今回は私の出資馬DMMのミスティックロアが1勝Cに挑戦した結果について記事にしていきます。
よろしくお願いします。
これまでのミスティックロア
ミスティックロアは前走未勝利戦を勝ち上がり、チャンピオンヒルズでの育成が続いていました。
前回の未勝利戦はスタートが遅れてしまい後ろからの競馬に。
外をぶん回して2着馬のラップスターと競り合ってなんとか勝利を果たしました。
デビュー戦も似たようなレースをしていて、ポテンシャルの高さは見せているものの不器用な競馬が続いていて、上のクラスで戦うには競馬を学んでいかないと厳しいな、という印象でした。
今回は久しぶりのレースとなり、追い切りでは宝塚記念に出走予定のユニコーンライオンと併せ馬を行うなど、出資者の期待値は高くなっていましたが、出走馬の中には1勝Cで馬券内に複数回入っている馬も数頭いて、決して一筋縄ではいかないようなメンバーでした。
とはいえ、ここは通過点としてくれないと、DMMバヌーシーのパーティーで川田騎手が発言していたような、大きな舞台にはとても届きません。
期待はもちろんありましたが、同時に凡走したらどうしよう?と、不安な気持ちもありました。
有力馬の回避で1番人気に
ミスティックロアは、想定2番人気でしたが、1番人気を背負うと見込まれていたライバル馬、バリアントバイオが出走を回避したことで、途中1.6倍前後の人気を背負うことになりました。
出資者の立場ではありながら、さすがに単勝1倍台の馬ではないよ…という気持ちでパドックを見ていました。
パドックでチャカついていて発汗が多かったためか、締め切り時には単勝2.4倍までオッズが下がっていました。
7番と真ん中の枠に入ってしまったため、スタートが遅れるとなかなかしんどい競馬になりそうだな、と心配したものです。
パドックを見ていたら、ミスティックロアは常に落ち着きがなく、逆に同厩舎所属の葦毛馬インヒズアイズがとてもよく見えて、「これは大丈夫かなぁ~?」と心配しながら見ていました。
単勝を買う気にはなれませんでしたが紐荒れする可能性もあると考え、ミスティックロア頭固定の3連単のみ点数少なめで購入し、レースを迎えました。
レースの結果は?
スタート出て中団につけてくれれば何とかなる、という願いが通じてか、ミスティックロアはこれまでで一番いいスタートを切ります。
とはいえ、五分に出たくらいですし、隣の馬にもたれ気味になりながらのスタートで決して好スタートとまでは言えないレベルです。
その後は中団前目を進み、初めて砂を被るポジションをとりました。
「ここでやる気をなくさないでくれよ」と願いながら見ていましたが、しっかりと追走しているように見え、向こう正面で一度ペースが落ちた時には“むむっ”と思いましたが、その後川田騎手が外に持ち出すと3角あたりから進出を開始。
抜群の手ごたえで外を上がっていき、4角を抜けて最後の直線では、前を走るダンテバローズをしっかりと捉えて3馬身差をつけて勝利しました。
走破タイムは1分52秒5という稍重馬場ということを鑑みても好タイム。
同厩舎でパドックでよく見えたインヒズアイズが3着でした。
無事ミスティックロアは2勝目をあげることができたことはもちろんですが、前回前々回と比べて、内容的にもいい競馬をしたのではないかと?と将来を見通しかなり明るい気持ちになりました。
また、最近ヴァナルガンドなど好走するも勝ち切れない競馬が続いていましたので、久しぶりの中央勝利でスカッと気持ちも晴れやかになりましたね。
この脳内麻薬ドバドバの喜びがあるからこの趣味はやめられません。
レース後コメントを読んで驚愕
前よりもいい内容の競馬ができて、次はレパードSかな?とルンルンしておりましたが、レース後のDMMの更新を読んでびっくりしました。
なんと地下道で前に吹っ飛びかけていたとのこと(この部分は知りませんでした)。
あり得ないテンションで汗だくになっていて全く競馬を作れなかったと川田騎手からの報告が掲載されていました。
さらに、砂をかぶりながらも折り合って一旦ペースを緩めてから外に持ち出したのだと思っていたのですがどうやらそうではなく、砂を嫌がって進んでいかず、勉強させながらも勝たないといけないので外に出して抜け出したとのこと。
何かを学ぶという状況ではなかったとのことでした。
能力の高さはあらためて示してくれましたが、気性的にかなり難しい馬で、その部分の成長はまだまだという印象のようです。
血統価値を鑑みても、すぐに去勢しましょう、とはならない馬でしょうしこれからの育成でなんとか修正していってほしいなと思います。
どんどん気性がきつくなって手が付けられなくなってしまう馬もいますし、ある日急に走る気をなくしてしまうという馬もいます。
この辺りは矢作厩舎とチャンピオンヒルズ、そして川田騎手の手腕に任せるしかないのかなと思います。今の日本競馬で、この布陣でどうにもならなかったら、仕方ないと納得できる錚々たるメンバーだと思います。
補欠登録ではジャパンダートダービーにも登録されているようですが、今回の更新内容を見るとおそらくここに直行ではなくいったん放牧でまた自己条件から競馬を教えていくという方向性になるのでしょう。
次走がいつ、どんなレースになるかわかりませんが、将来大きな花を咲かせてくれると信じて引き続き応援したいと思います。
中央で2勝するということ
最後に、少しだけ寝耳に水のような内容です。
これは今回の件を受けて実は後日記事にもしてみようと思っているのですが、中央の1勝Cを勝つことって本当に難しいことなのです。
決して簡単に勝てるものではありません。
ミスティックロアのようにコメントで大きいところを意識させるようなコメントが大きいと、どうしても1勝Cや2勝Cなどの自己条件レースを“通過点”と考えてしまいがちです。
私自身もこの馬に関しては、そのような意識がありました。
ただ一方で、若干自己矛盾でもありますが一口馬主も5年目に入り数々の未勝利引退馬に出資してきた私からすれば、“中央で2勝できること”はめちゃくちゃすごい馬です。
競馬ファンや歴の浅い方だと、重賞に出走できないなんて…という感覚になるかもしれませんが、DMMバヌーシーの3歳馬だけを見ても、中央で2勝しているのはミスティックロアと現状グランベルナデットの2頭だけです。
私が所属しているノルマンディーOCに関しては、3歳馬が50頭以上いますが、執筆時点で中央2勝以上している3歳馬は実は1頭しかいません。
そのくらい、3歳のこの時期にすでに中央で複数勝利をしているということはすごいことなのです。
大きなところを見据えながら、1勝Cを勝つ難しさというところにもしっかりと向き合って、ここを勝ち切れたミスティックロアをねぎらってあげたいなと思います。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
2 Responses
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[…] どうも、ジェイです。 今回は私の出資馬であるミスティックロアが1勝Cのレースを勝利しましたので、その時の賞金がいくらだったかをお伝えする記事を書いていきます。 一口馬主をこれから始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。 【出資馬応援】ダート重賞への道!DMM出資馬ミスティックロアが1勝Cに挑… […]