今回は生産牧場のゆーすけさんに、勝ちで種付けする&した種牡馬についての対談の様子を記事にしていきたいと思います。
全体の種牡馬の中から気になる馬についてお話いただく記事は前回の第一弾でお伺いしました。
まだ読んでいない方は是非そちらを先にお読みください!
↓第一弾の記事はこちら↓
生産牧場主に聞く!2023年要注目の種牡馬は??
ガチで種付けしたい種牡馬は?
ジェイ:前回に引き続き、ホースガーデンしらおいのゆーすけさんにお越しいただき、注目種牡馬について伺っていきます。前回は種牡馬全体の中から気になる馬をピックアップしていただきました。
今回は実際に自分の生産牧場で種付けを考えている種牡馬について伺っていきます。よろしくお願いします。
ゆーすけ:よろしくお願いします。
早速ですが今回、自己所有の繁殖牝馬(クロフネ肌)にはズバリ、オメガパフュームを付けようと思っています。
①オメガパフューム
ジェイ:なるほど!オメガパフュームといえば、一度は種牡馬入りが決まったものの、引退を撤回し現役を続行し活躍していたのが印象的でした。どうしてオメガパフュームを種付けしようとなったのですか?
ゆーすけ:種付け料は100万円くらいかな?と思っていたんですが、実際は種付け料50万円だったんですよ。
ダート適性の高さと長く活躍していたところ、最終的には種付け料のお得感が決め手になりましたね。
ジェイ:日高の生産牧場でオメガパフュームの評価はどうなんでしょうか?
ゆーすけ:レックススタッドの方から、種牡馬入りが決まった時からかなりの問い合わせがあったと聞いています。
種付け料が50万円と発表されてすぐに種付けの申し込みをしました。
ジェイ:となると、かなり人気なんですね?
ゆーすけ:かなり人気は高く、種付け頭数も多くなると思います。
日高の馬はダート血統が多くなってきて、ゴールドアリュールの繁殖も多くなってきました。
オメガパフュームも母父ゴールドアリュールなのでゴールドアリュール肌の繁殖牝馬にはつけられません。
一方で、ゴールドアリュールが入っていない繁殖牝馬がオメガパフュームに集まっているようです。
オメガパフューム産駒は4代前がサンデーサイレンスということになるのでサンデー系の繁殖にも付けやすいかなと思います。
ジェイ:日高のダート馬を生産する牧場ではゴールドアリュールが飽和しているというイメージでしょうか?
ゆーすけ:飽和というほどではありませんが、種牡馬も繁殖牝馬も父か母父にゴールドアリュールが入ってる馬が増えてきていますね。
ジェイ:なるほど、自前の繁殖はクロフネ肌でつけやすかったワケですね?
ゆーすけ:そうですね。父クロフネ×母父サンデーの繁殖なのでオメガパフュームを付けて誕生する産駒はサンデー3×4になります。
個人的にはそこが魅力的だと思っています。 とはいえやっぱり1番の魅力は値段ですね。 50万円は安いです、今後種付け料が上がっていくと思います。
②ジャンダルム
ジェイ:他は気になる種牡馬はいますか?
ゆーすけ:ジャンダルムですね。
ぶっちゃけジャンダルムとオメガパフュームは迷ってたんですよ、どちらかを種付けしようと思っていました。
僕の予想だと、種付け料オメガパフュームが100万円でジャンダルムが50万円だと思っていたら逆だったんです。
最終的には種付け料のお得感がある方に、というのも決め手になりました。
ジェイ:ジャンダルムの種牡馬としての魅力はどんなところがあったんですか?
ゆーすけ:スプリンターなのでスピードがあることと、芝ダート両方いけそうだということですね。
また、血統が魅力的で父キトゥンズジョイに母ビリーブは面白いと思います。
ジェイ:スプリンターの種牡馬はスピード能力があるのである程度成績が安定しますよね?
ゆーすけ:そうですね。 距離が短い方が早い時期から始動しやすいというのもありますよね。
この部分でアベレージ=勝ち上がり率が上がってくるのかと思います。
短めの距離適性の方が。
ジェイ:距離適性の短い種牡馬は生産牧場でも人気ですか?
ゆーすけ:短い馬の方がガッチリしている子が多いですし、人気にはなりますね。
セリでも値段がつきやすくなります。
ジェイ:大型種牡馬のアポロケンタッキーもそうだと思いますが、サイズは意識するものなのでしょうか?
ゆーすけ:繁殖にもよる部分はありますけどね。
子供が毎回小さい母とかだと、大きいサイズの種牡馬をつけようとなりますよね。
あと1頭自分でつけたいというより、応援したい種牡馬はマカヒキですね。
③マカヒキ(応援枠)
ジェイ:なるほど、マカヒキですか。キャリア晩年でも粘り強く活躍を続け、ファンから愛された馬ですよね。ゆーすけさんはマカヒキのどんなところに惹かれているんですか?
ゆーすけ:マカヒキは、馬齢の割には数使っていません。
年3−4走しかしてないので活力は十分あると思います。
血統も魅力的だと思います。
若干スピード的に足りないイメージはありますが、3歳のニエル賞までならめちゃくちゃ強かったですよね?
その時点で引退してたらこの値段で種付けは無理でケタが1つ違って社台SSにいたでしょう。
お得感はあると思います。
馬主の金子さんは自分の繁殖にブラックタイドとかもつけますし、マカヒキにも自分で繁殖用意するんじゃないかと思います。
アパパネとかもブラックタイドつけてますけど、今後マカヒキつけるのもありえなくはないですよね。
ジェイ:マカヒキは凱旋門賞で歯車が狂ってしまったイメージがあります。ナイストライであったとは思いますが。
ゆーすけ:そうですね、これはあるあるですね。
メンタル的な部分じゃないかと思います。
メンタルって本当に大きいですよね。
それでもマカヒキはG1で掲示板に入ってましたよね、ジャパンCとか大レースでも。
堅実な部分はみせていたと思います。
ただ種牡馬となると、マイルを走れるスピードが欲しいかなとも思います。
ジェイ:ダートではなさそうですしね?
ゆーすけ:そうですね、2000m以上の芝でって感じでしょう。
ジェイ:ゆーすけさんがマカヒキを応援したい何か個人的なエピソードはありますか?
ゆーすけ:友道厩舎の大江さんという調教助手さんがマカヒキを担当されていました。
大江さんは僕の高校の時の馬術部の先輩なんです。
だからマカヒキはデビュー時からずっと応援していて。 大江さんが今でもG1勝つと「おめでとうございます」とラインを送ったりするんです。
大江さんは友道厩舎の数々の名馬を担当していた方です。
そんな大江さんが、歩いているだけで乗り味がマカヒキは違うとおっしゃっていたんですね。
他のG1ホースと比べても。
元々働いていたノーザンファームや友道厩舎で数多くの名馬たちの背中を知っている大江さんが、マカヒキの乗り味は抜けているという話であれば、そこに期待する部分は当然ありますよね。
いい子が出てくれればいいなと応援しています。
ジェイ:なるほど、そんなエピソードを拝見すると僕も将来マカヒキ産駒が募集馬に出てきたら、出資したくなってしまいました(笑)
ゆーすけさん、2回に渡りお忙しい中対談の機会を作っていただきありがとうございました。
One response
Helklo there, juhst became aware off your blog through Google, and found that itt iis really
informative. I amm goiing to watdh out for brussels.
I’ll be gdateful if youu continue this in future.
Many people will bbe benefited from your writing. Cheers!