【PON馬券塾】昨年1年間で1000倍以上の馬券を6本当てた男が語る「『穴狙い』こそ凡人・貧乏人の生きる道」

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こんにちは。PONです。
先日、一口馬主の記事でありがたいことにライターデビューさせていただいたのですが、私は馬券師でもあります。それも、かなりの穴党です。
今回からPONの馬券塾として馬券力向上を目指した連載をさせていただきます。
次回以降具体的な馬券術をご紹介しますが、初回は馬券への向き合い方についてお伝えします。

塾長PONの2022年的中実績

私は昨年1年間で1000倍以上の馬券を6本当てました。
「払い戻し10万円以上」ではありません。「1000倍以上」です。

2022.3.12 中山11R 中山牝馬S
3連複27点 各100円 1458.8倍 15番人気→12番人気→1番人気

2022.4.10 阪神12R 梅田S
3連単22点 各100円 1661.6倍 4番人気→6番人気→11番人気

2022.5.22 中京11R 大垣S
3連単30点 各100円 3150.3倍 2番人気→6番人気→15番人気

2022.7.9 小倉8R 3歳以上1勝クラス
3連複105点 各100円 1170.5倍 2番人気→11番人気→12番人気

2022.7.17 函館3R 3歳未勝利
3連複40点 各100円 1941.8倍 7番人気→15番人気→6番人気

2022.9.4 新潟10R 両津湾特別
3連複15点 各100円 1058.8倍 7番人気→8番人気→6番人気

この6レースだけなら投資23900円、払い戻しは100万超えてます。

「PONの馬券塾」ではこのような馬券を取る為の買い方や考え方、心構えについてみなさんにお伝えします。



1番人気の取捨選択と穴馬マインド

期待値を追え!

人によってはオッズなんて見ないで馬券買いますという方もいますが、私はオッズがないと馬券は始まらないと考えています。

私の馬券のキモは期待値です。

50%の確率で勝つ、単勝2倍の馬
5%の確率で勝つ、単勝100倍の馬

確かに、そのレースだけ見て当てたいなら、迷わず単勝2倍の馬を買いますよね。
しかし、馬券を日常的に買っている人間からしたら、5%の確率で勝つ単勝100倍の馬を買い続けていた方が長い目で見たらプラスなのです。
何故なら、単勝100倍の馬の方が期待値が高いからです。
学生の頃、こういう数学の問題あった気がしますね。笑

従ってオッズを見るのは自分にとってはマストです。
私は普段競馬予想系YouTubeを発信していますが、それも自分でその日のオッズを想定してから予想をし、期待値を考えて本命を決めています。

では、オッズで何を見れば良いのでしょうか。

私はまず「1番人気」に着目します。

正直、1番人気の馬が期待値が1番高いなんてことはほとんどありません。
なので、1番人気に着目し、その馬が負けるパターンを想定します。
これに関してはポテンシャルや調教、臨戦過程、展開、馬場など多角的に見る必要があります。
しかし残念ながら1番人気には隙があまり見当たりません。
なのでこれに関しては、こじつけで良いと思っています。
もしもこの勝った前走のレベルが大したことなかったら…
もしも今日の馬場が皆が思っている以上に重かったら…
最初はそれで構いません。

そしたら次のステップ、そういった仮説を踏まえ、1番人気の代わりに勝つ可能性のある馬を考え、その馬のオッズをチェックします。
そして、その馬が来そうな確率を大体でいいので想定します。
最後にオッズや確率から期待値を算出し、1番高いと感じた馬を本命にしております。

文字にすると物凄く難しいことをしているようですね(汗)
でも実際はそんなことない、毎回電卓やエクセルで計算しているのではありません(笑)
計算は大雑把で良いのです。

ケース① 1番人気が3着以内に来そう

どう考えても1番人気が来てしまいそう。そんな時、ありますよね。

そんな時は、2番人気に着目します。

そして、さっきと同様2番人気の馬に逆らえる要素はないか考え、来ない時に代わりに来る馬の期待値を算出します。

1番人気が来たとしても、相手が二桁人気の馬であれば1000倍以上の馬券は当てるチャンスが生まれます。基本的に1番人気は買わない方針ですが、時と場合に応じて柔軟な対応が必要です。

ケース② 1番人気も2番人気も3着以内に来そう

こういうパターンはもうレースに対しての期待値はほとんどありません。
「買わない」もしくは「小銭で遊ぶ」という選択肢が良いでしょう。

しかし、私が予想する際にこういうケース、あまりありません。

私の心に刻んでいる言葉がありまして、「競馬に絶対はない」という言葉です。
上位人気が崩れる可能性というのは常にあるのです。

仮に同じ条件で10回レースをするとしたら、着順は10通り存在します。
その中の9通りは1,2番人気が来るとしても、残りの1通りにとんでもない穴馬が来る可能性があるなら私はその10%に突っ込みます。

ミート打ちじゃなくて強振

勿論この買い方をやっていたら、的中率は高くはないです。

しかし、競馬は的中率ではなく回収率です。

中央競馬は1日に12レース、3場開催やるとしたら36レースあります。
その中で荒れるレース、間違いなくあります。
それをしっかり仕留められる人間が勝つ。
私はこのマインドで2022年2062R馬券を購入し回収率100%超えを達成しました。(買いすぎ)

私の馬券スタイルは野球ゲームに例えるなら「強振」です。
「ミート打ち」で、あらゆる球に対応してちまちまヒットを打つのではなく、
コースのきつい球(堅いレース)は見送り、「強振」で甘い球(荒れるレース)を見逃さず、特大のホームランを打つ。
そして特大のホームランを打つ為には、常にカーソルは「強振」、ブンブンバットを振ることが大切です。
仮に豪快に空振りしたとしても、ホームランを狙い続けることが大事なのです。



実例で見るPON流馬券マインド

実際に私が的中したレースを題材にこの考え方を解説します。

2022.4.10 阪神12R ダ1800m 梅田ステークス(3勝C)

梅田S(3勝クラス)結果
払い戻し

このレース、結果的に1番人気はヴォワドアンジェだったのですが、締切10分前時点では1番人気はサトノロイヤルでした。
サトノロイヤルは直近4戦で3勝していたことにより人気していましたが、その勝ったコースは小倉、札幌、小倉。全て小回りコースでの好走でした。
従って比較的大回りなダートコースである阪神で好走する為の裏付けはありませんでした。

人気馬の不安要素がわかったので次は期待値の高い馬探し。私がピックアップしたのは前走明らかな前残りの中上がり最速で届かなかった4番人気の2番ゴールドレガシーでした。

この馬を思い切って1着固定で購入しました。

実際の馬券

2着にはゴールドレガシーが来るような展開、すなわち差し競馬で一緒に突っ込んできそうな5番ロッキーサンダー、10番クリノドラゴンをチョイス。

3着には可能性としてあり得る馬を手広く。
サトノロイヤルは3着からもバッサリ外しました。

その結果、22点で1661.6倍の3連単を的中させることができました。

『穴狙い』こそ凡人・貧乏人の生きる道

最後に今回のPON馬券塾で最もお伝えしたいマインド「『穴狙い』こそ凡人・貧乏人の生きる道」に関して。

私が「本命党」にならない理由は下記の2つです。

①プラスにする為には的中率が必要
②大勝ちする為には資金力が必要

①に関して。本命党だと基本的に高配当は見込めません。従って収支をプラスにする為にはかなりの高い的中率が必要になります。その為にはかなりの馬を見る目が必要ですよね。私はそこまでピタッとレースを何連発も当てれないです。

②に関して。競馬で大勝ちするのは全馬券師の夢ですよね。ですが本命党の場合、大勝ちする為には資金力が必要です。自信がある予想にいくら突っ込めるかが勝負になります。自分は馬券は余剰資金で楽しむものだと思っているので、そう言ったマネーゲームには参加したくないと思っております。

つまり相馬眼が優れていない、大金持ちでもない人間が競馬でプラスを出すためのマインド、「『穴狙い』こそ凡人・貧乏人の生きる道」なのです。

私はこのスタイルを何年も続けてきました。穴を狙うことは全く怖い事ではありません。

皆さんも是非、バットを長く持ち、「強振」でブンブン振ってみてはいかがでしょうか。



<ライタープロフィール>

競馬予想系YouTube「PON HORSE CLUB」を運営。
江分輪太の弟子。馬券は穴から。
極度の現地観戦主義者で、1年間で競馬場に72回行ったことも。
ヤクルトスワローズ・川崎フロンターレ・大相撲・お笑い芸人・酒を愛する男。
一口馬主はキャロット・シルクに入会中。代表馬はシルブロン・アンクロワなど。

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