【募集馬検討】シルク2023年募集馬全頭分析!良血馬続々!! No.41~No.50

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回も連載にて、シルクHC2023募集馬検討記事を掲載していきます。
よろしくお願いします。

はじめに

ご覧いただきありがとうございます。

シルク2023年募集馬の全頭分析を連載にて行っていきます。

1本の記事で10頭分紹介していきます。

基本情報は検討するうえで特に重視するポイントを抽出しておりますので、より詳細な情報をお求めの方はクラブ公式HPでご確認ください。

ジェイは主に①血統スタッツ②馬体&歩様(サイズ)③ボトムラインの活力④厩舎育成⑤価格妥当性の5点を軸に検討しています。

今年は自分自身への勉強のためと自分を追い込むために全頭分析スタイルにしますが、ご存じの通り募集馬数が膨大なため、検討コメントは短めのスタイルとなります、ご了承ください。

また、本記事はあくまでもジェイの個人的見解ですので出資申し込みはご自身の自己責任でおこなっていただきますように、よろしくお願いいたします。

それではいってみましょう。

※1人でやっているものでして誤字脱字、コピペミスなどがある可能性があります。温かい目で優しくご指摘のほどよろしくお願いいたします。

No41 アグレアーブルの22

基本情報

一口:5.6万円

父:ビッグアーサー

母父:マンハッタンカフェ

馬体重:384㎏ 

体高:151.0㎝

胸囲:169.5cm

管囲:20.1cm

コメント

ビッグアーサー産駒の全体勝ち上がり率は21%で、牝馬勝ち上がり率は17.9%と低調です。

この数字であればよほど馬が良くなければ手は出ません。

基本的にはビッグアーサー産駒はスプリンターなので、馬体サイズがありパワフルであることがマストだと思っています。

その中でこの馬の現在の馬体重は380kg台。馬体を見ても少し筋肉量が不足しているように見えます。

出資するとしたら4月生まれと遅生まれなので今後の成長に期待する形になるでしょう。

歩様のストライドは狭目なのでやはり距離は短めでしょう。



No42 ジョイカネラの22

基本情報

一口:10万円

父:Frankel

母父:Fortify

馬体重:461㎏ 

体高:159.5㎝

胸囲:182.cm

管囲:20.0cm

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欧州でリーディングに輝くフランケル産駒です。

フランケルの父ガリレオ産駒は日本では適性が合わず力を発揮できない馬が多かった印象がありますが、フランケル産駒はスピード能力に優れていて日本でも活躍しています。

モズアスコット、ソウルスターリング、グレナディアガーズ、サトノセシルなど牡馬牝馬問わず1億円以上を獲得した産駒が出ています。

父フランケルに母はアルゼンチン3歳牝馬チャンピオンのG1馬であることを考えたら一口10万円というのは、割安に感じるほどです。

持ち込み馬なので、外国産馬扱いにならないのもいいですね。

歩様は横から見た時は力強く、リズミカルに歩いていて好みの歩き方です。

後脚のストライドも広くしっかり最後まで蹴りきれています。

トモの容量もあるので、可動域を持て余している感じはないですね。

気になったのは、縦から見た時。

前も後ろもしっかり外弧歩様でそこは気になりました。

ただ、特に前は軸が大きくブレるほどの外弧ではないので、ギリセーフなのかな?とも思います。

初仔ですが、そこまで初仔感のある馬体ではないので必要以上にそこは気にしなくてもいいかなと思います。

いい馬だと思います。

No43 インヘリテットデールの22

基本情報

一口:12万円

父:エピファネイア

母父:ルーラーシップ

馬体重:423㎏ 

体高:151.0㎝

胸囲:171.5cm

管囲:20.7cm

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エピファネイア産駒の牡馬勝ち上がり率は43%です。

父エピファ×母父ルーラーの出走馬は3頭しかいませんが、3頭とも勝ち上がっていて勝ち上がり率は100%です。

エピファネイア産駒の母父キングカメハメハ産駒は、好相性で知られていて母父キンカメ系で見ても勝ち上がり率は49%(サンプル55頭)といい数字ですね。

サイズはもうひと伸び欲しいところではありますが、馬体の前後のバランスはいいですね。

横からの歩きはすごく柔らかいということではありませんが、キビキビとリズムよく首を使いながら歩いています。

飛節のブレも少なく安定感があるのでこちらはそこそこ早めから行ける馬なのかもしれません。

1つ上の未デビュー馬で全兄のインファイターもよく見せる馬だったそうで、それに比べるとこの子は見劣りするという意見もありましたが、全兄がこれから活躍すれば一口12万円という値段も結局割安だったということになるのかもしれません。

初仔から2年連続で高額種付け料のエピファをつけているので、その分配合には自信があるのだろうと思います。

No44 サラキアの22

基本情報

一口:14万円

父:エピファネイア

母父:ディープインパクト

馬体重:391㎏ 

体高:149.0㎝

胸囲:170.0cm

管囲:19.0cm

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サロミナファミリー、サラキアの初仔です。

血統的な魅力はあるものの、初仔の牝馬でサイズが小さいとなると、ちょっと手を出しにくいですね。

エピファ×母父ディープは勝ち上がり率31%と実は低調な組み合わせ。

アリストテレスやオーソクレースなど1億越えの賞金を稼ぐ馬も出てきていますが、母父ディープの平均スタッツを鑑みるとこれはあまり良い組み合わせとは現状言い難いかもしれません。

横から見た時の歩様はなかなか、いいですね。

しっかりと踏み込めて歩いています。

ただ、縦から見た時に右前がかなり内側に刺さるような出し方をしています。

これは脚に負担がかかる形だと言われていて、私はこのような歩様の馬には極力出資しないようにしています。

幸い、サイズはそこまで大型化しないと思いますので、前脚にかかる負担は小さいかもしれませんが。

No45 オンディナドバイの22

基本情報

一口:10万円

父:ロードカナロア

母父:E Dubai

馬体重:396㎏ 

体高:149.0㎝

胸囲:165.0cm

管囲:20.0cm

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ロードカナロア産駒の牡馬勝ち上がり率は45%と高水準です。

母父E Dubaiとの組み合わせの中央出走馬はいませんが、母父ミスプロ系はサンプル15頭で勝ち上がり率33%と苦戦傾向です。

また、ロードカナロア産駒はそもそも母系にミスプロを入れるのが微妙なのでは?という話も聞きますし、ロードカナロアの黄金ニックスはSS+Special牝系だと思っているのでこの型を基準にジェイは考えていて血統構成的にはそそられません。

また、サイズも400kgを切る程度と小さめなのも気になりますね。

ただ、歩様を見ると柔らかさがあって、可動域はいい感じです。

飛節はブレが大きく、筋肉の締まりもまだ乏しく見えるので典型的な晩成傾向のロードカナロア産駒といった印象でしょうか?

母系を引き出すロードカナロア産駒で母もマイル以下で活躍となれば、短めの距離を想定しますので、もう少し筋肉のボリュームが欲しいところです。

馬体を見るとスプリンターという雰囲気は現状感じませんので血統と馬体の整合性がどうか?という部分も要検討です。



No46 タイタンクイーンの22

基本情報

一口:12万円

父:ロードカナロア

母父:Tiznow

馬体重:422㎏ 

体高:157.0㎝

胸囲:175.0cm

管囲:19.5cm

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ロードカナロア産駒の牝馬勝ち上がり率は40%です。

ギルデッドミラーやストロングタイタンなど、海外馬も含め4頭のブラックタイプを産んだ名繁殖タイタンクイーンの産駒です。

ロードカナロア産駒はそもそも母系にミスプロを入れるのが微妙なのでは?という話も聞きますし、ロードカナロアの黄金ニックスはSS+Special牝系だと思っているのでこの型を基準にジェイは考えていて血統構成的にはそそられません。

ただ、母高齢とはいえボトムラインがかなり豪華なので、それだけで前向きに検討する価値はあるのかなと思います。

ただ歩きを見てみると、まだまだ力強さには欠けるかな?という印象を受けますね。

可動域もそこまで広いタイプではなさそうです。

飛節のブレも大きいですしトモの緩さが出ているのかもしれません。

母系的にも父的にも短距離を意識しますので、もう少し筋肉量が欲しいですね。

No47 キューティーゴールドの22

基本情報

一口:10万円

父:ロードカナロア

母父:フレンチデピュティ

馬体重:425㎏ 

体高:155.0㎝

胸囲:177.0cm

管囲:19.3cm

コメント

ロードカナロア産駒の牝馬勝ち上がり率は40%です。

母高齢ですが、半兄はショウナンパンドラです。

ただその後の変遷を見ていると、打率が高いタイプというよりは1発HRタイプの母という感じがしますね。

他のきょうだい馬は概ね1〜2勝にとどまっています。

また、基本的にこれまでディープインパクトやディープ系種牡馬をつけられてきているので、キングマンボ系のロードカナロアをつけてどうか?というところはあります。

今年の1歳世代はSS系+スペシャル母系というこれまで成果が出ている黄金配合が全然いなくて、なぜなのか疑問です。

父ローカナ×母父フレンチデピュティは勝ち上がり率43%と平均的で、この組み合わせからはレッドルゼルが出ています。

歩様はすこし硬く感じますがキビキビはしています。短距離馬だと考えればこのくらいでもいいのかもしれません。

ストライドは悪くないですね。

ローカナ産駒は皆そうなのですが、この馬も飛節は緩めですね、ブレが目立ちます。

No48 エスメラルディーナの22

基本情報

一口:10万円

父:オルフェーヴル

母父:Harlan’s Holiday

馬体重:447㎏ 

体高:155.0㎝

胸囲:171.0cm

管囲:21.5cm

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OCD手術歴有りです。

半兄がアリーヴォのオルフェーヴル産駒の牡馬です。

オルフェーヴルは勝ち上がり率35%と打率は平凡ながら、ホームランバッター系の種牡馬で、ラッキーライラックやオーソリティ、ウシュバテソーロやショウナンナデシコ、マルシュロレーヌなど、芝ダート問わず大物産駒を輩出する特徴があります。

牡馬勝ち上がり率は38%なので、牝馬よりはやや優勢となっています。

父オルフェーヴルは母系ではフォーティーナイナー系やゴーンウェスト系など米血系と相性がよいです。

パーフェクト種牡馬辞典にもミスプロ系の北米スピード注入が成功、と記載されていますね。

本馬は母父Spanish Stepsがファピアノ系(ミスプロ)でこれに当てはまりますし、そのほかも米血スピード系で構成されていて、いかにもダートで活躍しそうな配合です。

この組み合わせで中央で走った産駒がいないため未知数ではありますが、これまでの傾向から考えると相性が悪いことはないでしょう。

母エスメラルディーナは関東オークスと韓国のトゥクソムCの重賞2勝を含むキャリア4勝。

母の兄妹馬にはサウジダービーで3着に入ったコンシリエーレもいて、ファミリーの活力はなかなかです。

馬体は語る2のインタビューで我らが岡田マキオ氏も、オルフェーヴル産駒は馬体サイズが小さいと回復に時間を要する馬が多いのでサイズが大きい馬を狙うべきだと話していました。

サイズは447kgとしっかりとしたものがあり、中臀筋が発達していて立体的なトモをしています。

歩様もキビキビとしていてストライドも広いですし、力強さも感じるのでダート中距離のイメージでしょうか?

飛節も安定していて、オルフェ産駒は晩成傾向がありますがこの馬はそこまで仕上がりに時間がかからないのではないかと思います。

出資は確定、抽優候補ですがかなり人気しています。

10万円の価格とOCD手術歴があることなども踏まえて、抽優で突っ込むべきなのかよく考えたいと思います。



No49 イルーシヴグレイスの22

基本情報

一口:5.6万円

父:モーリス

母父:ディープインパクト

馬体重:373㎏ 

体高:151.0㎝

胸囲:171.0cm

管囲:19.0cm

コメント

OCD手術歴有りです。

父モーリス×母父ディープインパクトは勝ち上がり率47%とニックスに近い数字です。

ジェラルディーナやトゥーフェイス、ルークズネスト、ティヴィーナなどがこの組み合わせです。

配合的には面白いのですが、サイズが370kg台の牝馬は手を出しづらいですね。

3月生まれなので遅生まれということでもないですしね。

歩様を見ても非力さが目立ちます、右前が少し外に出て外向する形ですね。

他クラブであれば様子見して成長を見守りたいところですがシルクはそれが叶わないので難しいですね。

No50 ピクシーホロウの22

基本情報

一口:10万円

父:モーリス

母父:キングヘイロー

馬体重:390㎏ 

体高:153.0㎝

胸囲:169.0cm

管囲:19.0cm

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ピクシーナイトの全妹で血統注目馬で紹介した馬でしたが、実馬を見て評価が一変しました。

血統的な配合相性の良さは以前の記事に書いたのでそちらをご覧ください。

ピクシーナイトは大型のパワー系の馬でした。

本馬は現時点で390kgと非力さが目立つ馬体で全兄とは全くの別馬と考えた方が良いでしょう。

また、歩きものっそりとしていて力感やバネは感じません。

前から見た時にわかりやすいのですが、前脚はかなりキツイ外弧歩様で、私的にはこれはスルーできないレベルです。

飛節は安定していたので小型馬として早めに仕上がるのかもしれませんが、全兄のような活躍を求めるのは現状厳しいのかなと思います。

安易に全兄と同配合の割に安いから、と飛びつくのはどうなのか?と思ってしまう1頭です。

馬体的には僕は厳しい気がしますがとはいえ母の繁殖能力は非常に優秀なので、今後成長して馬が変わってくる可能性もありますから、その成長での一変を願って突撃するというのはありなのかもしれませんが、遅生まれでもないですし…という感じです。


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4500人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

—最近の私–

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