私も会員のDMMバヌーシー2024年募集馬分析を行っていきます。
見解は全て私見です。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
血統(ジェイ)
キタサンブラック産駒牝馬の勝ち上がり率は41%と牡馬よりは劣るものの牝馬も良い成績です。
母父ロベルト系で出走した産駒は1頭しかおらず、その馬は広尾TC所属馬のドグマ(母父ブラインズタイム)で中央3勝Cの馬と活躍しています。
本馬は牝馬のため性別は違うものの、血統スタッツは高そうです。
キタサンブラック産駒はどちらかというと北米系の母系との組み合わせは微妙だったという記憶もあるのでそこは気になるポイントです。
母ヴィヴィッドヴィジョンの産駒は本馬を含めて2頭。
半姉はデビュー前で繁殖能力は不明です。
2代母フライングヴィジョンからの産駒は1頭キズナ産駒のタイセイシップが出走していますが、現在未勝利戦で苦戦しています。
2代母まで若いためなかなか2代母以降の繁殖能力がはかりにくい部分がありますね。3代母からはタピッツフライが出ており、ここからはグランアレグリアが出ているのでボトムラインがいいという評価をすることもできるのですが、やや距離が遠く2代母以降の戦績が判定不能なのは若干不安も感じます。
血統(エムイシ)
キタサンブラックはウインドインハーヘアの欧州らしいスタミナ&持続力に牝系のスピードを補給、リファールの先行力で完成したステイヤーであった。
産駒傾向(牝馬)を見てみると、
欧州持続力(ヌレイエフ・サドラーズウェルズ・フェアリーキング / クリス・シャーペンアップ / リファール・トニービン)
EPテイラーのノーザンダンサー(ヴァイスリージェント・ノーザンテースト)
ラトロワンヌ色の強い血統(ウッドマン・プライヴェートアカウント)
この傾向はわかりやすく、キタサンブラックの血統を奥の方で濃いめにインブリードさせるといい感じ。
ヴィヴィッドヴィジョンの血統を見れば、ラーイ・ゴーンウエスト・ヒズマジェスティという要素はあるが、薄め。
全体のバランスは悪くなく、ラーイとその父ブラッシンググルームは間違いなく相性が良いので、ここの要素をどれだけ引き出せるか?
血統の方向性
馬場:芝かな
距離:素直に見れば中距離あたりか。もしかしたら少し短めに出るかも。
成熟:普通。
馬体:やや薄い。キタサン産駒にしては歩きにややぎこちなさがあり、力感もそこまで感じられない。キタサンで3400万円募集なのである程度期待値が高くなってしまうのでやや辛口になるが、勝てないとか言うほどではない。
カレーの方向性
キタサンブラックは自身の欧州的要素を伸ばす配合が吉。
欧風の深みのあるカレーなので、素直に煮込まれたフレンチチックな配合にしていきたい。
ヴィヴィッドヴィジョンは、確かに欧風要素が入っているものの、ニュアンスで言えば米国に移民したフレンチシェフの名店といった感じ。
確かにレシピはフランスで作っていたときと変わらないが、素材はすべて米国で調達してあり、風味は変わってきている。
カナダ生まれヨーロッパ育ちの最高の野菜ニジンスキーのクロスや、日本人の心・出汁を体現した様なラーイが豊富に含まれているので、ここの部分をどれだけ引き出すことができるかが勝負か。
馬体歩様(ジェイ)
サイズはやや小柄ですが、極端に小さくもないので過度に嫌わなくてもいいと思います。
牝馬ですしね。
460-70kgくらいまで伸びるといいんですけどね。
立ち姿を見ると少しトモが寂しいような気もします。キタサンブラック産駒はしゅっとして幅が1歳の時は薄い子が多いのでこれでいいのかもしれません。
歩様は、悪くないですがもう少しいいキタサンブラック産駒は軽そうに背中を使いながら歩ける印象があるので、ベストなキタサンブラック産駒と比べるともうワンパンチ足りないかな?という印象は受けます。
ただ、悪くはないです。
若干踏み込みの際に硬さを感じるので、場合によってはダートに出るのかもしれないなと思いました。
前脚は割と綺麗ですね、飛節も安定感があります、右後が外弧気味ですがこのくらいはいいかなと思います。
総評(ジェイ)
総合的に悪くない馬だと思います。
勝ち上がりへの期待値は十分あるのではないでしょうか?
キタサンブラック産駒は歩きがきれいな子が多いので、ベスト産駒と比べると物足りなさは感じるものの、1つ2つ勝つことを目指してコツコツ系の馬が欲しいんだ!ということであれば面白いのではないかと思います。
最悪ダートの牝馬限定に向かうことも母系的にはできそうな気もしますしね。
繁殖能力が不明なので、そこが心配なところではありますが、逆に未知の魅力があり結果的に割安だったと将来言えるかもしれません。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
No responses yet