私も会員のDMMバヌーシー2024年募集馬分析を行っていきます。
見解は全て私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
血統(ジェイ)
マインドユアビスケッツ産駒の牝馬勝ち上がり率は28%と牡馬よりは低い数字になっています。
ダート系中心の種牡馬なのでこの辺りは仕方ない部分がありますね。
母父ダンシングブレーウ系では2頭中1頭が勝ち上がっていますがこれはサンプル不足感も否めません。
母モードフランスは地方5勝馬。
中央でも3着に入ったことがあり、勝っているのもすべて船橋競馬なので、超ハイレベルとは言えませんが中央1勝C程度の力はあったのではないかと推察できます。
本馬は初仔牝馬になります。
2代母もテックは海外G3勝馬。
産駒にはオークス馬サンテミリオンやレ目黒記念2着のレコンダイトなどがおり、2代母の活力は優秀。
初仔なので母の繫殖能力は当然未知ですが、母系的には活躍が期待できるのではないかと思います。ダート血統なのでサイズがあるといいですね。
血統(エムイシ)
マインドユアビスケッツは牡馬に片寄っており、牝馬は奮っていない。
その中でも勝ち上がった牝馬を見たら、ノーザンテースト持ちが目立つ。
ノーザンテーストはヴァイスリージェントとパワー増強する役割を持っている。
エーデルワイス賞(G3)を勝ったマルカラピッドは、母父ダイワメジャーからノーザンテースト、牝系からレイズアネイティヴやロマン、更にナシュア≒ナンタラとパワーをマシマシにしている。
本馬は、パワーはトライマイベストが補填しているが、それ以外は欧州ステイヤー血統。
歩きも米国スプリンターというには緩く、歩様リズムもステイヤー味を感じる。
父のスピードを入れて、母のスピード不足を補填・・・と言えなくもないが、本馬の真価は繁殖入りしてからではないであろうか?
血統の方向性
馬場:芝っぽさが強い
距離:1800以上か
成熟:やや時間がかかりそう
馬体:牝系が出ており、スピードというよりゆったり追走して差すタイプでは
カレーの方向性
父は米国スプリンターだが、意外と柔軟性があり芝馬や中距離帯の活躍馬も目立つ。
まるでテキサス親父のBBQビーフかと思ったら、黒毛和牛の霜降だったような感じ。
先日、お盆で実家に帰ったとき、焼き肉したんですよね。割りと良い肉を用意してくれてたんですが、胃もたれしてキツかった。かなりキツかった。
そんなものをカレーに入れるとどうなるか・・・
おわかりか。
やはりカレーには赤身肉。
日本で産駒を走らせるには、ディープのように調和の取れたバランス感覚が必要。ダートを走らせるにしても余りにも油が多すぎると使いにくい。
特に牝馬だと霜降というより脂身というか牛脂になってしまうので、ノーザンテースト辺りで赤身感を増やしたいところ。
今回は欧州ステイヤー要素を強めた感じなので、良い感じに出汁として脂身が作用したら良いが、灰汁になると難しさが出る。
なんか焼き肉トークになってしまった。
馬体歩様(ジェイ)
初仔ですがしっかりサイズがありますね、いいんじゃないでしょうか。
サイズが小さい初仔は僕は敬遠しますが、この馬のようにがっちりと出ていれば全く心配ないと思います。
もう少し立ち姿からこのサイズ感ならもりッと筋肉が欲しいところですがちょっと脂肪…?って感じですね。
歩様は手先がちょっと重そうな感じもしますしナチュラルスピードもゆっくりなので見栄えはしませんが、持ち手がかなり後ろに引っ張りながら歩いているので、もう少し促してがつがつ歩かせれば見た目も変わるかもしれません。
ちょっと右トモが弱そうに見えますね、後輪駆動でぐんぐん進んでいくような感じが乏しくあまり好みの歩き方ではないですね。
可動域も広くは見えませんが、ダート馬であると考えればこのくらいでも良いのかと思います。
前脚は過度に気になるところはなく、後ろ脚はやや内に集まっていて飛節安定感は普通くらいという感じですね。飛節も右後が甘い感じがあり、右側がトモも含めて弱いのかな?という感じを受けました。
この辺りは成長して育成を経ていきどう変わっていくかですね。
総評(ジェイ)
400口募集ということで自信があるのかもしれませんが、これはちょっと個人的にはタイプじゃなかったかもしれません。
トモに左右差があるのと、サイズが大きいのはいいのですが全体的に歩様が重そうな感じに見えました。
ただ、引手の引き方にもよるところがあるので、今後別の歩様動画などが出てきたら改めて歩様を確認して検討したいと思う1頭ですね。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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