今回は2024年2月18日(日)にシルクのカールスタードとベストミーエヴァーが未勝利戦に出走しましたので、その様子をお伝えしたいと思います。よろしくお願いします。
京都3R カールスタード
これまで、芝レースを使い5着、6着ともう一歩足りないレースが続いていたカールスタード。
ずぶい感じの馬で、ギアが上がりきらないようなタイプなようで、今回はブリンカー着用での出走となりました。
そして2戦は芝を使ってきましたが今回はダート替わり。元々ダート馬中距離の馬だと思って出資していたので実質このダート1900mのレースがデビュー戦のようなものだと思って応援していました。
逆にここで全然だと、いよいよ厳しい感じになってくるなと、正念場の一戦だとも思っていました。
相手関係的にも、確勝級はいないと思っていました。
実際初ダートで調教もたいして動いていなかったカールスタードがおそらくルメートルJの人気で1人気に支持される結果に。
レースはスタート良く2番手追走するも、4角手前あたりからガシガシ追われ始めて、そこまで手応えも良くなさそうだったので少なくとも逃げるムルソーは捉えられないな、あとはどこまで粘れるかかな?と思って見ていました。
直線に入りムルソーが大きく後続を突き放し独走体制に。
「前走芝レース10着の馬だよね!?めっちゃつよいやん」と嘆きつつ、カールスタードもジリジリ伸びて2番手をキープしそのままゴールイン。
3着馬は3馬身以上離れていますし、今回は相手が悪かったものの上々のダートデビューを飾りました。
掲示板内は上位2頭以外は後ろから来た馬で、前残りという展開でもなかったですし、レースセンスはいいものを持っていてダート中距離でこれだけ先行できるのは武器になるだろうと感じました。
ひとまずこういったダート1800〜1900mのレースでどこかのタイミングで未勝利を勝ち上がって欲しいなと思いますね。
勝ち上がれる力は十分ある馬だと、今回のレースで確信しました。あとは順番待ちだと思います。
東京4R ベストミーエヴァー(現地観戦)
↑撮影:だいゆいさん@daiyui1208
この馬はデビュー戦ハナ差2着、2戦目3着と僅差でのレースが続いていて、すでに順番待ち状態。
毎回牡馬混合戦を使っていて、牝馬限定レースで勝ち上がらせてよ〜と若干思っていましたが今回も混合戦の東京芝1800mという、東京芝1600mと併せて私が最も未勝利戦の中でレベルが高いゾーンだと思っているところに出走となりました。
相手関係を見ても、舞台実績なら12トゥルーサクセサー。
戦績では1マイネルオーシャンなど実力馬が揃っていましたし、DMMバヌーシー所属のドリームクルーズ(非出資)も初戦は気性面の課題が出てレースできていませんでしたが、エピファネイアに母父ダイワメジャーと早めの時期から動けそうな馬です。
なかなか強敵揃いのレースで、ここを勝ち切ってくれれば…という希望も抱きつつ、相手関係がなぁ〜とまた2〜3着になってしまうのではないかと不安も抱きつつ、レースの時を待ちました。
蹄が弱いので、あまり続戦できるタイプではなさそうですしね。
パドックでは、ベストミーエヴァーはプラス体重でしたがしっかりを実が詰まっていて過去2走よりは間違いなくいい状態であろうと思いました。
サリエラ相手に追い切りを行い、負けず劣らずの手応えで走っていたのは伊達ではありませんね。
一方、飛節はまだゆるく、まだまだここはカチっとしてくるまで時間がかかりそうな印象を受け、初戦からというよりは1つ2つ使ってからの方が良くなるかもなあ?という印象もありました。
パドックで抜群の気配を見せていたのは1マイネルオーシャンです。
中山で良績を上げていたゴールドシップ産駒なので府中でどうか?というところはありましたが馬体の完成度や仕上がりは最も輝いて見えました。
逆に12トゥルーサクセサーはパドックであまりよく見えませんでしたね。これらは、近くにいた後輩やベストミーエヴァーやドリームクルーズ出資者のフォロワーさんにもパドックを見ながらお伝えしていました。
返馬ではややベストミーエヴァーはテンションが上がっていたようで、ゲートが悪い馬なので心配しました。
結局スタートは出ませんでしたが、その後スピードに乗せるまでが早く、グッと脚を使ってしまったもののすぐに3〜4番手あたりの位置をキープします。ここはさすがルメール騎手。
直線までいい手応えで回ってくるものの、最後の直線では前3頭が壁になり進路がなくなります。
「うわ、詰まる、やばい」と出資者のフォロワーさんと一緒に見ていたのですが、ここからがさすがルメール騎手。
慌てず後ろでじっと我慢して進路ができるまで待つと、3頭の隊列が崩れ内側にスペースを見つけそこにベストミーエヴァーを導きます。
ベストミーエヴァーもそれに応え、グッと加速して前の馬を交わすと、外から進出するマイネルオーシャンに内から馬体を併せ、2頭の叩き合いに。
現地では耐えろ〜!残せ〜!と魂の叫びを上げていました。
ベストミーエヴァーはそのまま僅かに凌いだ形でクビ差1着でフィニッシュとなりました。
レース後出資者の方や後輩らと狂喜乱舞していたら、周りの競馬ファンから若干引いた目で見られていたような気がしないでもないですが(笑)それすらもどうでもいいくらい、嬉しい勝利でした。
今回メンバーレベルが高い牡馬混合レースで勝てたというのは非常に今後を考える上でも大きいかなと思っています。
レース後はウィナーズサークルでスマホで写真を撮っていたのですが、そうしたら次々にベストミーエヴァー出資者の方が現れて皆で握手したりハイタッチしたりと、楽しいひと時を過ごさせていただきました。
喜び合っている人を見て、「あ、出資者だな!」と見つけて次々人が加わってくれて、最高の時間でした。
なぜかXのタイムラインを見ていても、ベストミーエヴァーに出資されている方は非常に多い印象がありますので、多くの人と「お互いおめでとう=おたおめ」ができて本当に幸せです。
ここから重賞路線に向けて、大活躍を期待したいと思います。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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