーインライジング
完全にリビングレジェンドの域に達しています。
22戦20勝、負けたのはデビュー直後のハンデ戦2戦のみと驚異的な成績です。
去年も危なげのない勝っぷりで、2着のサトノレーヴ以下とは明確な力の差を感じました。
また、前々走は1400mに距離延長となったのですが、2年連続で同レースを勝利。
2番手から逃げ馬を伺い、直線で一気に突き放すという圧倒的な競馬で、ちょっと次元が違う馬だなとこのレースを見ても改めて思いました。
今回は最も得意な1200mに前走の前哨戦から戻っています。よほどのアクシデントがない限り、この馬の相手を探すレースになるのかなと考えています。
持ち時計も非常に優秀で、タフな馬場でも速い馬場でも対応できるまさに死角の少ない1頭だなと思います。
○ヘリオスエクスプレス
2番人気はサトノレーヴだと思いますが、香港の実績馬で去年もサトノレーヴとの着差はほとんどない3着に来ていましたし、ここまでの戦績を見るとカーインライジングがいるのでなかなか勝ち星には恵まれていませんが、カーインライジングの2着に来ているレースが多く、一緒に馬券内に来る可能性は高いのではないかと思います。
オッズ妙味を考えると対抗にはヘリオスエクスプレスを選んだ方がいいのではないかと思いました。
センテナリースプリントカップではカーインライジングを最後追い詰めるシーンもありましたし、同じ時代にカーインライジングさえいなければ香港のG1を複数勝利していた馬になっていたと思います。
▲サトノレーヴ
去年の同レース2着馬です。
日本馬ではこれまでの最高着順は4着。それを更新したのが本馬です。
父ロードカナロアは香港での活躍歴があり、去年の香港スプリントこそ残念でしたがそれ以外の2レースでは本馬もシャティン競馬場でいいパフォーマンスを発揮していると思います。
とはいえ、これまでカーインライジングとは直接3回マッチアップしていて、全てで完敗しているのも事実です。
勝負付けは済んでいるのではないかと個人的には思っているところです。
高松宮記念の連覇達成は見事でしたが、前が速くなる展開でレッドモンレーヴも後ろから伸びてきたあたりも加味すると、やや展開的に向いた形だった部分もあるのではないか?と考えています。
△ファストネットワーク
センテナリースプリントや香港スプリントで3着にきている実績馬です。
勝ち星には恵まれていないため、日本から見ると地味な馬と思われるかもしれませんが、ヘリオスエクスプレスとそこまで着差のない競馬をしていることも多く、群雄割拠の香港短距離路線で安定して馬券内を確保しているのはとても凄いことだと思います。
また、この馬は前々走のハンデ戦で61kgという非常に重い斤量を背負いながらシャティン競馬場の1200mを1分8秒28で走破しています。
今回の斤量は57kgですから、この時のパフォーマンスを発揮できれば去年の勝ち時計に十分届く可能性があると思います。
☆レイジングブリザード
去年12月に行われた香港スプリントの2着馬です。
この時正直カーインライジングと2着以降の馬の間にはかなりの差があったのですが、ファストネットワークやヘリオスエクスプレスには先着しています。
他のレースでこの力関係は逆転しているケースもあり、安定感や実績を考えると…ではありますが、今回上位評価しているファストネットワークやヘリオスエクスプレスとの差はそこまで大きな差ではなくレースや展開ポジションによって今回も前後する可能性は十分あると思います。
そこまで人気も被らないと思いますので、紐荒れを狙うならこういう馬を拾っていきたいところです。

現役地方&海外馬主・競馬ライター
運営チャンネル累計登録者数1万人超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。一口馬主は、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。神奈川県馬主協会会員。オーストラリアは中條調教師のJAPANOZと川上代表のRSSで複数馬を共有中。代表馬はトゥルーフェアリー、リッチシャンパン、ロードヴァレンチ、レクスノヴァス等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。






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