【全頭分析】キャロットクラブ2023募集馬検討!!ジェイの最優先候補馬登場!! No.41~No.50

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
連載企画で私も所属しているキャロットクラブ2023年募集馬の検討記事を全頭分掲載していきます。
よろしくお願いします。

はじめに

この度はサララボの代表ジェイが連載するキャロットクラブ2023年募集馬検討記事をご覧いただきありがとうございます。

キャロットクラブ会員でもある私は、今年はシルクHC、DMMバヌーシーの2クラブで全頭分析記事を当サイトで執筆、掲載しています。

今の所出資馬の主な活躍馬は…

・ロードヴァレンチ(マーチS4着)

・ミスティックロア(レパードS出走)

・ヴァナルガンド(1勝C連対多数)

・リレーションハート(地方2勝・個人共有)

と実はキャロットクラブではまだ目ぼしい馬に出資できていない実績不足の若輩者の馬の素人ではありますが、知り得た知識の限りを用いて募集馬検討を行なっていきます。

基本的に忖度なしなので、厳しい表現となってしまう馬もいることを先にご了承ください。

あくまでも個人の見解ですので、出資判断は自己責任でお願いいたします。

また、多くの頭数を分析する関係上、1頭あたりのコメントがどうしても薄くなってしまいます。

「この馬についてもっと詳しく聞きたい」という場合は、募集期間中に複数回YouTubeLIVEを予定していますのでそちらでご質問いただければと思います。

ジェイは募集時、血統スタッツ、サイズ、馬体・歩様、厩舎などの要素を軸に検討しています。

今回の連載ではその中でも主に、血統、サイズ、馬体歩様について記載していく予定です。

執筆、投稿作業など全て1人で行なっているため誤記載や誤字等ありましたら優しくご指摘ください。

何卒お手柔らかにお願いいたします。

No41 アンフィトリテの22

基本情報

一口:6.5万円

父:ミッキーアイル

母父:ロードカナロア

母優先:有

コメント

フィリーサイアー傾向のミッキーアイル産駒ですから牝馬に出ているところは良さそうです。

母父ロードカナロアで出走した馬は1頭で勝ち上がり馬はなし。

母父キンカメ系でみてみると勝ち上がり率19%とサンプル多くはありませんが今のところ数字はあまり良くないですね。

適正距離はそこまで長くならないと思いますが、サイズが404kgと小型なのがどうかな?という感じです。

トモも血統的にはバーンと大きくなって良さそうなのですが現状小さく、腰回りも細く映ります。

成長待ちですかね、推奨はしづらいです。



No42 エディスワートンの22

基本情報

一口:8万円

父:リアルスティール

母父:Dubawi

母優先:無

コメント

血統的に注目していたリアルスティール産駒です。

大物が出ていませんがリアルスティール産駒の牡馬は勝ち上がり率45%と芝系種牡馬ながら打率が安定していますし、今後上級馬は出てくると思います。

この母父との組み合わせで出走した産駒はいませんが、ディープとDubaiは好相性でしたし、重さが出過ぎていると嫌ですがパーフェクト種牡馬辞典でもリアルスティール産駒の母系にサドラー系は良いのでは?と書かれていました。

豪州共有馬のリアルスティール産駒のトゥルーフェアリーも母系サドラー系ですし、この配合僕は好きなんですよね。

母母はG1馬ですし、母の直子からまだ活躍馬は出ていませんがまだまだこれからを期待できるファミリーだと思います。

馬体は胸が深くサイズも453kgといい感じです。

リアルスティール産駒は晩成で一歳馬の時はあまりよく見せない馬が多いですがこの馬はある程度完成度が高そうです。

歩きを見てみると可動域は悪くない気がしますが、手先がちょっと重いですかね?

洋芝の方が合いそうな感じ。

パワー系の馬場の方が良さそうな雰囲気で懸念していた欧州系の重さが出てきている可能性がありなんとも悩ましいです。

リアルスティールはダートがからっきしというわけでもないのでダート転向も視野でしょうか、

前は若干間口広め、左前をしゃくり気味に出しますし軸がちょっとずれているように見えますががこれは許容範囲でしょうか?結構気になります。

飛節の安定感はありますね、ブレが少ないです。

ちょっと他のリアルスティール産駒の歩様をもう少し見返して再度向き合いたい1頭です。

No43 ココシュニックの22

基本情報

一口:6万円

父:アドマイヤマーズ

母父:クロフネ

母優先:無

公表事項:両飛節OCD手術歴有

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新種牡馬アドマイヤマーズは牧場評価が高いと言われており、オーストラリアにシャトルも行っています。

南半球でもかなり期待されている種牡馬です。

ただ本馬の場合OCDとはいえ両方の脚でやっているので体質面への不安は僕はあると考えます。

母17歳の時、高齢の域に入った後の産駒でさからそれも込みで検討していきます。

サイズ429kgとやや小型。

ダイワメジャーのトップラインを考えると大型でパワーあるタイプで狙いたいなという印象があります。

歩様ももう少しパワフルな産駒を狙いたいですね、力強さは乏しいように見えます。

トモにもう少し筋力が欲しいなという感じですね。

両前脚オフセット気味でしょうか?軸がズレてる気がします。

ただ、さすが早熟系の父の血が入っているというか、この馬体の感じでも飛節はしっかりしていてブレが少ないので、仕上がりは早そうな印象を受けます。

No44 ヴィータアレグリアの22

基本情報

一口:8万円

父:ゴールドドリーム

母父:ネオユニヴァース

母優先:有

コメント

ゴールドドリームは新種牡馬です。

母ヴィータアレグリアは中央3勝でマリーンCを勝利したブラックタイプ馬ですが、近親にブラックタイプ馬がずらりというタイプではなく、2代母や3代母の産駒はそこまで活躍しておらず活力あるファミリーとは言い難い状況です。

母の直子を見ても、中央で勝利をした馬が執筆時点でおらず、ややファミリーには不安を覚えます。

SSクロスが25%と濃いところも、体質や気性面では不安ですね。

いい方に出れば豊かなスピード能力を反映させるかもしれません。

4月生まれなのでまだ成長するかもしれませんが、現時点で438kgとまずまずのサイズながらダート牡馬としてはもう少しサイズが大きい馬を狙いたいのが本音です。

歩様は若干重そうな感じの歩き方、まあ血統通りダート馬って感じですね。

筋肉の硬さもあり、歩幅も広くないので血統イメージには合致する馬です。

飛節のブレも少なめです。

サイズが480kgとかだったら検討候補に入ってきましたが、一回りサイズが小さいのが個人的にはネックです。

動き的にはダート1400-1600あたりでしょうか?

ピッチ気味だったので中距離でダート3冠路線を、という感じには僕は見えませんでした。



No45 フェルミオンの22

基本情報

一口:6.5万円

父:シュヴァルグラン

母父:アグネスタキオン

母優先:有

公表事項:左飛節OCD手術歴有

コメント

2世代目となるシュヴァルグラン産駒です。

中央での勝ち馬は出ていませんが地方では2頭が勝利しています。

母は打率高くさまざまな種牡馬から中央勝ち馬を出している馬です。

近親にはタイキフォーチュンやセイウンコウセイなどが出ていて、いいファミリーです。

本馬はSSが25%入ってきて血が濃いのは気になります。

SSが濃い馬は個人的には体質面や気性が心配なので僕はやや敬遠気味です。

本馬の場合すでに1箇所とはいえOCD手術歴もあるので体質面の不安はありますね。

サイズが421kgと小柄ですし、胸も浅く腰回りも細く見えるのでちょっとサイズ的には推奨しにくいです。

歩様を見ても非力さというか筋力不足を感じます。

ものすごく歩きは柔らかいタイプではないですね、遅生まれでサイズ小さく、血統的にも晩成ですし、幼い馬体なので未勝利終了までに完成するのか?という懸念はあります。

前から見た時に左前、右前もちょっとそうかな?X脚気味で球節から下が外に出ていて、ちょっと脚元が心配です。

右後ろもそれに伴ってか、外弧気味に出ていますね。

No46 ヴィアンローズの22

基本情報

一口:7.5万円

父:シルバーステート

母父:セーヴルローズ

母優先:無

コメント

シルバーステート産駒の牡馬勝ち上がり率は39%となかなかいい数字です。

母父セーヴルローズで出走した産駒はいませんが、父ディープインパクトとの配合では2/2頭勝ち上がりで、シュヴァリエローズが出てきます。

…と思ったらシュヴァリエローズは本馬の3/4兄でしたね(笑)

半姉ローズノーブルもディープインパクト産駒で中央4勝。

シルバーステートをつけたのはディープインパクトの代替種牡馬的な部分があったのかもしれませんね。

母は高齢ですが、体質に問題がなければボトムラインは非常に魅力的ですし父と母の配合相性も悪くなさそうです。

ただ、遅生まれなのもあってサイズが小さいんですよね、413kgということなので、今後これが大きくなってくるのであればいいのですが牡馬としてはかなり物足りないサイズ感です。

トモの容量もまだまだ足りない感じがしますよね。

幅も薄いですしね。

歩様もやはり非力だなという印象、可動域は悪くないと思うので、成長してきて筋肉がついてきたらグッとよくなる可能性は秘めているのかもしれません。

後ろの踏み込みを見ていると前についてきているだけという感じがして、後輪駆動でぐんぐん推進力を生み出しているという感じはしません。

前脚はシルバーステート産駒あるある、外弧歩様です。

後ろもその傾向がありますね、特に右後ろ。

飛節もちょっとブレが大きく緩いを感じます。

成長待ちができればいいのですがキャロットはそれができないのが難しいですね。

No47 スペクトロライトの22

基本情報

一口:9万円

父:ヘニーヒューズ

母父:ディープインパクト

母優先:有

コメント

半姉イリディセントはジェイ出資馬です、ダートを目論んで出資しましたが、デビュー戦は芝を使われて10着に惨敗しました。

ヘニーヒューズ産駒の牡馬勝ち上がり率は53%と非常に高い数値です。

母父ディープインパクトとの組み合わせになると勝ち上がり率は44%とやや低くなってしまうのですが、母父SS系からはタガノビューティーやワイドファラオなどが出ていますね。

本馬の場合半兄ライトウォーリアが5勝と活躍しています。

1月の早生まれで436kgというサイズをどう評価するかという部分ですね。

悪くないサイズではあるのですが血統的にイメージされるダート中距離路線での活躍を考えると、もう一回りサイズが大きい方が安心できる部分はあると思います。

半姉イリディセントは450kg台でのデビュー戦でした。

歩様は血統通り重さがありダート馬っぽい歩き方。

悪くない歩きだと思いますが、もうちょっとトモの容量や筋肉の張りが欲しいですかね。

特に右トモが弱いですかね?左トモはそこまで感じないのですがね。

栗毛の馬は筋肉の締まりがよく見えますから、それでも物足りなく感じるというのはやはり筋肉量が足りていないのではないかと感じます。

左前が若干外向気味でしょうかね?まあ許容範囲内だと思います。

後脚は距離が近いですね、飛節はちょっと緩いなという感じがあり、父は早熟血統ではあるのですがどのくらいで仕上がるのかな?と思います。

カタログコメントにはスプリントもと書かれていますが、ダートスプリント路線に行くなら、筋肉量が足りないような気がするのですがどうなのでしょう?

適性はダート1800mくらいになるのかなと思います。



No48 ローズノーブルの22

基本情報

一口:10万円

父:リオンディーズ

母父:ディープインパクト

母優先:有

コメント

母父ディープインパクトのリオンディーズ産駒の勝ち上がり率は44%と水準以上で優秀な数字です。

シーザリオ血統の種牡馬は母系でSSクロスを持たせる形の方が活躍傾向にありますね。

本馬はリオンディーズ産駒ですが、半兄ジュビリーヘッド(父ロードカナロア)が中央5勝の活躍をしていることもあってか、総額4000万円という値付けになっています。

青鹿毛の馬体はかっこいいですね、サイズも448kgと十分ですし、バランスの良い馬体に見えます。

歩様は、うーんかもなく不可もなくという感じでしょうか?

横から見る限り、特に悪いところは見当たりません。

前脚は結構外弧がきついですね、後ろもその傾向があり飛節もブレ気味です。

この父で4000万円出す馬だということを考えれば、確かにファミリーは優秀ですがちょっと躊躇してしまいますかね。

No49 外)ユーセニア(Euthenia)の22

基本情報

一口:12.5万円

父:ブルーポイント

母父:ウィンカーワトソン

母優先:無

コメント

ジェイイチオシ馬です。

ブルーポイントは欧州の種牡馬で南半球にもシャトルされています。

現役時代は短距離馬、初年度産駒は北半球の2歳世代ですが、すでに欧州では短距離戦を中心に活躍していてファーストリーディング争いをしています。

すでにステークスウィナーも出ていてかなり幸先の良いスタートと言えそうです。

母の産駒成績がものすごく悪くはないものの、1番上がイタリアで2勝と2番子がアイルランドで1勝と、現状パッとしないところが若干気がかりではありますが、母母からは多数のブラックタイプ馬が出ていてファミリーの活力はありそうです。

父父はShamardalでライトオンキューなど日本でも対応して活躍している産駒が多く、頭数は多くないですが勝ち上がり率も日本で高く、マイル以下では欧州血統でも期待できそうです。

クラシックディスタンスを狙いたいということだとちょっと距離がもたないと思いますし、クラシックディスタンスのヨーロッパ系種牡馬は重さがかなりあるので日本への適応力が心配ですが、本馬のようなスプリント〜マイル路線の馬は問題なく適応できている馬が多いような印象を受けます。

馬体サイズが495kgとすでに立派で、20万ユーロで落札された当歳セールの時から大人びていた馬だったのですが、そのままいい雰囲気をキープして大きくなったなという印象です。

歩様も良いですよね、もう少しキビキビさがプラスされたらさらに満点でしたが、歩きの柔らかさもありながら力強さもありますし、特に悪い意味で気になるポイントはありません。

マイル以下での活躍を考えればサイズは欲しくなってきますから、すでに500kg近いサイズを誇っているのはプラスだと思います。

2月生まれで体も完成されているので、これ以上どんどん大きくなって巨大化するという感じでもないのではないかと思います。

飛節も安定していますし、ヨーロッパの産駒同様、早めから活躍できるのではないかと思います。

歩きを見ているとストライドもあるのでマイルくらいまではいけるんじゃないか?と感じますね。

NHKマイルとか出られたら最高ですね。

出資は必ずします、票数を見ながら最優先を使ってこの馬を確保しに行くか一般で勝負をかけて最優先は他の馬に使うか、悩みます。

よほどの自分の中で急浮上する馬がいなければ今年は最優先でこの馬だけ確保でも、いいかな?あと一般で1頭くらい確保できれば十分だなという感じです。

シルクでユキチャンの22が外れてしまったので、今回は置きに行くかもしれません(笑)

値段は高いですが、普通に良い馬だと思います。

強いて言えばキムテツ厩舎はあまりローカル遠征しないので、この馬の適性がありそうな北海道シリーズであんまり使ってもらえないのかな?という懸念はあります。

懸念はそれくらいでしょうかね?キムテツ厩舎に入るということはクラブも期待している1頭なのではないでしょうか?

No50 シェイリーンIIの22

基本情報

一口:9万円

父:サクソンウォリアー

母父:リップヴァンウィンクル

母優先:無

コメント

サクソンウォリアー産駒は日本ではちょっと重すぎる気がします。

せめて日本で活躍を目指すのであれば母系で軽い血統を入れてスピード馬場に対応させる必要があると思うのですが、本馬の場合母父父がGalileoになっていて、Galileoが25%と入ってくることになります。

コメントでは欧州で活躍していますと書かれていますが、それは欧州だからだと私は思います(笑)Galileoの直子は日本で重すぎて対応できない馬が多くヨーロッパでは蹂躙していたGalileo産駒が日本ではそこまで弾けていません。

Galileo産駒のフランケル産駒からはソウルスターリングなどスピード馬場に対応できる産駒が出てきましたが、Galileo色が濃すぎるのは僕は日本の馬場適性的に合わないのではないかと思います。

オーストラリアで共有馬主募集されていたらもう少し見方も違いましたがね、母も母母もブラックタイプ馬ですから筋は通ったボトムラインだと思います。

サイズは477kgと初仔ながらしっかりとしたサイズがあって良いですね。

どっしりとしていてパワフルですがやはり手先は重そうな印象を受けます。

洋芝でなんとか、、、という感じでしょうか?


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

—最近の私–

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