今回はシルクHC出資馬のベストミーエヴァーのデビュー戦について記事にしていきます。
よろしくお願いします。
ベストミーエヴァーとは?
ベストミーエヴァー(旧デルフィニアⅡの21)とは、シルクHC所属馬で国枝厩舎所属の2歳牝馬です。
父ノーネイネヴァーは欧州の2歳短距離路線を中心に海外では大活躍している名種牡馬で、日本ではユニコーンライオンが活躍しています。
シルクHCではこの世代、ベストミーエヴァーとワールドシリーズと2頭のノーネイネヴァー産駒が募集されましたね。
私はOCD手術歴が気になったものの、そこまで大きな影響はないだろうと血統の素晴らしさや馬体・歩様を重視しこの馬に1口出資しました。
順調に育成が進み、なかなかいい馬に出資できたなとデビュー戦を楽しみに更新を見守っていた最中…。
ノーザンホースパークマラソンの景品に、シルクからはこの馬が出されていたということを知りました。
実はこのマラソンの景品になったかこの馬の戦績というのが凄まじく…。
2012年 ディアデラマドレ
2013年 ハープスター
2014年 シャイニングレイ
2015年 シンハライト
2016年 エピカリス 、リスグラシュー
2017年 フラットレー 、ミーティアトレイル
2018年 ベルクワイア 、スイープセレリタス
2019年 オーソリティ 、ゴールドティア
2020年 ※新型コロナにより中止
2021年 ハイアムズビーチ、アイスランドポピー、モーゼル
2022年 ラスハンメル 、ベルシャンブル
2023年 シトラール、ベストミーエヴァー
どうでしょう?一線級の馬たちが目白押しです。
このマラソン景品馬はキャロット・シルク両クラブ渾身の1頭を出しているのではないか?と巷では噂されており、この景品にベストミーエヴァーが選ばれたことで”活躍は間違いない!”と出資者たちは色めきたったものです。
何を隠そう私も、2021年オンライン開催されたノーザンホースパークマラソンには参加しており、このマラソン景品でキャロットクラブ入会を試みたことがあり、マラソン景品馬がどんな存在かはよく知っていましたので、景品に出資馬が選ばれたと聞きとても嬉しく思ったのを今もよく覚えています。
タイトルの”約束された成功!?”とは、このマラソン景品になったことを指しています。
デビュー戦は?
新馬戦はなかなか勝ちきれないと言われる国枝厩舎ではありますが、デビュー戦となった8月20日(日)新潟5Rを前に、ベストミーエヴァーの状態はすこぶる良いと感じていました。
追い切り時計も、少なくとも未勝利戦でもたもたするような時計ではないように見受けられましたし、なにより馬体が充実しているなと感じました。
2歳出資馬の一発目になったDMMのべランジェールは正直馬体を見てもまだちょっと成長が必要だな、と感じましたが本馬は、初戦から行けそうだなという雰囲気がありました。
相手には強そうな馬も揃ってはいましたが、ジンクスを跳ねのけて初戦から勝利するところを見せてくれるのではないか?と期待したものです。
ノーネイネヴァー産駒は本来、仕上がり早いですしね。
追い切りでも騎乗してくれた丸山騎手を背に、本番に臨みます。
丸山騎手は最近勝ち星から遠ざかっているようで、なんとかこの馬で復調の糸口を掴んで欲しいと思ったものです。
あまり馬券を多く買うと負けるジンクスが個人的にあるので、今回は少額の応援馬券を買ってレースに臨みました。
結果は?
ベストミーエヴァーは更新コメントでは大人しいとのことでしたが、ゲート入りを嫌がってしまい、スタートもあまり良くありませんでした。
この辺りは競馬を経験することで解消されていくといいなと思います。
やや後ろからの追走になり、手応えは悪くなさそうなものの頭の位置が高いちょっとふわふわした走りに見え、「これは大丈夫か?」と道中は不安になりました。
最後の直線では、馬場の外目に持ち出して追い出しを開始。
ギアが上がるまでやや時間がかか、反応が良くないのかな?と思いつつ、じわじわと伸び始めているのを見てこれはいけるかも、と手を握りしめながら画面越しに応援しました。
「行ける!行けるぞ!!」
喜びかけたのも束の間。
外から白い流星の馬が猛然と追い込んできました。
「やばい、でも残せるやろ!」
2頭ほぼ同時にゴール板前を駆け抜けましたが、中継映像では内のベストミーエヴァーが優勢に見えました。
「もらったか???」
しかし、判定写真が映し出されると…
「負けとるやないか〜い><」
もう一度映像を見ましたが何度見ても映像では勝っているように見えました(笑)
ただ、写真判定は絶対ですしもちろん、写真が1番正確です。
ここは悔しさをグッと堪えて、次戦での勝利を信じていきたいと思います。
一旦天栄二放牧に出るようですが国枝厩舎ですから、秋に未勝利戦勝利からのオープン、重賞路線への挑戦を楽しみにしたいと思います。
直線フラフラしていたりスタート遅れたりと幼さを見せながらの僅差の2着ですから勝ち上がれる力は十分ある馬だと思います。
しっかりと課題を修正して次戦に臨んでもらいたいと思います。
リアルと写真判定について
ここからは完全に余談ですが、最近高校野球を中心に疑惑の判定についてのSNSでの投稿が多くなっているように感じます。
これはプロ野球でリクエスト制度が導入されたため高校野球にも導入すべきではないか?という問題提起であったり、はたまたただのインプレッション稼ぎであったりと動機はさまざまでしょうが、今年の夏は本当にこの手の動画を見る機会が、少々うんざりするほど多く審判の方々が気の毒だなと思います。
僕自身元高校球児で、最終回に疑惑の判定に泣き、県大会ベスト4を決める戦いにサヨナラ負けした過去があります。
そのある意味元当事者の私からしても、リアルタイムで再度確認不能な1プレー1プレー、際どい判定は本当に難しいものだなとも感じますし、審判も大変だなと思うのです。
TV放送ではスロー映像やさまざまな角度からのリプレイ映像が流れますが、リアルタイムの審判はそんなことできませんからね。
後からスローで見たらアウト、セーフに見えるタイミングでもリアルタイムでは逆だと、判断してしまうこともあるでしょう。
急に何の話か?って感じですよね。競馬の話に戻りましょう。
競馬ではみなさんご存知の通り写真判定が導入されていて、際どい着順を判断する際にはこの写真判定は頻繁に用いられています。
ただ、もし仮にこの写真判定がなくゴール板前で審判(?)が着順を判断していたらどうでしょうか?(笑)
今回のベストミーエヴァーの映像を見ていると、正直勝ったように思いましたし、ベストミーエヴァーに軍配が上がっていてもおかしくないと思いました。
現地で見ていた出資者の方で口取りが当たっていた方も、勝ったと思って口取りの場所に集合していたそうです。
ただ、何度も言いますが写真を見たら全然ハナ差で負けています。
そのくらい、写真判定の精度はすごいし人間のリアルタイムの目は当てにならないんだなと今回のレースで感じたと、そういうちょっとだけ時事ネタを絡めた小話でした。
やっぱり写真判定は素晴らしいですね(笑)
なかなか設備の関係や試合時間の関係で、アマチュア野球全試合リプレイ検証導入は難しいかもしれませんが、せめて地方大会決勝や甲子園など設備が整った舞台ではそういったものの導入を真剣に検討するべき時期にきているのかもしれませんね。
選手や審判が気持ちよく野球に関わり続けることができるためにも。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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