ぷりくま競馬チャンネルの「くまお」です。
僕は、普段YouTubeで予想動画を公開していますが、今回もご縁があって「サララボ」さんで記事を書かせていただくことになりました。よろしくお願いいたします。
はじめに
僕の予想スタイルですが、データ分析を基礎として、展開予想と馬場分析で詳細をつめるスタイルです。
今回は、まずデータ分析から見えた宝塚記念攻略の鍵を紹介し、その後にイクイノックスについて解説します。最後にイクイノックス以外の注目馬と要注意の馬を1頭ずつ紹介していきますので、是非最後までご確認ください。
宝塚記念攻略の鍵
早速ですが、宝塚記念攻略の鍵を紹介します。
様々な角度からデータを分析した結果、宝塚記念攻略の鍵は、阪神2200mのコース適性にあるとの結論に至りました。
詳しいデータ分析については、ユーチューブの動画で公開していますので、詳細が気になる方はそちらもご確認をいただけると嬉しいです!
なぜ、攻略の鍵は、阪神2200mのコース適性にあるのか?についてですが、理由は以下の3つです。
理由① 宝塚記念はリピーターレース
宝塚記念は、前年に馬券になった馬が翌年も馬券になるリピーター現象がよく起きています。過去5年間のリピーターは以下の通りです。
キセキ 2019年2着→2020年2着
クロノジェネシス 2020年1着→2021年1着
過去10年前まで遡ると、2013年と2014年にゴールドシップが連覇をしています。
リピーターが馬券になりやすいということは、宝塚記念は阪神2200mのコース適性が強く要求されるレースだと言えると思います。
理由②大阪杯の好走組が馬券になりやすい
宝塚記念は、前走大阪杯で好成績をあげた馬の好走が目立ちます。過去5年間のデータは以下の通りです。
2022年 ヒシイグアス 大阪杯4着→宝塚記念2着
2021年 レイパパレ 大阪杯1着→宝塚記念3着
2020年 クロノジェネシス 大阪杯2着→宝塚記念1着
2019年 キセキ 大阪杯2着→宝塚記念2着
大阪杯は阪神内回りの芝2000mで行われますので、宝塚記念は阪神芝内回りのコース適性が強く要求されるレースだと言えると思います。
理由③有馬記念の好走組が馬券になりやすい
宝塚記念は、有馬記念でいい成績をあげた馬の好走が目立ちます。過去5年間では、以下の通り宝塚記念を連覇したクロノジェネシスが有馬記念でも好走しています。
クロノジェネシス
2020年宝塚記念1着→2020年有馬記念1着
2021年宝塚記念1着→2021年有馬記念3着
また、歴史的名馬のゴールドシップとオルフェーヴルも、有馬記念で優勝した翌年に、宝塚記念も制しています。
ゴールドシップ
2012年有馬記念1着→2013年宝塚記念1着
オルフェーヴル
2011年有馬記念1着→2012年宝塚記念1着
有馬記念が行われる中山2500mは、小回りかつ最後の直線に激坂があることから、宝塚記念が行われる阪神2200mにとても良く似ているコースだと言えると思います。このような理由から、有馬記念を好走した馬の活躍が目立つのかなと思いました。
以上の通り、宝塚記念攻略の鍵は阪神2200mのコース適性にあることを前提に、まずはイクイノックスについて解説し、その後に注目馬と要注意の馬を1頭ずつ紹介します。
注目馬①イクイノックス
今回この馬を分析する上で、宝塚記念と相関関係にある有馬記念の分析が最も重要になると思います。
有馬記念は、前が総崩れした展開になったんですけど、1000mの通過タイムは1.01.2ということで、それほど速いペースではなかったんです。
では、なぜ前が総崩れしたのか?それはイクイノックスが抜群の手応えで4コーナーからまくってきたことにより、ペースが急激にあがったからです。
それによって、イクイノックスについて行こうとした前目の馬は、軒並み脚を使い切ってしまった、ということだと思います。
過去3年分の上がり3ハロンのタイムを、1ハロンごとに分割して調べましたのでご確認ください。
2022年 12.2→11.4→12.3
2021年 12.2→12.0→12.5
2020年 12.1→11.9→12.6
3年間のタイムを見比べると、去年だけ残り2ハロン加速が異常に速いことが分かると思います。レース映像を見ても、イクイノックスが前目に来たあたりから、もともと前目にいた馬のジョッキーの手の動かし方がものすごく早くなっていますので、前の馬には相当キツイ展開だったと思います。
このように、有馬記念ではイクイノックス1頭が前目の馬を全て潰してしまったと評価しても過言ではないレースだったと思います。有馬記念でこれだけのパフォーマンスを残す馬ですから、有馬記念と相関関係にある宝塚記念でも好走必至と考えて、まず間違いないと思います。
注目馬②ディープボンド
ディープボンドは、去年の宝塚記念で4着と好走しています。
また、一昨年の有馬記念は2着ですので、阪神2200mのコース適性はかなり高いと思います。
去年の有馬記念は先行して8着に敗れていますが、先ほどのイクイノックスのところで解説した通り、前がかなり厳しい展開でしたので、去年の有馬記念に限っては度外視が可能だと思います。
要注意の馬:ジェラルディーナ
4走前のエリザベス女王杯は阪神2200mで行われていまして、これには勝っていますのでコース適性が全くないというわけではないと思います。
ただし、エリザベス女王杯は重馬場で開催されていたのでその影響があるのかな?というのと、牝馬限定のG1ということで、牡馬相手に通用するのか?という点は慎重に評価する必要があると思います。
前走の大阪杯は6着に敗れています。今年の大阪杯は、強い馬たちがドバイに行ったこともあって、それほどメンバーが揃わなかったのかな?と思います。
その中で6着ですから、やはり牡馬の一線相手に通用するのかは、疑問が残るところです。
前走のクイーンエリザベス2世カップも7頭中6着ということで、いいところがありませんでしたね。
去年の有馬記念は3着なのですが、何度もお話している通り去年の有馬記念は特殊です。
イクイノックスの鬼まくりにより、前目の馬が総崩れの展開になりましたので、後ろからの競馬をしたジェラルディーナはかなり展開の利を受けていたと思います。
イクイノックスが、今年の宝塚記念も、去年の有馬記念と同じように競馬をした場合、ジェラルディーナが再び展開の利を受ける可能性はあるかと思いますが、例えばドバイSCのよう逃げるような競馬をした場合は、全く違う展開になりうると思います。
以上の通り、有馬記念3着という実績だけでジェラルディーナを評価するのはとても危険だと思います。エリザベス女王杯と大阪杯の分析をしっかりした上で、牡馬の一線級相手に通用する力があるのか?という点をしっかり評価する必要があると思います。
具体的な買い目ですが、土曜日の16時頃にYouTubeの方で公開します。今回の記事が面白いと思った方は、ユーチューブのチャンネル登録をしていただいで、土曜日の動画も参考にしていただけると嬉しいです。
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2 Responses
[…] どうも、ジェイです。 今回は宝塚記念2023予想記事を掲載していきます。 G1レースは2連勝中と好調です、今週もバッチリ決めていきたいと思います。 よろしくお願いします、 【宝塚記念2023予想】展開&馬場分析から浮かび上がる注目馬と危険な人気… […]
[…] みなさん、こんにちは。 普段はゴールドシップ産駒を中心に記事をお届けしていますが、今回は宝塚記念2023予想記事を掲載してみたいと思います、よろしくお願いします! 【宝塚記念2023予想】展開&馬場分析から浮かび上がる注目馬と危険な人気… […]