今回は私のDMMバヌーシー出資馬ミスティックロアのレパードS挑戦について記事にしていきます。
よろしくお願いします。
ミスティックロアがレパードSに挑戦
ミスティックロアはアロゲート産駒の牡馬で、先日阪神ダート1800mで1勝Cを勝利しました。
主戦の川田騎手からは、じっくりと育てることを進言されていましたがクラブ側や厩舎側の意向もあってか、レパードSに抽選が通り出走することが叶いました。
JDD組からの出走はなく、メンバー的には条件戦を勝ってコマを進めてきたミスティックロアと同じような状況の馬も多く、相手関係的にも勝機は十分あると思っていました。
また追い切りもかなり仕上がっていて前走よりも上積みがありそうでしたし、初の左回りでしたが厩舎コメントでは左回りの方がいいのではないか?というコメントも出ていて、初の輸送など課題は多かったですが、自分との戦いに勝てれば重賞制覇の可能性も十分あったのではないかと思います。
それが各メディアなどでも報じられていたためか、ミスティックロアよりも実績上位馬は何頭かいましたがレパードSでは単勝3倍台の1番人気に支持されました。
初の新潟競馬場は?
正直、3番人気の7-8倍くらいのオッズが適性オッズだろうと思いましたのでこれは過剰人気だとは思ったものの、十分勝てる可能性があるだろうということと、初の重賞制覇はぜひ現地で見届けたいと思い、東京から日帰りで新潟に車で遠征(往復8時間超)しました。
新潟競馬場は私自身も初めて行く競馬場でした。
アイビスSDの翌週。
G3でどのくらい駐車場や競馬場が混雑しているか?
かなり不安視していたのですが、幸いJRAの駐車場は広くて午後に到着しても余裕がありました。近辺の渋滞なども特になかったですね。
新潟競馬場は駐車場が無料のようで、少しびっくりしました。
中山や阪神などのJRAの駐車場は2000円とか、かかりますよね。
係員の方にどこでお金を払うのですか?と聞いたところ無料ですよ、と教えていただきました。
新潟競馬場の中に入ってみると、スタンドと馬場の距離が地方競馬のように近く、迫力があり、魅力的な競馬場だなと思いました。
パドックも近くコンパクトでいいですね、暑いですけど(笑)
特に新潟10Rは芝1000mの直線レースだったので、芝の外ラチ沿いを馬たちが走っていったのですが、一番前で見ていたら本当に馬たちが目の前を疾走していき、大迫力でした。
あれはぜひ競馬ファンの皆さんには一度現地で見てもらいたいですね、メインレース前にかなり興奮しました。
レース結果は?
新潟10Rの観戦を終えると、すぐにミスティックロアの出てくるパドックへと向かいました。
輸送も心配でしたが、馬体重が前走と同じ。
パドックに出てきたミスティックロアはしっかりと馬体が締まっていて、いい仕上がりに見えました。
実は前走の阪神競馬場にも現地で見に行っていましたが、前走とテンション的には同じくらいに見えました。
落ち着いているというほどではありませんが、許容範囲内のチャカ付きだったので、単勝1万円を突っ込んで応援です。
返し馬では結構暴れ気味でちょっと心配しましたが、とはいえゲートインの前から全くもって勝負にならないのではないか?という状況ではありませんでした。
「あとはゲート出てくれ」とゴール板前で祈るように見ていました。
ミスティックロアはまずまずのスタート。
いい位置で1角へと入っていきましたが、なんと外側に大きく膨れてしまいました。
向こう正面でも手ごたえが悪いように見え、いつもとちょっと違うぞ?と思ってみていました。
3角からいつもなら進出を開始するところですが、ミスティックロアはまだ後方のまま。
4角でも外に膨れかけてロスの大きい競馬で、最後は完全に流してドベ2でゴールインとなりました。
今回のレースに限っては全く競馬になっていませんでしたね。
後ほどパトロールを見たところ現地で見ていた時は特に1~2角の動きはわかりにくかったのですが、かなり外に出てしまっていて、これではレースどころではないな…という走りっぷりでした。
まったくレースに集中できていなかったですね。
正直新潟に行ったのは今日初の重賞制覇になるのではないかと思ったからでしたので、結構ショックでしたがこれが競馬のリアルだなと胸に刻み込み、以前オフ会に来ていただいた出資者のフォロワーさんに挨拶をした後に岐路につきました。
ちなみに、これで渋滞していたら発狂するところでしたが幸い駐車場渋滞などはほぼなく、スムーズに帰京できました。
予想記事で◎を打ったものの、記事内でも指摘したようにピンパーな馬だとは思っていました、今回は完全にパーになってしまったなという感想で、もうこれはこの馬の気性を考えたら仕方ないなと思います。
重賞は甘くないですね。
アロゲート産駒は気性が難しい馬が多いですね、これがいい経験になってくれたらと思います。
レースを終えて
今回の結果を受けて、騎手の進言通りレパードSは目指さなかった方がよかったのではないか?というコメントがSNS上では散見されました。
結果論では確かにそうかもしれませんが、私は3歳の早い時期で挑戦したことは決して無駄ではないと思いますし、ナイストライだったと思います。
正直きょうの内容であれば、時間をおいて条件戦の2勝Cを使っても結果は同じだったと思います。
このタイミングでの重賞挑戦故ではないと思います。
追い切りでも動いていましたし、馬体も維持していましたね。
また、ミスティックロアは常に気性が悪いわけではなくおそらく賢いタイプの気性が難しい馬で、競馬ということを理解してテンションが上がってしまうタイプの馬にコメントを見ている限り思えます。
となると、じっくりとヒルズで育成してもこの気性が改善するのか?といわれると微妙な気はします。
オーストラリアのようにトライアルなど模擬レースがあるわけではないので、こればかりは競馬で数をこなして慣れてもらうしかないのかなと思います。
また、レース前には僕も盲目になっていましたがこの馬はトビが大きい馬なのできついコーナーが難しい馬なのかもしれませんね。
新潟競馬場は特に小回りのコースなのでコーナーのうまさが求められるコース。
これまで好走してきた阪神ダート1800mとは舞台が違います。
左回りが本当に良かったのか?小回りが合わないのではないか?輸送によるテンションの問題なのか?
課題は尽きませんが、一度失敗体験をして修正する機会や今後のレース選びの参考になる情報を収集できたのは収穫だと思います。
ここからはトップステーブルとチャンピオンヒルズの修正力を信じたいと思います。
この血統の馬でなければ去勢も検討されるのでしょうが、ここは難しい判断ですね。
今後自己条件に戻っても気性が原因で凡走が続くのであれば、私は去勢するという判断をされても仕方がないかなと思います。
条件戦でも苦しむようであれば、去勢をすべきだとまで思っています。
この戦績で種牡馬入りは流石に無謀ですし、キタノコマンドールのように自家製にするにしても、さすがに今の戦績では繁殖が集まらないですよね。
去勢云々という話題になる前に、ミスティックロアが成長を見せて、活躍してくれるといいんですけどね。
何にせよ、次のレースについてはコメントが出ていませんが、一度仕切り直しで、次のレースも引き続き応援していきたいと思います。
頑張れミスティックロア!
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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